マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

初めに
カテゴリーの「基本ルール」をお読み下さい。

「パリの確率」

2006-08-25 10:11:26 | フランス映画&ドラマ

Peut-Etre  1999年 フランス作品

監督 セドリック・クラピッシュ
主演 ロマン・デュリス ジュランディン・ぺラス ジャン=ポール・ベルモント ジュリー・ドバルデュー

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
24歳のアルチュールは友人の家での年越しSF仮想パーティーに出掛ける。彼の恋人のリュシーは、今夜こそ彼との赤ちゃんが欲しいと願っていた。二人は、パーティーを抜け出し、リュシーの願い通りの展開になっていった。しかし、アルチュールがそれを拒否。怒ったリュシーはその場を去ってしまう。すると、天井から砂が降ってきた!驚いて天井を剥がすとそこには大きな穴が。その穴を抜けると見たことのない都市が現れ、アルチュールは突然、老人に「パパ!」と声を掛けられる。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
ずっと「スパニッシュ・アパートメント」を探しているのだが一向に発見できない。ちょっと遠くのレンタル屋に行ったが、そこにもなくてあったのは同じ監督さんのこの作品。思わず会員書を作成し早速鑑賞した。
分類はSFコメディ。「バックトゥー・ザ・フューチャー」のちょっと変り種って感じの物語。
未来の息子に若かりし頃の父親が自分を作ってくれと説得されるお話なのだ。
その設定からして面白いのだけど、突っ込み所が満載でねえ。(笑)
まず、この未来の都市。
思わず「スターウォーズ」の惑星タトーウィンかと思わせる砂漠の都市なのだ。乗り物は太陽電池?バイクは動物?おいおい、それって・・・。(^_^;)
それに、過去に返さないと自分達が消えてしまうのに、彼の孫は彼を殺そうとするのだ。それに、素直に過去に返してもくれない。
突然、孫もいる男に「パパ!」と言われる24歳の男ってそりゃ戸惑うわさ。逃げ出すよねえ、普通に。
ということで、デュリス君の役は主役のアルチュール。
そう、突然声を掛けられ戸惑う青年なのだ。
彼がどうして赤ちゃんが欲しくないかというと、経済的に今は無理だからとの答え。意外と真面目なんだ~と思った。そう考えると女って身勝手ねえとも思えてしまう。彼女はそこまで考えてなかったような。でも、本当の理由はそうじゃないらしかった。孫と寝ようとしたのには見てるこっちがびびったけど。
意外とごくごく普通の等身大の青年を演じてました。上手かったし、良かったよ。始めから終わりまで出すっぱりだったし。
そして、いきなり黒いブリーフ姿ですからねえ。彼女とのラブシーンもまんままんまだったし。(^_^;)
噂には聞いていたが、向こうって本当に寛大なんだねえ。ユアン以来だよ、何本かの作品しか見てないのに体のすべてをみさせていただいた俳優って。(爆)

やっとこさここまで見れた。探すの大変だったよ。田舎ってつらいよ。思わずネットで借りれるなんたらを検討したくなってきちゃった。
でもねえ、そしたら破産しそうだしなあ。
う~ん。悩み所だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ドーベルマン」

2006-08-24 09:32:04 | フランス映画&ドラマ

Le Dobermann  2002年 フランス作品

監督 ヤン・クーネン
主演 ヴァンサン・カッセル モニカ・ベルッチ チェッキー・カリョ ロマン・デュリス 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ドーベルマンことヤンは、仲間を集め銀行を襲う計画を立てていた。一方警察もそんな彼らの動きを敏感に察知して様子を窺っていた。今度はどんな手段を使ってまでも逮捕するとクリスチー二刑事は息巻いていた。そして、その日が来た。ヤンは見事にカネを奪った。しかし、仲間の一人ドラッククイーンのソニアがクリスチー二刑事に捕まってしまった。家族を殺されたくなければ仲間を裏切れと。そして、仲間が集まるバーへクリスチー二刑事を案内してしまうソニアだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
レンタル屋の棚にいつも並んでいたのでDVDの表紙だけは眺めていたこの作品。
てっきり、表紙のヴァンサン・カッセルを金城武だと思い込んでいたich。なので、香港映画だと思っていたのだ。(笑)
今回デュリス君の出演作品を調べてやっとこフランス映画だと分った。
そうでなかったらずっと見なかったかも?(苦笑)

鑑賞してみるとあれまあ、なんとなく見かけた方々がたくさん居るではないですか。
ヴァンサン・カッセルや(ジャン・レノが出演した映画「クリムゾン・リバー」の相方)、モニカ・ベルッチや(マット・デイモンが出演した「ブラザーズ・グリム」の魔女)、チェッキー・カリョ(ジェット・リーが主演した「キス・オブ・ザ・ドラゴン」の刑事)。
カッセルとモニカは何本も共演しているんだ~と思ったらご夫婦だったのね。今回やっと知ったよ。
まあ、相変わらずカリョ殿は出てくると画面がしまるよなあ。緊迫感漂うというか、こいつ絶対なんかしてくれるよ、という雰囲気が窺えちゃうのだ。今回も期待通り?なんかしてくれてたし。

さて、この辺で目的のデュリス君。
マニュという役で、モニカ嬢の双子の兄でした。可愛い妹と言って抱きついていましたから。
しかし、無理あるだろそれ!(笑)
それに、かなりの頭がいかれた若造でもあった。笑ったね。こういう仲間ものにはつきものの典型的なちょっとズレ気味のキャラなんだもの。まあ、薬でいっちゃってるって感じではあるが。

