goo blog サービス終了のお知らせ 

Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

年の瀬の岩手沿岸ぶらり旅 ⑨ 釜石で夜の部

2014-12-28 23:59:34 | Restaurant/Bar/Cafe
鵜住居からバスに乗って釜石市街地へ、
16時頃到着。

この日は
釜石に泊まるかお隣の大船渡まで行くかまだ決めていなくて、
大船渡行きの三鉄まで約2時間あるので、
最低限、
いつものキッチンカーのコーヒーやさんと、
新しくできた集合商業施設をざっくり見てから、
三鉄乗るか、このまま釜石に泊まるか決めようと思い、
まずはキッチンカーの集まるおおまちほほえむスクエアへ。


いつものハピスコーヒーさんで
コーヒー豆とフェアトレードのチョコレートなど購入し・・・

ビールも飲んじゃいました
たくさん歩いたからねー、寒いけどビールが美味い!

もうね、馴染みの顔を見ながらビール飲んであれこれ話ししてたら、
マッタリとした気分になってきて、
もう今日は釜石に泊まっちゃおう!って
その場でホテル予約しちゃいました

あっという間に日は暮れて、
ハピスさんをおいとまいたしましてホテルにチェックイン。


大町のイルミネーション。

少しホテルで温まってから、
新しい商業施設、タウンポートに行ってみました。

ピンボケすいません

18時ちょっと前に行ったんですが、
年末だからでしょうか
ほとんどのテナントがもう営業終了してて、
がっかり

まあいっか・・・。

ということで、
この度は駅のほうにある鈴子はまゆり仮設飲食店街へ。

よくお邪魔している咲家さんにて夜の部スタートです


シャルドネとお通し。


ミュスカデと牡蠣。


麦焼酎と、


カキフライ。


芋焼酎と、


豚串。


ってな感じでいつものようにママさんと常連の方とのトークが弾み、
楽しいひと時。
常連さんが向かいの呑ん兵衛横丁(仮設)に行くって言って、
なんとなく流れでいっしょに行くことになったりして・・・

夜も更けたんですが、
あんまり酔っぱらっていなかったんで
またはまゆりに戻って、釜石でもウイスキー飲むことにしました

番外編につづく。



年の瀬の岩手沿岸ぶらり旅 ⑧ 鵜住居

2014-12-28 17:11:36 | Travel
大槌橋(旧大槌病院)の停留所からバスに乗って、
釜石・寺前で下車し、鵜住居を少し歩きました。

防災センター跡と慰霊施設。
慰霊施設にてお祈りしました。

お天気もいいし、ここでもまた堤防をちょっと歩こう、と思って、
川のほうに行くと・・・・

がーん
いつの間にか通行止めになってる

危なくない程度にちょっと先まで行ってみよう。


あれ・・・
向う側はもう盛り土始まってるの・・・・?

ちょっと線路の高架の上から、向う側がどうなってるかだけ見てみよう・・・。

ああ・・・
土の仮置き場になっているって感じかな・・・。

ちょっと高架から川が見える・・・。



白鳥かな。
ここも美しい川です。
これからどんなふうに整備されるのかな・・・・

これからこんなに土が盛られるんですね・・・。



近くの山もどんどん削られてます・・・。

ああなんだかさみしいですね、ほんとに。

仕方ないんだけど。

こうして変わりゆく町をできるだけ記録していくしかないなんて


日が傾いてきました。
釜石市街地に向かいます。


つづく。

年の瀬の岩手沿岸ぶらり旅 ⑦ 大槌

2014-12-28 15:10:40 | Travel
大槌から南は11月にも来てざっくり見てまわっているので、
広くあちこち歩いてみるというよりは、
いままであんまり歩いたことがなかったところを
ちょこっと歩いてみようかなと。

