麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

キズナと白雲を望む

2013年05月26日 | 身辺雑記
第80回東京優駿
一番人気のキズナが勝ちました。
無敗でのクラシック三冠馬
(史上2頭目)ディープインパクトを
父に持つ親子二代のダービー制覇。

鞍上の武豊は、2005年その名馬で
勝って以来のダービー5勝。
前人未到の大記録

東京競馬場は大興奮のようでした。
が、僕はあまり詳しくないので
むしろ1932(昭和7)年からの
長い歴史にある感慨を覚えました。

80年は「日本ダービー」であり、
西洋式の競馬自体は1860年、
万延元年まで遡るそう。
江戸時代っすよ、…江戸

今日千秋楽を迎えた
青年座スタジオ公演No.115
『白雲を望む』
(作/霜康司、演出/山本龍二、
企画・製作/高松潤)は、
桂小五郎、坂本龍馬、西郷隆盛ら
幕末から明治にかけた偉人達が
これでもかって勢いで登場する
歴史活劇でした。

「青年座スタ公」の一つの系譜
時代劇の良き血脈を感じる
熱い舞台。

ただ主人公は何たって
「逃げの小五郎」ですから、
龍馬や高杉を芯に据えた熱さ
とは一線を画した・・・
サッカーでいえば、彼らは
ゴールをガンガン狙う
ストライカーに似ていて、
一方、小五郎はボランチタイプ。

中盤の底から広い視野で
冷静にゲームを組み立てる、
けれど内面は激しく燃えている。
そういう熱が作品全体にあって、
またそれは、企画製作の高松の
キャラクターとも相まっていた。

そんな青年座から客演に迎えた
小暮智美が出演する
アトリエ・センターフォワード
『ヘッダ・ガブラー』は
いよいよ6月5日から。
10日後でごわす。

観劇したのは昨日昼。
文中敬称略
コメント
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