銀行襲撃でどこにいるんだ?と探したら頭上からライフル銃で一発!警官の額を打ち抜いていました。まあ、腕だけは凄い奴ってことでしょう。そういえば、誰かが「なんであんな連中と組んでるんだ」と問われた時に「腕は確かだから」という答えが返って来てたっけ。(笑)
でも、悲しいかなラストがあんなになるなんて。やっぱ脇の脇だったんだね。
とはいえ、ラストもそんなキャラのそんなラストでしたが、路上で用足しはやめようよ!(爆)

フレンチ・バイオレンスアクションなので、自分としてはちょっと気持ち悪かった。
というか、最近この手の映画を久しく見ていなかったから、免疫が薄れていたのかもしれない。カリョ殿の最期の姿にちょっと固まってしまったから。

なんとなく、フレンチ・アクションがイマイチだと言われる感じが分らなくもないなという印象が残った作品でもあった。 (辛口!?)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「真夜中のピアニスト」

2006-08-23 10:02:04 | フランス映画&ドラマ

De battre mon coeur s'est arrêté  2005年 フランス作品

監督 ジャック・オーディアル
主演 ロマン・デュリス シェル・アレスラップ リン・ダン・ファン

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
トマ・セールは、父親の家業を継ぎ不動産屋をしている。物件を売るためならどんな手段を使ってまでもそこに不当に滞在している連中を追い出していた。ある日、生前の母親と一緒に仕事をしていた男と再会するトム。母親はピアニストで彼も昔はプロを目指していた。その男の一言からトムは再びピアノへの情熱を持つ。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
デュリス君に速攻惚れして、かえるさんのところへずうずうしくもお邪魔し、教えていただいた作品がこれ。(その節はたいへん失礼しました。そしてありがとうございます)
必死に探しまくり、灯台下暗しという感じで、家の目の前の怪しげなレンタル屋で発見!そして速攻で見た。(笑)
教えていただき、ネットで画像を見た瞬間「え?これが先日見たルパンを演じたデュリス君?」とあまりにも雰囲気ががらりと変わっていたのでびっくりした。

彼は主役のトマ・セール。
いつも落ち着かない様子の青年。人の話を聞くときはいつも貧乏ゆすりしてるんだよね。すぐに、か~となって騒ぐしさあ。こやつなんでこんなに不機嫌なんだよ。と思いつつ見とれて見てたけど。(笑)
仲間の一人に「ピアノの事ばっかり考えてんじゃねえよ。仕事しろ」と注意される場面があるが、いいじゃんやらせてやれよ、と反発したくなった。
自分もついつい本業をおろそかにしてしまうし(映画の中の彼はきちっとしてたと思うけども)彼が好きなことに没頭していたいと思う気持ちもすっごくよく分る。だから、彼がずっとイラついている感じもなんとなく分るのだ。
そんな事との対照的なのが、中国人女性に教えてもらうピアノレッスン。
片言の英語しか話せない彼女とピアノというものを通して心の交流をしていくのがこれまたいいのだ。ラスト、あんな感じになるのかと驚きはしたけれど。
言葉が分らないのに、何故か必死に言おうとしている事は伝わるのだよね。あれって何でだろう?彼女が一生懸命本当に相手の事を思って言ってくれているからかな?なんともいい感じの場面だったよ。彼も素直に受け止めていたしね。
ラストが物凄く気になって夢中で見ていた。なんとも今まで見た映画の感じとはやっぱ違った感じで個人的にはいい映画だなあと思った。いいよ、本当にいい感じだよ。
雰囲気的にはボビーの映画「フェイス」に似ているようにも思えたが。(あくまでも雰囲気ね)


これはハーヴェイ・カイテル主演の78年アメリカ作品「マッド・フィンガーズ」のリメイクなんだそうだ。この主役の方って「レザボア・ドックス」のあの人なんだよね。う~む、苦手だ。(苦笑)予告編を見れたが、どうも相性が悪そうなので見ないことにしよう。(きっと田舎にゅあない)

さて、今度はどんなデュリス君に出会えるのだろうか?楽しみ、楽しみ。♪

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ルパン」

2006-08-22 09:38:44 | フランス映画&ドラマ

Arsene Lupin  2004年 フランス・イタリア・スペイン・イギリス作品

監督 ジャン=ポール・サルメ
主演 ロマン・デュリス クリスティン・スコット・トーマス バスカル・グレゴリー

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ノルマンディー、1882年。アルセーヌ・ルパンは、母アソリエット、父テオフラストと共に暮らしていた。そこへ突然警察がやってくる。父親が強盗犯だというのだ。その場は難なく逃げたテオフラストだったが、後に何者かに殺され死体で発見される。それから15年。アルセーヌは豪華客船の中にいた。彼も父親と同じように怪盗として金持ちから盗みをしていたのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
この映画の存在を知ったのは、レンタル屋に流れていた新作DVDの宣伝ビデオ。
今年の4月にカートの映画を探していた時に見たのだ。爆破のシーンと時代物の様子に心惹かれて印象に残っていた。そしてなんとなく見たくなって・・・。

「アルセーヌ・ルパン」という小説は知っていた。
しかし、読んだことがなかった。何故なら、日本で言う「明智小五郎VS二十一面相」のような雰囲気の話だと(こちらも読んだことはない)思い込んでいたからだ。おどろおどろしい感じの内容に違いないと毛嫌いしていたのだ。
だから、今回生誕100年を記念して作られたこの作品をなんの固定観念もなくまっさらな気持ちで見れたのだ。そして、この作品の印象ががらりと変わった。おかげで小説も読みたくなった!さらに、フランス映画もいいじゃん!と思ったのだ。(フレンチ・アクションはイマイチだって噂もあるようですけども、自分はいいと思うのよ)


個人的には最高に良い映画になった。いや~面白かったよ。めっちゃ好きな作品だ!

