昨日、「♪私のお気に入り♫」を
脳内で再生しながら向かったのは
豊島区役所9階。
傍聴したのは「議会運営委員会」。
午前10時からの正副幹事長会は不可。
それを受けた委員会が午前11時から。
受付で申請する際に、職員からは
「本会議の確認なのですぐに終わります」
と丁寧なもの言いながらも言外に
見てどうすんのって空気を強く感じつつ、
待つこと10分ほど。
控室などないので廊下の椅子にて。
はい、まさに分殺
区議会議員が揃う中、担当官が一人で
26日の本会議の議事次第を棒読みし、
意義なしの確認で閉会となった。
実は想定内。
地方議会を丁寧に取材し書かれた
内藤裕子の戯曲『紙ノ旗』を、
東京芸術座と文化座の公演で観ていて、
似たような場面があったから。
『紙ノ旗』は、市会議員とともに
「センセイ達」に翻弄される
公務員も鮮やかに活写していたが、
この日、ドアの外で耳をそばだてて
良きタイミングで「どうぞ」と
ウィスパーで「物好きなおっさん」を
会議室に案内する豊島区職員は
内藤作品で見た人物と見事に重なった。
本会議が傍聴できたら良かったのだが、
こちらにも予定があり
あたまの写真は、屋上庭園「豊島の森」からの
残念ながら曇天の景色。
議会場はじめ関連の部屋の集まる9階の
ひとつ上階から出ると、回廊になっていて
下へと続く「森」には交流都市の樹々、
荒川水系の生物など。
なんの写真か分からないだろうけれど
水槽になっていて、休憩している人物が
写り込んで、肝心の魚が判らん。
議会運営委員会と名称は立派ながら、
意味があるとは思えない、いわば儀式。
ぶっちゃけ無意味にも思えたけれど、
それを知る意味のある5分弱。