麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

エールを福島から~『八月に乾杯』2020異聞03

2020年07月07日 | 俳優座


福島に降り立つと早速『エール』がお出迎え。
劇団俳優座『八月に乾杯!』巡演は、
三都市目の福島市へ……。
本隊は4日に入り、その夜に開幕。
わたしは物販品の補充も兼ねて、
5日に福島県の県庁所在地に向かった。



街のあちこちで朝ドラの主人公のモデル
古関裕而関連のペナントを見かけながら
会場であるテルサへテクテクと。
それはともかく。

久しぶりに岩崎加根子、小笠原良知の
円熟の舞台を堪能した。
昨年の北海道巡演は「旅制作」として帯同。
となると、本番を通しては観られない。

今回はイソノウツボが巡演をコントロール。
ひょいと顔出しの一劇団員は
逆に〈俳優座の財産演目〉を改めて、
客席の反応も感じつつ見詰めることができた。


巡演は、旅にかかわるメンバーに任せて、
こちらはサイドストーリーを担うのだった

はい、その方向でいえば・・・
大宮から新幹線で一時間くらいで福島。
冒頭の『エール』の盛り上がりの一方、
個人的に土地土地に根差す店舗好きな私は
・・・例えば老舗の蕎麦屋など専門店は勿論
各都市を代表する百貨店も愛していて・・・
駅前で衝撃を受けた。



福島の「中合」が消滅すると……。
大きな企業ですら立ち行かないのは、
この時節、行政にも責任があるはずだと。
・・・このあたりの話は改めて。

で、かたや小さな演劇創造団体と、
それを支えてくれている鑑賞団体もまた、
本当に厳しい状況にある。

そんな中、今日、福島演劇鑑賞会での
四日間四回公演を終えた。
同じ会場で複数回上演できることは、
劇団としては嬉しいこと。
もちろん。
多くの町を訪れ、一回芝居するのも至福。
と、これまた別稿で……。

【異聞】として締める言葉としては、
中合(今更ですが、読みは〈なかごう〉です)
の、グループスローガン
「この街と人が好きだから」は、
我々、創造団体と演劇鑑賞会との想いとも
合致する、と。

さらには。
未知のウイルス禍に追い討ちをかける
豪雨災害に対しても、微力ながら
福島からエールを送りたい。

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