小説を愛読していた人にはきっと減滅してしまうくらい主人公の印象が違うと思う。

しかしアニメ“ルパン三世のじっちゃんの話”として見たら十分楽しめるのではないかと思う。なんとなく納得いくんだそんな見方をすると。
じっちゃんは、孫以上に魅力的な男なんだと。(笑)

アニメを知ってて作っているのか、はたまた原作がそうなのか、自分には計り知れないが、女に弱い所とか、謎解きや、絶対人を傷つけない信念とか、その他もろもろ、ルパン三世に似ているのだ。それに、走り方とか、立ち振る舞いとか。ましてや容姿も。見ながら混乱していたよ。え?え?こんなに似てるの?と。

アニメ映画「ルパン三世 カリオストロの城」は、宮崎さんがこの原作が好きで「カリオストロ」「クラリス」という名前をオマージュとして使ったんだと。それさえもこの作品を見てから知ったのだが。(有名な話だそうですよ。知らんかったよ。汗)

主役を演じた“ロマン・デュリス”君がこれまた魅力的な俳優さんで、自分はこの作品で速攻ファンになった。
なんとも言えないあの笑顔。身のこなし。ラストに見せる複雑な心境の表情。何をとってもかっこいいのだ。
で、早速出演作品を探しているのだが、悲しいかな田舎にゃあそうそう彼の作品がない!とりあえず、今回紹介出来るだけは見れたので紹介する事に。

そうそう、カリオストロ伯爵夫人を演じたクリスティンさんが何処かで見た女優さんだと思ったら、フォードの映画「ランダム・ハーツ」の時の共演者だと後で分った。
いや~またもや雰囲気違ってたよ。この人も上手かったんだ。妖艶な感じがさあ。クラリスを演じた女優さんとの対照的な感じがなんともなんとも。

これを見てからアニメ映画「ルパン三世 カリオストロの城」を見るとこれまた、違う感じで見れそうな気がする。
というか、以前からこの作品が大好きだからさあ。ビデオとパンフを持ってたりして・・・。(^^ゞ

とりあえず、デュリス君を追っかけなきゃ~!!(笑) 

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「メメント」

2006-08-18 08:50:00 | 2000~2010年代 映画

Memento (メメント) 2000年 アメリカ作品



監督 クリストファー・ノーラン
主演 ガイ・ピアーズ キャリー・アン・モス ジョー・パントリアーノ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
レナードはいつもどおり目が覚める。だが、今何処に居るのか、今まで何をしていたのかが分らない。彼は10分間しか記憶をとどめておくことが出来ない。記憶の代行をするのは、体に刻まれた刺青とポラロイド写真のメモ。彼には妻がいた。しかし、何者かに殺された。彼はその事だけは忘れずに覚えている。そして、妻殺しの犯人を追い始める。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
ラストを観客に見せてから事の真相に迫る技巧。オープニングで殺していた男は本当に妻殺しの犯人だったのか?と過去へ戻っていく。面白い趣向だと思うが、何度も何度も巻き戻っていく物語は見ていて疲れる。なので、思いっきり寝てしまった。彼の記憶が10分しかもたないのなら、自分の起きている時間も10分しか持たなかった映画。(笑)
時間が無かったから必死に眠い目をこすり、なんどもリターンして見たが、ラストの終わり方でがっくりした。

で、なに?だから、どういうこと?

思わず友人に見てもらいその友人の解釈でラストを教えてもらった。だが、未だによく理解できない。
監督の解説というか、きちんと始めから順を追っていくバージョンもあるのだと聞いたが、見直す気力もない。
ということなので、この作品は好きではない。だから、時々自分の日記の中に「出たよ!メメント系映画」というフレーズが出てくると思うが、こういうことをさしている。
過去に行き戻りの物語。そして、結末をはっきりさせず、終わった後で考えさせられる作品。
だから、苦手な分野。
ということ。


この手の類で、いや~凄いよ、面白かったと思える作品にめぐり合えない。あったら、教えて欲しいぐらいだ。
まあ、気長に待つかな?

ガイ・ピアーズのイメージがなんだか違った。
ボビーとの映画「ラビナス」しか見た事がなかったからだけど。
こんな感じの人なの?う~ん。(・・?

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「バタフライ・エフェクト」

2006-08-17 10:01:46 | 2000~2010年代 映画

The Butterfly Effect (バタフライ・エフェクト) 2004 年 アメリカ作品



監督 エリック・ブレス J・マッキー・グルーバー
主演 アシュトン・カッチャー エイミー・スマート ウィリアム・リー・スコット

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
エヴァンは時折記憶が飛んでいた。友人と遊んでいるときや、父親に会ったときなど。しかし、ここ7年間はそんな事がなかった。ふと、昔の日記を読んだエヴァン。すると、書かれていない事までも思い出してくるではないか。彼は、幼い時に過ごした街へ日記に書かれていた事の真相を確かめる為に向かった。そして、幼馴染み達に会うが、みんなそのことは避けて通りたがっている様子だった。いったい、何があったというのだろうか?