安渡のあたり、大槌川の堤防を歩いてみることにしました。





川辺を歩くの好きなんです、基本

JR山田線の鉄橋は橋桁だけが残っています。





河口近くから上流と臨む。



シラサギのいる美しい川です。



さて、バス停に向かいましょう。


旧町役場。
いつものように慰霊のお祈りをしました。



このあたりは4mのかさ上げなのですね・・・。



道路はこうして、造っては壊し、
かさ上げが完了したらその上にまた道路を作り、
を繰り返していくのですね・・・。

こうして、徐々に、先祖や家族や友達が踏みしめた大地がすべて覆われて、
町が変わっていくんですね・・・。


つづく。

年の瀬の岩手沿岸ぶらり旅 ⑥ 吉里吉里

2014-12-28 14:28:25 | Travel
路線バスで南下し、吉里吉里で途中下車します。


浪板海岸をとおって・・・


吉里吉里到着。



吉里吉里海岸。

ここに下りたのは2013年の秋以来です




かさ上げされて、国道が移設されるのですね・・・・。







かつてよく通っていたカフェ・バーApeがあった辺りは
通行止めになり、土が盛られています。


さて、お昼どきです。
新しいお店ができたと聞いていたので行ってみましょう。


凛々家さん。
震災前も同じ名前でお店をやっていらして津波で流され、
ひと月ほど前に再開されました。



お刺身やラーメン、ステーキなど豊富なメニューで迷いましたが、
お魚はできるだけ地物を使っていると書いてあったので、
海鮮丼定食をお願いしました。

お魚はもちろん、白飯がおいしかったし、海苔の味噌汁もおいしかったー。
こういう普通のものがおいしいって、うれしい!
そして、小さな器に入っている手作りのお豆腐も大豆の味がしっかりしてて
とてもおいしかったです
大満足、ごちそうさまでした♪


次のバスまで1時間以上あるんだよなー
この辺歩いて時間つぶしてもいいけど、
あとの予定が詰まっちゃうしな・・・。

おなか一杯だし、ちょっと歩くか・・・。

初体験。
吉里吉里から大槌までトンネル2つありますが、
歩いてみますわ・・・


つづく。




年の瀬の岩手沿岸ぶらり旅 ⑤ 山田

2014-12-28 11:05:33 | Travel
2日目の朝。

朝食はホテルのお部屋で、前日に買っておいたこちらを。

宮古の老舗パン屋さん、相馬屋さんのアンパン、クリームパン、あげぱん、
そしてたのはた牛乳。
相馬屋さんは、福島県相馬市から宮古市へ移住し60年以上も経つそうです。



さて、駅前のターミナルから山田町行きのバスに乗ります。


つい何日か前、
宮古と釜石をつなぐJR山田線を三陸鉄道が引き継ぐことが正式に決まり、
三鉄の社長さんは、
宮古駅から山田町の豊間根駅は被害が比較的少ないから
早めに再開できればというようなことを言ってました。
ということで、線路の状態についても車窓から見ていきましょう。

宮古ー豊間根間で一番ネックになるのは、
閉伊川にかかる鉄橋の修復ではないでしょうか・・・。

分かりにくいですが、奥に見える青いラインが鉄橋で、
北側半分くらいが崩落したままなのです・・・。

それ以南、豊間根までは、
荒れ放題ではありますがずっとレールも残っているのです。






ずっと国道と線路が平行して走っているので眺めていました・・・。

そして豊間根を過ぎて、
山田町の津波の被害が大きかった地域に入ります。


中心部でバスを降りて、
かさ上げ工事が進んでいる町を歩いてみましょう。


残っているアスファルトを剥がすところから始まるんですね・・・。


町の真ん中を通行止めにして土を盛っているので、
その周りをくるりと歩くことになります・・・・。


仮設商店街、まだ営業しているようですね・・・。


役場の近くに野菜を売っているおばさんがいて、
買いものに来ていたおじさんに呼ばれて立ち寄ってみました

みなさんで炭火でお餅焼いたり持って来た漬け物広げたりしてて、
私もたくさんおすそ分けいただきました
いろいろ最近の山田町のことうかがい、楽しいひと時でした。

さて、また歩いてみましょう。



盛土に先んじて、これは上下水道工事でしょうかね・・・。



平成27年の秋ぐらいまで上下水道工事やかさ上げを行い、
そこが整備・再建されていくのはそれ以降だということです・・・・。


かさ上げ工事中なので、建築制限されているかと思いきや、
新しい建物もありました。

この地域のかさ上げの高さ分も考えて建てられたと思われます。
こういうのもありなんですね・・・。


山田では仮設商店や飲食店があちこち点在していて、
かさ上げ工事が始まってほとんど移転・閉店しているかと思ったら、
まだほとんどがこれまでの場所で営業していました・・・。

山田の生せんべいの川最さんは移転されていました。

すごかったのは、
仮設店舗の周囲が工事現場になっていて、
「どうやってあそこまで行くの」と思っていたら、

矢印が付いた看板が立てかけてあって・・・


細いロープで区切られた歩行者通路を通って・・・


お店にたどり着く

こういう複雑な工事現場内の通路を、
地元のおばちゃんたちはせっせと自転車押して歩いていました。
すごいなー


さて国道に戻って南に向かって歩いていきましょう。


チェーン店のドラッグストアでひと休みしてふと見ると、
海のほうに行く道が・・・

行ってみましょう!




