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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

音声ガイドあり(カミスト2018/3)

2018年02月15日 | 制作公演関連
雷ストレンジャーズ『父』は
より多くの方に演劇体験をと
音声ガイドつきのステージを
9日と10日昼の2回設けています。

稽古場の猫の寄り道スタジオを
運営する鯨エンターテイメントは
演劇のバリアフリーの標準化を
推し進める活動にも精力的で、
今回、その力を大いに借りて
実施する運びとなりました。

長年、演劇制作に携わりながら
音声ガイドのある作品は、
なんと、恥ずかしながら初めて。

もちろん。
昴や銅鑼など早々に着手した
劇団の存在は知っていましたが……。

様々なお客様がいらっしゃる中、
本番が近づいたJ-Theaterにおいては
車椅子の方によく観て戴いています。

小劇場公演が主戦場のJ-Theater。
エレベータ、エスカレータ等がなく、
階段。しかも段差が急だったり、
踊り場の角度が強く、また、
介助者の立つスペースがない等、
普段気づかない点が浮かび上がります。

そんな中、劇場スタッフの協力も得、
慣れない面々で昇り降りをするので
乗っている側はさぞや怖いだろうと、
申し訳ない気持ちで一杯になります。
一方。
動力機械を劇場に敷設せよとは、
経済もさることながら、物理的、
つまり設置場所がない点から
軽々しくも言えないのが現実。

バリアフリーの道、険し。



さて『父』は、家父制という
社会のバリアを意識した作品。

《家父長制というのは単に男対女
ではなく「権力を持つもの」と
「持たないもの」というシステム》
とフライヤーには書かれている。

我々は「見えない」色々なものと
戦っているとも言えます。
昨日も、今日も、明日も……。
『父』初演の1887年も、2018年も。
きっと2222年も。

・・・話が大袈裟になってきた。
「大袈裟な芝居」になることなく
稽古は着々と進んでいます。

2018年3月7日~11日
7(水)19時
8(木)19時
9(金)14時○/19時★
10(土)14時○★/18時
11(日)14時

○託児サービス
★バリアフリーサービス

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