勝手な感想(自分の思い込み多々)
始まってしばらく経ち、え?何?どういうこと?と映画が終わるまで真相が飲み込めなかった。ほ~そういう事だったのね、と後の映画解説(いろんな人の映画感想を読んで)で納得した。サスペンス的にはおもしろかったよ。

ネタばれではないと思うので話してしまうが。(^^ゞ
彼は過去と未来を行き来できる青年だったという事らしいのだ。
あの時、あ~していれば、今はこうなっていたというような過去いじくり物語といえば、分りやすいかな。
自分も記憶の欠落が多く、特にある時期は出来事を覚えているが、季節がいつだったかなどの記憶がない場合がある。しかし、記憶がないと言う事は忘れたいという気持ちからくるのではないかと思うので最近は思い出そうという努力もしないが。

一応、何かの番組で見た記憶という事をお話しよう。
その時は脳の記録が分厚い本だという例えだった。
自分が行ったすべての事がこの分厚い本に記録されているということであるようで。覚えているというのは、その本にしおりが挟まっている状態なので、そのしおりの所から思い出せるということらしい。忘れてしまったという事はそのしおりの位置がずれていたり、しおりを失くしてしまったような状態を示すようなのだ。だから、何かのきっかけで思い出す事もあるとか。さらに、しおりが挟みやすいというのはそこに五感が入ってくると挟みやすいのだそうだ。よく、この匂いをかぐととか、この景色を見るととか、この味を感じるととか、などがそのようだ。(説明が下手ですみません)

さて、本題へ。
自分は性格上、1年中、あ~すればよかった、こうすればよかったと後悔の念があるので、そんな事してたら、現代にいつ戻るんだ。とも思ってしまって、逆に振り返らないようにしようなどと思った。精神的にもかなりのダメージの時にみたからかも知れないが。
今回は誰がお目当てというのがなく、なんとなく見ていたので、誰が良かったということもない。

ふと、思い出したが、ラストって昔、原田知世が出演していた「時をかける少女」(最近はアニメになって上映されるらしいが)に似てないか?
え?気のせい?それとも記憶の欠落?(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「フォーガットン」

2006-08-16 09:58:55 | 2000~2010年代 映画

The Forgotten (フォーガットン) 2004年 アメリカ作品



監督 ジョセフ・ルーベン
主演 ジュリアン・ムーアー ドミニク・ウェスト ゲイリー・シニーズ アンソニー・エドワード

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
テリーは、14ヶ月前に息子を失っていた。やさしい夫と幸せに暮らしてはいたのだが、それからというもの精神科へ通っていたのだった。ある日、その医師に息子さんは元々いなかったと告げられる。そして、夫に話しても同様の答えが返ってくるだけ。息子が存在していた事を証明しようと、アルバムやホームビデオを探すテリー。しかし、何一つ見つからなかった。本当に彼女には息子がいたのだろうか?

勝手な感想(自分の思い込み多々)
記憶の欠落が多くなった最近のich。(笑) という訳でもないが、なんだか、“人の記憶力”のような作品を何本か見ていたので紹介する事に。
一番の目的は、「ER」のグリーン先生事、アンソニー・エドワードが出ているから見たのだが。
彼との出会いは映画「トップガン」。トム・クルーズの相方パイロット君だった。ひょうろっと背が高い、気のいい相方君だったと記憶する。その奥さん役がメグ・ライアンだったんじゃないかな。途中で死んでしまう役柄だったのだけど、主役よりも断然好きだった。(それ以来、主役は大の苦手なのだが)
それから数年経ち、友人から進められたTVドラマ「ER」でグリーン先生が好きになって、実は彼は~と知って嬉しくなったのを覚えている。グリーン先生がシリーズから去ってからの彼の出演作品がこれ。
テリーの優しい夫が彼の役。
まあ、優しいのか優しくないのか、物語が進んでいくと印象が変わっていくのでなんともいいがたいのだけれども。まあ、基本的にサスペンスという要素だから仕方ないのだろうけども。出番は思ったよりは多かったがどちらかと言えば少なかった。しかし、彼が見れただけでも大満足だった。

突然、記憶していたことが違うと言われたら、だれもが自分の記憶が正しいと思うのだろうか。自分の場合は半信半疑というのが本音だ。(絶対という自信はないが、そう間違っているとも思えないという所だろうか)
だが、テリーは“絶対!私があっている!!”と豪語するのだ。突然、人様の家の壁紙を剥がし始めたりもするし。息子を思う気持ちは分かるがそこがどうもムカついてくるのだ。(苦笑)
実はムーアーは苦手な女優。映画「暗殺者」で命を狙われる役柄だったのだが、何故かこの1作品で苦手になったのだ。あのしゃべり方か演技の仕方か何故だか彼女をみるとムカつくのだ。役柄だとおもうのだけども。どうも、イライラしっぱなしに。今回も終始その調子で見ていた。

物語的にもあらぬ方向へといってしまって、個人的には『話広げすぎとちゃうの?』と突っ込みたかった。(笑)
オチがそちへ行くのかよ~とびっくりしたようながっくりしたような。
複雑な気分になった作品だった。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ライフ・イズ・ビューティフル」

2006-08-15 09:03:42 | イタリア映画&ドラマ

La Vita e Bella  1998年 イタリア作品

監督 ロベルト・ベニーニ
主演 ロベルト・ベニーニ 二コレット・ブラスキ ジョルジオ・カンタリーニ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1937年。
グイドは、叔父を訪ねてトスカーナの町にきた。偶然であったドーラに恋をしたグイドはあの手この手で彼女に近づき結婚までこぎ着ける。
そして、5年の月日が流れ、彼の息子ジョズエが5歳になった時、ナチスにより強制収容所へ送られることになってしまう。
彼は、ユダヤ系だったのだ。


