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Une nouvelle amie 2013年 フランス作品
監督 フランソワ・オゾン
主演 ロマン・デュリス アナイス・ドゥムースティエ ラファエル・ペルソナ イジルド・ル・ベスコ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
親友ローラの葬儀でお別れの挨拶をしているクレール。
ローラが残していく、夫ダヴィッドと赤ん坊の娘リュシーの事は自分がこれからも面倒を見ていくと誓う。ローラとは7歳の時に彼女が転校してきてからず~と永遠の親友だった。
自分の分身を失ったように日々落ち込むクレール。見かねた夫のジルはそろそろローラの家を訪ねたらどうだと提案する。それでも彼女は悲しさが増すだけだからと避けていた。
だがふとジョギングの途中で彼女の家に立ち寄るクレール。
そこには赤ん坊リュシーを抱く女性がいた。クレールは夫のダヴィッドは何処に居るのかと訪ねると振り向いた女性が彼だった!
彼は泣き止まないリュシーをあやす為に妻の格好をしたというのだが・・・。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
田舎のミニシアター系に行って観賞。
その映画館が上映10分前にならないと建物にも入れてもらえないという場所でむちゃくちゃ驚いたのだ。ついでに隣が工事中でうるさいかもしれませんの張り紙。
これだったら、都会まで行った方がよかったかな~と思ったぐらいの設備の場所でした。
まだ、名画座とかのほうが良かったかな?と、映画館の愚痴はともかく、
これが公開された時は、そんなに言われて無かったと思うが、今で言うジェンダーのお話。
彼はゲイではない。女装が好きで女性が好きな男性。女性に憧れる男性というべきか。
自分も女性だけど男性にあこがれていて、どちらかというと男性的な服装が好きだから、なんとなく彼の気持ちが理解出来るような気がした。
本当はもうちょっと違う感覚だろうけども。
少しだけというべきかな。
それでは、女装好きな男性ダヴィッドでヴィルジニアでもあるデュリス君はと言いますと。
嬉しそうに女装をしていた。
パンフに書かれていたけどお姉ちゃんがいるそうで幼い時は姉の着せ替え人形のようにされていたのだと。でもそれが楽しかったのだそうだ。
マジで上手い。
仕草も自然で、それにうらやましいほど、細かった!ダイエットをしたというが、いや~格好いい!それに綺麗だしエレガントだし。
ラストなんて本当男性的な格好良さではなくて女性的な格好良さだったよ。
ネタバレになってしまうが、どうしても感動したのであのシーンの紹介を。
入院してしまったダヴィッド。意識を取り戻してもらうようにクレールが彼を女装させる。そこが感動的だったのだ。
ヴィルジニアとの想いでの曲「あなた とともに」を口ずさみながら。
フランス語だからかな?むっちゃよかったのだ。
映画館で泣きそうになったよ。
自分らしく生きる。それを認めてくれる人がいる。
うらやましいとも思ったよ。
今でこそ、また上映して欲しい作品です。