きれいな港ができていました。
ここでも釣り人に話しかけられてしばしトーク
山田町民、フレンドリーです

バスがいいタイミングで通ってくれれば乗りたかったんですが、
全然時間が合わなかったんで、
なんとなくずーっと歩く羽目に


織笠橋が見えてきました。



周辺のかさ上げ、水門工事もだいぶ進んでいました。


こんな感じになるみたいですよ


橋の海側は整備待ちですね・・・。
高い堤防も立てられちゃうのかな・・・。


国道からこの風景が見えなくなっちゃうのは寂しいですね・・・



船越半島にもちょっと寄り道。


山田湾側の浜にはこんなものが・・・

何ができるんでしょうね。

鯨と海の科学館も再開を目指して修復工事中です。

かつては町民の憩いの場だった船越半島。
震災直後は瓦礫置き場となり悪臭・火事など問題となりましたが、
また憩いの場に戻ることを祈っています。


そしてようやく

やまだ道の駅到着!
すんごくたくさん歩きました

ご褒美に、やまだのわかめソフト。


ここからバスに乗って、大槌町に向かいます。



つづく。

番外編 年の瀬に三陸沿岸でウイスキー ① 宮古

2014-12-27 23:59:09 | Spirits&Others
宮古でお寿司のあとは、
前にも行ったビストロにしようか、はたまた焼酎にしようか、
と思っていたのですが、
宮古って田舎のわりにおしゃれな町なので、
ウイスキーを飲ませる店がないわけない!
と、検索しましたら、ありました!



エル・アミーゴさん。

ウイスキーの店とは思えないネーミング
あとで、お店の名前の由来もお話してくださいました。

中に入りますと、
ちょうどマスターがお客さんとウイスキー検定の話をしている最中でした。


(参考画像)
壁にはスコッチのシングルモルトやブレンデッド、バーボンなど、
主にオフィシャルボトルがずらり。
店内には常時100種類ぐらいのウイスキーがあるのですって。


ますは好みのモルトのひとつ、ストラスアイラ12年を。

おしゃれなグラスですね。

くいくいと飲んじゃいまして、
次はダルウィニー15年をいただきました


静かな夜で、お客さんは私をいれて二人だったので、
マスターやマダムとたくさんお話しさせていただきました。

震災の時のことや、マスターがどのようにウイスキーに傾倒していったかなど。

津波は店内にも2メートルほど入り、
ボトルはほとんどダメになってしまいましたが、
ほんのり店内に漂うウイスキーの香りに励まされながら片付けて、
お店を再開させたそうです。

日本のウイスキーの第一人者、土屋守さんも年に一度お見えになるとか。



さて、もう一杯、スコッチモルトをいただきましょう。
この日のおすすめボトルだというこちらを。


写真逆さすると・・・・

ベリーズ・オウン・セレクション グレンマレイ 1991 21年 57.3%


<ベリーズ・オウン・セレクション>
BBRの自社ボトリング商品で、
カスク・ストレングスなど
高級で希少なヴィンテージ・シングルモルト・ウイスキーをえている。
ほとんどすべての商品はBBRが独占的に取り扱っているもの。

<グレンマレイ蒸溜所>
スペイサイド・エルギンの外れに地元の実業家によって1897年に創業。

北海に面した比較的気候が温暖な地域で、古くからの穀倉地帯として有名。
良質な大麦とダラス・ムアの豊富な湧き水を使い、古くからビール醸造が栄えた。
蒸溜所は17世紀に建設されたビール工場の跡地を利用したもの。
後に姉妹蒸留所となるグレンモレンジも同様にビール醸造所の跡地に作られたもので、
二つの蒸留所はマレイ湾を挟み南と東に位置している。