勝手な感想(自分の思い込み多々)
お盆だし、終戦記念日なので、苦手な分野ですが、戦争映画を掲載する事に。

1998年アカデミー賞外国映画賞やカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した作品。

ドンパチものの戦争映画と違いさり気無く戦争を批判している作品なのでお勧めしたい。
じ~んと心に沁みる作品だから。この作品と映画「戦場のピアニスト」はいい作品だと個人的には思っている。

グイドを演じたロベルト・ベニーニさんは、イタリアのチャップリンと言われている方なのだそうだ。

始めは、この人詐欺師?と思うくらい偶然を装ったり、彼女を口説いたりというのが上手かった。言葉巧みというかなんというか。
前半のそんな雰囲気をそのまま残しつつ物語は悲劇へとなだれ込んでいくのだ。
突然の収容所行き。なのに、幼い子供を救う為に彼はお得意の“うそ”をつくのだ。それも、上手い嘘を。これが見事なのだ
いつばれるのかとどぎまぎしながらラストはどうなるのかと、最後まで見逃せない。そして、ラスト・・・。涙・・・。
きちんと物語の中に複線をさり気無く漂わせている。ホテルで出会ったあの人や、息子の悪い癖やその他いろいろ。そういえば、あの時そんな事が~とその時が来て初めて気がつくのだ。
いや~上手い!上手すぎ!めっちゃ凄い!それでいて、何もかもが押し付けがましくないのだ。それでもしっかり戦争の悲劇を訴えている。凄いとしか言いようがないが、見事!と言うべきなのだろうか。素晴らしいというべきだろうか。

この機会に1度は見てもいいのではないかと、個人的には思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「刑事ジョン・ブック 目撃者」

2006-08-11 10:28:24 | 好きな俳優 ハリソン・フォード

Witness 1985年 アメリカ作品

監督 ピーター・ウィアー
主演 ハリソン・フォード ケリー・マクギリス ルーカス・ハース ダニー・グローヴァー

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1984年、アメリカ・ペンシルバニア州。その一角にアーミッシュが暮らしている村がある。そこの住人のレイチェルは夫の死後、姉の住む町へ息子のダニエルと一緒に向かう。しかし、途中の乗り換え駅で息子が殺人事件を目撃してしまった為に、足止めをくう。先を急ぎたい彼女に対し、担当刑事のジョン・ブックは、犯人の顔を知っているダニエルに何人もの写真を見せる。そして、犯人が分った瞬間、ジョンは何者かに命を狙われてしまう。危険を感じた彼はレイチェルらを連れて、彼女の住むアーミッシュの村へ逃げるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
インディまでは行かないが、何回か好きで見ている作品。今回も久しぶりに見た。
(お薦めくださったくりりんさん。本当に失礼しました)
ストーリーが分りきっているにも関わらず、いつもながら、切なく、感動する。

フォードは主役のジョン・ブック。
荒っぽい捜査はするが、きっちり正義を通す刑事。そして、やさしい男だったりする。
先日見た「ハノーバー・ストリート」のハロラン中尉に似ている感じかも?

一番好きなシーンは納屋で壊れた車を修理する場面。
バッテリーが直り、車のラジオから音楽が流れ出し、ふと現れたレイチェル相手にふざけて踊るシーンだ!可愛らしい感じがして大好きなのだ。

一発で曲を覚えたよ。(題名ではなくメロディー)

そして、
当時は必死に覚えたあのセリフ。

「If we’d made love last night. I’d have to stay or you’d have to leave.
=もし、夕べ君を抱けば、僕はこの地を離れられなくなる。もしくは、君が離れることになる

レイチェルの裸を見た夜の次の日の朝、ドア越しというか、網越しにジョンが言うセリフ。
雑誌に載っていたこの英文を必死に覚えてしばらく忘れなかったのに、すっかり思い出せなくなっていた最近のich。

DVDを購入して字幕で確認してもう一度覚え直したよ!
が、すぐには出てこなくなっているのが現状だったりして。(苦笑)

実は、当時は、ケリーも好きだった。控えめな女性というのが好きだったりした。
最近はお見かけしないが、DVDの特典のインタビューを見たらあれびっくり!そりゃそうだ!
何年経ってるっていう話だよ。
ルーカス君も青年になっていたし。
そういえば、
この映画でデビューしたのが、ヴィゴ・モーテンセン。
アーミッシュの村人の一人にちゃっかりおりましたよ。ファンは絶対見つけられます。セリフも少々ありますから。

この映画は最高にいい!
こういう映画に再び出演して欲しいと願う日々だ!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブレードランナー 最終版」

2006-08-10 11:55:28 | 好きな俳優 ハリソン・フォード

Blade Runner The Director’s Cut 1992年 (1982年 作品) アメリカ作品

監督 リドリー・スコット
主演 ハリソン・フォード ルトガ・ハウアー ダリル・ハンナ ショーン・ヤング

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
2019年。人間の変わりに危険な作業をする人造人間達(レプリカント)がいた。彼らは、自分達の存在価値と寿命を知りたくて、密かに他の星から4人地球に潜り込み製造元のタイレル社への侵入を試みていた。一方、彼らの抹殺を仕事とするブレードランナーことデッカートは、彼らの行方を知る為にタイレル社を訪ねる。そこで一人の女性レイチェルと出会う。彼女は自分がレプリカントとは自覚していなかったが、彼は彼女がレプリカントと見抜きそして、気になり始める。そんな時、一人のレプリカントを発見、抹殺するのだった。しかし、彼自身はこの仕事に疑問を抱いていた。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
始めに見たバージョンは、説明過多のナレーションと取って付けたような希望的ラストシーンがあった。(雑誌の切り抜きの表現を引用)
とはいえ、あれはあれで気に入っていたのでいいのではないか?と思うが、92‘年に監督が改めて編集したバージョンをもう一度改めて鑑賞してみた。 
と、やっぱりこれもこれで気に入っているich。

フォードは、レプリカントの女性と恋に落ちるブレードランナー事、デッカート。
無口で落ち着いた雰囲気の出来る男という印象をめっちゃかっこよく演じているのだ。
この役柄は個人的には大好き!!ソロ船長ともインディともちょっと違う感じのヒーローだから。
ヒーローと言っても無敵じゃない。レプリカントとまともに対戦すれば、あっさり倒されてしまいそうな危うい感じがいいのかもしれない。人間っぽいといのかな?そして、自分の仕事に嫌気が差している感じ(人造人間とはいえ、殺してもいいものだろうか?という迷い)が、どことなく好感が持てるからだ。

映画全体の雰囲気も大好き!!
ちょっと妙な日本が入りすぎてはいるが、あの近未来的な廃墟とかした都会というのが好きだったりする。

さりげなく、箸使ってうどん食ってるフォードに感激したりして。(笑)
ルトガ・ハウアーが演じているバッティというレプリカントもいい感じだなあ。ただ、ダリル・ハンナが演じているレプリカントは、異様な雰囲気で怖い。(^^ゞ

そうそう、このハウアーがティル君の映画「ノッキン~」に友情出演していて数年ぶりに見た彼はあの「ブレードランナー」に出ていた彼だと気がつかなかったよ。エンドロールの名前で気がついて改めてみたら、あの時の雰囲気が残っていた。
なんとなく嬉しかったなあ~。未だに役者をしていてくれた事にさあ。
ダリル・ハンナは映画「キル・ビル1・2」で再会だったかな? 
で、ショーン・ヤングはいずこに?   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「フランティック」

2006-08-09 09:26:02 | 好きな俳優 ハリソン・フォード

Frantic 1988年 アメリカ作品

監督 ロマン・ポランスキー
主演 ハリソン・フォード エマニュエル・セニエ ベティ・バックリー ジョン・ホマニー

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
外科医のリチャードは、学会の為に妻と二人でフランスのパリを訪れる。新婚旅行以来の二人きりの旅。楽しいひと時を過ごすはずだった。宿泊先のホテルについたリチャードは、妻のトランクが空港で入れ違った事に気がつく。そして、彼がシャワーを浴びている間に妻が失踪してしまう。地元の警察やホテルの警備員に誘拐ではないかと伝えても誰一人本気で捜査をしてくれなかった。そこで、彼は間違えたトランクを無理矢理こじ開け、中に何か妻の誘拐に関して手がかりがないか探すのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
以前も見ていたはずなのに、物語をいっさい覚えておらず、逆にそれが良かったのか気がつくと夢中で映画を見ていた。
言葉が通じない異国の地でどうにか愛する妻を探す、普通の男というのがやけにかっこよく思えたこの作品。
オールバックがやけに歳食った感じに思えた当時だったが、なんのなんの、今回はもの凄くかっこよくフォードが見えたのだ。(笑)

フォードの役はこの外科医のリチャード。
外科医と言われても医者らしき知識を披露するのはほんのちょっとだけ。
後は、ごくごく普通のアメリカ人の夫と言う感じだった。
とはいえ、
君、きみ、いつそんなきわどいヌードを?という場面がある。ありゃ?とびっくりした。
最初のシャワーシーンでお目にかかっていたので、そんなにサービスしなくても・・・と思ったが。(^^ゞ

サスペンス的にもなかなかだった。
だが、ラストがどうもしりきれトンボのようで、自分的には納得いかない。どうにもならんかったのかな?と、ちと残念でならない。

あんなんで、本当にいいの?(苦笑)

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「モンスキート・コースト」

2006-08-08 09:50:29 | 好きな俳優 ハリソン・フォード

The Mosquito Coast 1986年 アメリカ作品

監督 ピーター・ウィアー
主演 ハリソン・フォード リバー・フェニックス ヘレン・ミレン マーサー・プリンプトン

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
チャーリー・フォックスには、ちょっと変わり者の発明好きな父親アリーがいた。すぐ下の弟と双子の妹、そして母親は、父親の事を愛し尊敬していた。彼自身もその一人だった。ある日、雇い主のドグからの仕事を放り出し製氷機を作り出したアリー。氷を見たことも無い南の島へ行き、生活しようと思いつく。そして、家族を連れて“モンスキート・コースト”へ移住するのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
以前に1度だけ鑑賞した覚えがあった。その後、二度と見なかった作品を今回見てみた。
時が経ち、自分もいろいろと人生経験をつんだ今、この映画の印象が変わるかと思ったのだが。

フォードはこの変わり者の父親アリー。文明社会に背を向け、自然との融合生活を望む父親役。
絶対的に自分が正しいと思い込んでいる頑固者の男なのだ。まったく強引だし、子供たちには「核爆弾が落ちて、アメリカは無くなった」と騙すし。それに、馬鹿でかい製氷機「モンスター」を作り出し、自分の家にはその冷風を利用して部屋を快適にしちゃうんだよね。
見ながら、この親父いったい何したいんだ!と思った。
自然と融合して暮らすんじゃねえのかよと。それじゃあアメリカでの生活とそう変わりない環境を作り出してるだけじゃん!と無性に腹立たしかった。
この地に来て【神様】にでも成りたかったのか?とも思ったり。(苦笑)