グレンモーレンジ同様、
ハイランドクイーンなどのブレンドに使用されている。
1999年にシャルドネやシュナンブランなどの白ワイン樽で後熟するようになってから
個性の弱さが払拭されたと評されている。
かつてはLVMH社の系列だったが、
2008年にフランスのLa Martiniquaise社がオーナーとなって以来大きな変貌を遂げ、
2008-2009年の売り上げは25%も増加した。
年間の生産能力は220万リットルと中規模で、
貯蔵庫には5万もの樽が眠っている。

テイスティング:
香:リンゴの皮、オレンジの皮、はちみつ、焦がし麦、
  八角とかクローブのようなスパイス、リコリス、ハーブ、ミント、乳製品
味:スパイス、麦、麦チョコ、オレンジ、
  上のほうに広がる余韻、カカオ、根菜、リコリス


手の中で温め、複雑な香りを楽しみながらゆっくりいただきました。


三陸にもウイスキーに熱いお店があってウレシイ
宮古のお気に入り、また増えました!

ありがとうございました、またお邪魔します

年の瀬の岩手沿岸ぶらり旅 ④ 宮古で夜の部

2014-12-27 20:39:40 | Restaurant/Bar/Cafe
宮古に到着です。


今回の旅、
事前に旅程を立てるヒマがなかったことと、
三陸沿岸各町でホテルに余裕があったこともあり、
あらかじめ宿泊するところを決めずにスタートしました。

この日は、宮古か、できれば次の山田町まで行けたらいいなと思っていて、
宮古到着時点で16時前。
約30分後に山田行きのバスが出るので、
それに乗るか否か駅の待合室でしばし考えた結果、
宮古に泊まることにしました。

1時間後、山田に着くころには真っ暗になっていることが予想され、
津波の被害がひどかった山田中心部は
まだ暗い中ごはん処を探して歩く雰囲気ではないので・・・

さっそく宮古駅前のホテルをネット予約しチェックイン。
歩きっぱなしで冷えた体を温めてからご飯を食べに出かけました。

せっかくだから三陸のお魚を食べられるところ、と
地元で人気の居酒屋アタックしましたが予約でいっぱいです・・・と。
ダメもとで、以前お邪魔したことがあるお寿司屋さんに電話したら
大丈夫とのことだったので伺いました、

よし寿司さんです。


まずは日本酒、とおつまみから。

宮古の地酒、千両男山の特別純米とお通しのタラ白子ポン酢。


お刺身盛り。
右から、ヤリイカ、メカジキ、メジ中トロ、にさい(若いブリ)、つぶ。


ドンコのたたき。
ドンコって、ドンコ汁以外で食べることがあんまりなかったんですが、
ほんとにおいしいお魚です


蒸し牡蠣。
山田産だそうです。


柿釜。
くりぬいた牡蠣に魚介の酢の物。
なかをいただいたあとは・・・・

食べやすいように切ってくださいました。


さて、これからお寿司です
小肌、サバ、赤貝、アワビ、ドンコ、穴子を入れて
あと残りはおまかせで全部で10貫とお願いしました。


小肌


〆サバ


赤貝


アワビ


ドンコ


穴子

あれ・・・穴子までリクエストしたのが先に全部出ちゃった。
10貫の順番はお任せでよかったんだけどな・・・


ホッキ貝

写真忘れましたが、メヌケ。


えんがわ。


すじきゅう巻き。


しじみ汁。


デザートに杏仁豆腐とリンゴのゼリー。

ひかりものとドンコがおいしかったー
お寿司の順番がちょっと残念でしたが、まあいいか。

寒い中、しかも年末の土曜日、食事処難民を覚悟しかけていたのに、
美味しい三陸の幸をいただけてほんとよかった・・・・。

ごちそうさまでした


底冷えの宮古の商店街を歩いて、2次会の店へ・・・。


つづく。



年の瀬の岩手沿岸ぶらり旅 ③ 田老

2014-12-27 17:02:15 | Travel
島越をあとにしまして、車窓を眺めつつ田老へ。
昨年の年末に同じように三陸を歩いた時以来なので
一年ぶりに寄らせてもらいます。

途中、岩泉町の小本駅は改築工事のため旧駅舎の解体工事中でした。

島越が不通だったときには、バスの代行運行で、
この小本駅に何度もお世話になりました。
日本三大鍾乳洞のひとつ、龍泉洞の最寄りでもある小本駅
どんな駅になるか楽しみですね


さて、田老に到着です。

田老駅は駅舎は無く、無人駅です・・・。

いつものように、駅を出てすぐ町の中心部に向かおうと思ったら・・・

国道工事中だから迂回しろと・・・・。




国道45号線。
現行の道路の山側横に盛り土をして、国道をかさ上げ移設する工事のようです。
なるほど・・・。

そして・・・



田老と言えば、万里の長城とも言われていたエックス型の堤防で有名ですが、
壊れたところは再建し、残ったところはこうして補強するようです。

少し先に工事計画が掲示されていました。

今度の堤防はエックス型にならないようです。
先の津波では、
エックスの中心部に波が集中して集まり、堤防を破壊したようなのでね・・・。

これが壊れちゃった堤防。



エックスの海側のほうが壊れてますが、
新しい海側の堤防は4メートルほど高くしてさらに海側に新たに作られるので
この壊れた部分は撤去せず、震災遺構として保存することになったそうです。

で、残った陸側の堤防は、
このように隙間を埋める程度の補強が施されて再利用です。






そして田老にはもう一つ、震災遺構として保存されることが決まっている建築物が。

たろう観光ホテル。
昨年来たときには、
この建物の中に入って、4階からの津波の映像を観たりするツアーがあったのですが、
今回は建物周囲に囲いがしてあって、そういうのやってる雰囲気ありませんね・・・。

隣にはプレハブが。

新しいホテルの準備室です。
高台に2015年4月にオープン、ってことはもうあと少しですね!
楽しみです。
オープンしたら泊まりに行っちゃおうかな・・・
などと思いながら立ち去ろうとしたら、
プレハブから人が出てきて、
「よかったら津波のビデオ観ていきませんか?」と。
メディアで観たことがある、ここのホテルの社長さんでした。
お言葉に甘えて、プレハブ内に入らせていただき、
社長さんが死を覚悟したという津波の映像を見せていただきました。
4分ちょっとの映像ですが、
津波の勢いが凄すぎて衝撃が強く、涙が出てしまいました・・・。
あの津波を後世に残すために、
これは多くの方にぜひ見てほしい映像だと思います。

ちなみに、
観光ホテルの建物は震災遺構として宮古市が管理しているため、
いまは立ち入りできないようになっているのだそうです。

観光ホテルから駅方面に戻ろうとしていたら、
こちらに入れそうだったのでお邪魔しました。

たろうの浜小屋。
土日だけ営業している周辺の人たちのオアシス。
昨年夏にオープンされて、冬にわたしがここを歩いた時にもあったのですが
その時には開いてなかったので今回ラッキーでした。

が、何か食べている時間はなかったので、
紅茶をいただきました。

マリアージュ&フレールの紅茶をステキなカップで出していただきました。

そして奥様から田老地区の現状をあれこれお聞きしました。
私がいろいろ三陸を旅していると分かると、
他の町の状況をいろいろ聞いていただいたりして・・・。
とてもあたたかいおもてなしに
思いのほか長居してしまいました
ありがとうございました

さて、ちょっと急ぎ足で駅方面に戻ります。



こんなふうにかさ上げされています・・・。

実は、もう一つ寄りたいところ、
国道沿いに昨年も買い物した商店があったのですが・・・

見えてはいるのに、かさ上げ工事の向こう側で、
かなり迂回しないとたどり着けないようすで、
時間の関係上断念


向うの山には宅地も造成されています。
結構すごい早さで変わっていきそうですね、田老。
また来ます!


そして、また三鉄に乗って宮古に向かいます。

田老は無人駅なので、
電車の中で整理券を取って下りるときに料金払う、バス方式です


つづく。

年の瀬の岩手沿岸ぶらり旅 ② 島越

2014-12-27 14:00:52 | Travel
再建された島越駅にはじめて下り立ちました。


三鉄の再建にはクウェート国から多くの支援をいただいたようで、
感謝の気持ちがこの駅にも表されています。



震災前は建物がたくさん立っていた駅周辺。


いまは何にもありません・・・。




それでもせっかくお天気も良いし、
周辺を散策してみることにしました。


震災前の線路は高架構造だったのですが、
このように津波防波堤を兼ねた構造になりました。
再建された駅(赤い屋根の建物)は、
川より北側の築堤に隣接するかさ上げ盛土の上に移転しています。

震災前は駅舎もホームも川のこちら側にありました。
旧駅舎のごく一部が残されているので行ってみましょう。


旧駅は、
宮沢賢治の童話「グスコーブドリの伝記」の舞台のひとつから
カルボナード島越駅と呼ばれていました。
「目の前に海が広がる、お洒落な南欧風の独特な駅舎」として、
東北の駅百選に選定されたこともあったそうです。



この旧駅の一部だった歌碑は
震災遺構として保存されることになっているそうです。


さて漁港のほうに行ってみましょう。




まだまだ津波の爪痕が残っていますが・・・





南側では漁港も機能再開、観光クルーズも再開しているとのこと。



北側にも行ってみましょう。



三陸鉄道北リアス線では鉄橋・高架が3つ崩落したのですが、
そのうちのひとつ・・・・。



ちょうど三鉄が通過しました

3つの鉄橋・高架が再建されて、全線再開通となるまで3年かかりました。
その間、何度がこの辺りを見に来たことがあったので、
その時の状況を思い出すと感慨ひとしおです


さて、駅舎に戻ってみましょう。

周辺のジオラマとか、地域の子どもたちの三鉄の絵とかの展示。




そして物販コーナー。

ちょっと閑散とした感じです・・・
旧駅舎には喫茶店もあったそうですが、
いまは周辺に人も住んでないしね・・・・

ちなみに下車してからまた乗車するまでの約1時間半、
この辺を歩いている人は、
私だけでした


喫茶店はなくてもイートインのスペースはあるので
こちらをいただきました。

地元、田野畑のアイスクリーム。
何種類か味があるのですが、大吟醸味で
すごい酒粕の味が濃くておいしかった!


さて、そろそろまた電車に乗って移動しますか・・・。



次は田老に向かいます。


つづく。

年の瀬の岩手沿岸ぶらり旅 ① 久慈

2014-12-27 11:58:21 | Travel
年末の帰省に合わせて、岩手沿岸をぐるりと回ってきました。
青森→八戸→久慈、そして岩手沿岸を南下し、宮城県の気仙沼まで、
今年はどこまで復興が進んだかなって、
3日ほどかけて町の状況を見聞しようと思いまして

まずは八戸でJR在来線に乗り変えて、
青森と岩手北部の海を見ながら、
あまちゃんの里、久慈に向かいます。









2時間ほどでJR久慈駅到着。


そして隣の三陸鉄道久慈駅へ。

年末だからか静かな駅周辺・・・。

久慈に来るといつも狙っているのが、
ドラマ「あまちゃん」でも登場していた「うに弁当」。
震災直後はウニが取れなかったため、
そしてその後ドラマで人気が出たため、
今までゲットできたことがなかったんです・・・・

そして今回、はじめてゲットできました

それは後でいただくことにして、
まずは4か月ぶりの久慈散策。
三鉄への乗り継ぎまで1時間半あるのでね


まだ解体されてなかった!駅前デパート。


町中にあふれるあまちゃんアート。


商店街の企画で、お店紹介やサービスのお知らせが張ってあります。


町中にある道の駅でショッピングタイム

さて、そろそろ三鉄駅に戻りますか・・・。


わ!いきなり人が増えました
さっきお弁当買っておいてよかった!

ホームに向かいます。


車内にて発車までの間ブランチタイム。

うに弁当。
蒸しうにがのっているだけかと思ったら、
下のごはんもうにが混ざっていて、超豪華
お味もとってもおいしかったです

そして電車は南に向けて発車しました。
久慈から宮古の間は5月の連休に見て以来なので、
工事は進んでいるかなーと車窓に釘付けです

お隣の野田村。

堤防工事も5月に見たときとほとんど同じ感じ。
かさ上げもそんなに進んでいる感じがしなかった・・・。


その先のサケふ化場。


お天気がよくて海も空もきれいです


田野畑駅前。
何にも変わってませんね・・・

まあ、この辺りには住宅は立てないのでしょうから、
高台の復興住宅の建設が優先なのでしょう。

さて、これから田野畑村の島越(しまのこし)駅で途中下車します。

島越は北リアス線沿線で一番津波の被害が大きかったところで、
鉄橋も駅舎も崩壊したため、今年の春までその区間はバスで代行、
電車の運行が全線開通してからも駅舎は未完成で、
夏にようやく営業が始まり、
わたくし未訪でありました。



楽しみです


つづく。