この父親にけなげについていく、家族。
奥さんは文句一つ言わない。逆にこれも腹立たしい。子供が4人もいるのだし、理想と現実のギャップを一番背負うのはこういう弱い人間なのだから、もっとちゃんと言って欲しかった。長男もしかり。
一番好感が持てたのが次男坊だった。帰りたいとか父親が嫌いだとかって、普通の人間だったらそう思うよねえ、とそこは、ホットして見れた。

この作品で長男役のリバー・フェニックエスに人気が出たと思う。が、どうも自分には好かない。
それに、この役のフォードもちょっと遠慮したい。
偏屈な親父を上手く演じているが、上手すぎてなんだか嫌なのだ。合いすぎているというのか、なんというか。ボビーが演じるような感じ(ちょっと愛らしい感じ、憎めない感じ)には捕らえられない自分がいる。ラストもラストなので、無責任な~(恕)と思ってしまいどうしても救いがたい。
だからという訳でもないがどうもこの作品は好きになれない。
昔の印象と変わらなかった。むしろ、以前より倍も嫌になった。また、数年間は見ないだろう。(笑)


『アメリカ特有の開拓精神を洞察するP・セローのベストセラー小説が原作』なのだそうだ。
自然に文明をいれるといい事もあれば、悪いこともあると言う事だろうか?人間が快適な暮らしを求めれば求めるほど自然との摩擦が生じ、とんでもない事になっていくという事を訴えたいのか?とも思った。
そこらへんのメッセージは十分伝わった気がしたけども。 (^^ゞ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ファイヤー・ウォール」

2006-08-04 09:17:39 | 好きな俳優 ハリソン・フォード

Firewall 2006年 アメリカ作品

監督 リチャード・ロンクレイン
主演 ハリソン・フォード ポール・ベタニー ジミー・ベネット マリ=リン・ラジスカブ ニコライ・コスター=ワルドー

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
シアトルのパシフィック銀行幹部、ジャック・スタンフォードは、コンピューターセキュリティーシステムのスペシャリストだった。ある日、突然身に覚えの無い借金の請求書が会社に送られてくる。そして、友人のマーシーからある男を紹介される。ジャックは別段気にも留めず、家族との約束の為に会食の席を外す。すると、その男が彼の車に無理やり乗り込んできた。そして、ジャックにこういった。「お前の家族を監禁している」その男は、銀行の金を狙うビル・コックスという強盗犯のリーダーだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
今年春公開されたハリソン・フォードの最新作。
せっかく映画を一緒に見ましょうと誘いを受けたのに、どうしても公開時期に見に行けなかったich。
その節は大変失礼しました。本当にすみませんでした。これに懲りずに宜しかったらまた、映画に誘って下さい。
と、その後も多くの方々からまだ見ないの?とか、是非見て。などいろいろ助言を頂きまして、本当にありがたかったです。
その節はありがとうございました。また、これに懲りずに助言をして下さい。

さて、本題へ。

フォードが久しぶりに彼の定番”家族を守る父親=家族のヒーロー“という役がこの作品。
彼は主役のセキュリティーのプロ、ジャック・スタンフォード。(ジャック?バア・・・(笑))
必死に家族をこの強盗犯から救い出そうと機転を利かせてがんばるのだ。コンピューター=フォードの印象がどうにもしっくり来ない感じがしたが、なんの見てみるとそうでもなかった。ラスト近くの送金もなんとなくしっくり来ていた感じ。アクションも良かった。
老体に鞭打ってという感じはなく、今までどおりの彼のアクションだった。
これじゃインディー4もいけるかな?とファンとしては少々安心したのだ。
そして、この映画は彼以外の注目すべき役者がたくさん出ている。
まずは、ジミー君。
「ポセイドン」で必死に脱出していた男の子。今回も「パパ!」とジャックの息子役を熱演。フォードにとって孫か?とも思えるのだが、息子として泣き叫んでいた。
う~む。可愛いけど大変だなあ~とちょっと思った。溺れたり、誘拐されたり、災難続きだよね。(笑)
で、次がラジスカブ嬢。
あの「24 シーズン3」のクロエちゃん。今回も同じくクロエ?という感じのジャックの秘書を熱演。何故に彼女はいつも不満げなお顔だちなのでしょうか?というか一言多いと言うか場を読めないというか。それでも最後はいい人になるのだから計り知れない彼女の魅力。(笑)
で、教えていただいてなかったらたぶん見逃しているワルドウー君。
ジャックに倒されては居ましたが、なかなか存在感があったよ。いいんでないかな?

ちょっと引っかかったのがジャックの活躍。
家族を守るとはいえ、いち一般人がそんなに強盗犯をあの世に送っていいものやらと。めでたしめでたしでいいのだけどもね。なんとなくなんとなくちょっとねえと思ったのだ。

まあ、そんなことはさて置き、かっこいいフォードが帰ってきた感じで個人的には好感が持てた作品。どうもこういうフォードは安心して見てられえちゃうね。

インディ4期待してます!

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ハノーバー・ストリート」

2006-08-03 11:31:05 | 好きな俳優 ハリソン・フォード

Hanover Street 1979年 アメリカ作品

監督 ピーター・ハイアムズ
主演 ハリソン・フォード レスリー=アン・ダウン クリストファー・プラマー リチャード・マシュー

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1943年、第二次世界大戦下のロンドン。ハノーバー・ストリート。アメリカ兵パイロットのディビット・ハロラン中尉はある女性と出会う。一瞬にして互いに恋に落ちるが、その彼女は名前もつげず、再会の約束もしないまま去ってしまう。それでも、彼は休暇を利用しあの街角に立つ。すると再び彼女が現れた。彼女の名はマーガレット。密かに二人は愛をはぐくむ中、ハロランは重要な任務を任される。それは、イギリス兵のスパイをドイツ基地へ潜り込ませる作戦だった。イギリス兵の名はポール・セリンジャー。マーガレットの夫だった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
フォードには珍しく純粋なラブ・ストーリー。
何年も前に鑑賞したが、あまり良い印象が無かったこの作品。
今回、見直したら、あれれ?印象ががらりと変わった。自分好みの話だったのだ。男の偲ぶ恋。おいおい、こんな切ないお話だったっけ?(笑)

フォードは主役のハロラン中尉。
先日も話した写真集の中に彼が一番自分に近い役柄がこの役なのだと言っているんだとか。
ちょっと自信過剰な感じのようで、それでいて、物事をわきまえているようなやさしい男。彼女を相手にはしゃぐ姿は可愛らしかった。スリムだし、めっちゃかっこいい~!!強引にデートに誘うシーンなんか、ついOKと言いたくなるよ。あの瞳で言われたら・・・。が、しかし、相変わらず走り方がいまいちかっちょ悪い。う~む。運動神経いまいちの人だからなあ。(苦笑)

何故前回好印象じゃなかったか?と考えた。
やはり当時は”ヒーロー=ハリソン・フォード“というイメージが大きかったのであろう。このメロドラマ風の作品に彼がマッチしてなかったように思えたのだと思う。
それに、ラスト。
フォード中心に見ているとあのラストシーンはなんとなく納得いかなかったのだ。今見れば十分納得なんだけども。

ムカつくのが(いつもの事ながら)この女優というかの役柄だ。まあ好みの顔じゃないというか、好きなタイプの女じゃないというかなのだが。
このマーガレット。すっごく都合のいいような事を言うのだ。夫のポールがハロラン中尉と一緒のようだと聞いた時「彼だったら夫を必ず助けてくれると思った」と言うのだ。
なななんだと~!!彼は、あんたら家族の兵士じゃないっつ~の!と言いたくなった。彼は、彼女の夫だと知ってから必死にこの足手まといの男を機転を利かせて守ってくれるのだ。けなげでいじらしいし、すっげ~いい奴。それをだね、そのあの彼女は。
とそんなに嫌な人でもないけでも。

ちなみに。
夫のポール役のクリストファー・プラマーさんは、映画「サウンド・オブ・ミュージック」のご主人でした。どっかで見たなあと思った訳だ。

作品的に古くさ~い感じのベタな物語。映画の雰囲気も50年代の作品か?とも思えてしまう。

甘~い感じのフォードを見るには必見な作品だ。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「フリスコ・キッド」

2006-08-02 13:36:27 | 好きな俳優 ハリソン・フォード

The Frisco Kid 1979年 アメリカ作品

監督 ロバート・アル・ドリッチ
主演 ジーン・ワイルダー ハリソン・フォード ラモン・ビエリ ジョージ・ディセンゾ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1950年、ポーランド。ユダヤ教のアヴラムは、ラビ長よりアメリカのサンフランシスコへ律法を持って行く事を命じられる。アメリカへ渡り、追いはぎにあって有り金全部盗まれたアヴラムだったが、なんとか自分の馬を買い、いざ、サンフランシスコへ旅たとうとしていた。しかし、今度はそこまでの道のりが分らない。偶然通りかかった強盗のフリスコ・キッドことトミーに道案内を頼み出発するアヴラムだったが、行き先々でいろんな事が起こるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
フォードのファンになって約20年間(歳がばればれだが)何処のレンタル屋にもお目にかかれなかった映画が、今回NHKのBS2で放送された。嬉しいことに、字幕でノーカット!なので、しっかり録画させてもらった。
この映画、日本未公開。
自分が持っている写真集(これまた20年くらい前のもの)には「未公開だからどんな感じか見てみたいものだ」と写真だけのっていた作品だったのだ。

彼には珍しい西部劇。そして、コメディ。
時代は感じるもののなかなかだったよ。でも、未公開も頷ける出来なのだ。


フォードは、このフリスコ・キッドのトミー。
キャラ的には”ハン・ソロ“に近い。生意気な感じだけど、人がいい。
だって、アヴラムがわざと教えられた道と正反対に行こうとするのを見て、仕方ないそこまで一緒に行ってやるよ!と案内してくれるのだ。それに、アヴラムが人を殺してしまったと後悔すると、それは俺を助ける為だったんだからと慰めてもくれていた。本当にいい奴だったよ。
若くてかっこいいフォードなのだが、何故か下着?姿で海辺でアヴラムとじゃれるシーンがあった。なんかめっちゃかっこ悪かったのだ、服装が。そんなだったら上半身脱いだ方がましだろ!というダサダサの格好。写真集にも載っていたのだが、勘弁しろよという感じなのだ。

物語的にはバディームービー。
この監督さん自信、男の友情とかを描く監督さんなんだとか。その点はよい感じなのだが、なんとなく、どこがどうこうでもないのだが、もう少しという感じの作品なのだ。
あ~あだからねえ、
と日本での未公開も納得ってな雰囲気。アメリカでは不評だったそうだよ。

個人的にはちょっと好きだけど。ちょっと。(^^ゞ

最近では見られないちょっとコメディのフォードは貴重かもしれません。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする