師走に入りました・・・。
早いですね
ようやく受験票が届きました。
さて、もう1週間切りましたので、
飲むお勉強は諦めて、字のお勉強に徹するかなーとも思ったんですが、
目標にしていた銘柄でまだ飲んでないのが10以上あるので自分に納得いかず・・・
でも、前回お邪魔したモルトバーにも結構在庫ない銘柄あったからなあ・・・
もう1軒ぐらいマニアックなところないかしら・・・
と、ネット検索していましたところ、
発見しました、よさげなお店。
なんで今まで気が付かなかったのでしょう
ホームページにはモルトウィスキーの詳細なリストがあって、
私がまだ飲んでいないもののほとんどが載っていたので、
よしっ!行くか!
で、翌日の火曜日、再びススキノへ・・・。
Malt Bar Kirkwall(カークウォール)さん。
カウンターのみの静かなバーです。
またまた先日同様、検定受験することと、ハーフでいろんなの飲みたいことと伝えて、
「まだ飲んでないものリスト」をお見せしましたところ、
11銘柄中8銘柄在庫がありましたので、
行けるところまで次々いただくことにしました
最終的に8つ全部いっちゃったんですけどね
やはりこちらもいくつかはボトラーズになっちゃうんですが、
オフィシャルもいくつかあってよかったです
<カードゥ12年>(スペイサイド)
カードゥは「黒い岩」の意味。
1811年、ジョン・カミングが農閑期の副業として密造酒を始めたことから。
1824年に政府公認蒸留所となってからは嫁のエリザベスが経営手腕を発揮、
「ウイスキー産業の女王」と称された。
ジョニーウォーカーの重要な原酒。
30%がシングルモルト用、その7割移譲がスペインに出荷される。
テイスティング:
香:梨 樽、紹興酒、チーズ、
味:麦、かるーく塩味、ミルクチョコ、余韻はさほど長くなくややドライフィニッシュ
<ブレアアソール12年>(ハイランド)
夏目漱石も訪れたという有名な保養地ピトロッホリーの町にある蒸留所。
蒸留所名の由来はアソール公爵の居城ブレア城。
昭和天皇が皇太子時代に滞在したこともある。
ラベルにカワウソが描かれているが、
裏山の泉から引くオルトダワー・バーン(「カワウソの小川」の意味)から。
テイスティング:
香:酒精強化ワイン、うっすら醤油、ドライフルーツ
味:麦チョコ、梨、ナッツ、樽タンニン、なめらかにスパイスあがり余韻へ
グレンロセス 1990 サマローリ
イタリア・ボトラー界のカリスマ、シルヴァーノ・S・サマローニ氏が
自らテイスティングして厳選したモルトのみをボトリング。
品質の高さには定評があり、
瓶詰め前の試飲で気に入らないものは樽ごと転売してしまうというというこだわり。
そのためか生産量少なく、さらに最近はニューリリースもめっきり減っていて
ファンが心待ちにしているところ。
<グレンロセス>(スペイサイド)
創業は1878年、ローゼス川の谷にあることから。
ブレンダーの間ではつねにスペイサイドのトップ6にランク付けされる。
95%がカティサークなどのブレンド用。
テイスティング:
香:麦わら、ゴム、オイリー、セメダイン、赤い花、ミント、
味:ポン菓子、ギュイッとスパイス&アルコール、ナッツ、麦チョコ、ゆで豆、根菜、
余韻チョコ
ちょっとおなじグレンロセスのボトラー違いを比較試飲させていただきました。
グレンロセス 32年(1975-2008)オールドモルト カスク ダグラスレイン社
兄弟別れする前のダグラスレイン社のOMCシリーズ。
香:セメダイン、麦、海、梅
味:麦わら、カカオ、塩味、ゆでピーナツ、たい焼きの皮、
加水チョコ
熟成が長くボトラーが違ってもやはり同じ蒸溜所、
オイリーでナッティー共通傾向があります。
<プルトニー17年>(ハイランド)
かつてヨーロッパ最大のニシン港だったブリテン島の北端の町ウイックを見おろす高台の町、
プルトニータウンに1826年に創業。
ボトルには19世紀のニシン漁船が描かれている。
かつてはバランタインの主要モルトでシングルモルトは販売されていなかった。
テイスティング:
香:セメダイン、オイリー、オレンジ、ドライマンゴー、
味:アタックぎゅっと絞まるようなアルコール感、徐々に広がり麦、潮風
樽タンニン、軽くミルク、ナッツ、余韻は大海原を吹き抜ける風
アベラワー 23年 1989-2013 ケイデンヘッド・スモールバッチ 54.9%
ウイリアム・ケイデンヘッドは
1842年にアバディーンで創業したスコッチ最古のボトラーで、
GM社と並ぶボトラーの雄。
現在の本拠地はキャンベルタウン。
豊富な在庫を持ち、カスクストレングスを中心にリリースしている。
<アベラワー>(スペイサイド)
秀峰ベンリネス山からのラワー川沿いに1826年創業。
ゲール語で「ラワー川の落ち合い」。
現在の建物は1879年の火災後に
チャールズ・ドイグ(蒸留所設計の第一人者)が設計した美しいヴィクトリア調。
シングルモルトとしてトップ10に入る売り上げで、
とくにフランスで人気が高い。
テイスティング:
香:南伊のアルコール高い赤ワイン、
加水こがし麦、オレンジ、リンゴの皮、かるく乳製品
味:麦、アルコール鼻に甘み、舌にピリー、
加水ポン菓子、根菜、はちみつ、チョコ、リンゴの皮、酸味、スパイス、
余韻酸味と鼻に抜ける甘いアルコール、渋み
ワインっぽい香りがしたのでシェリー樽かと思ったらバーボンのボグスヘッドでした・・・。
わたしが感じるワインのような香りっていうのが
何から来てるのか、今後要研究です
それにしてもすごくたくさんの風味があっておいしかったです、これ。
<ブナハーブン12年>(アイラ)
アイラ島の玄関口、ポートアスケイグ港の北に1881年創業。
ブナハーブンは「河口」の意味。
アイラモルトのなかで最も軽いと言われているが、
最近ではスモーキーなモルトを2割ほど生産。
アイラ島のすべてのモルトウイスキーをブレンドしたブラックボトルのホーム蒸留所でもある。
テイスティング:
香:紹興酒、スモーク 漬け物樽、加水ヨード
味:カラメル、塩味、麦の甘み、
余韻、塩味酸味、カカオ、渋み
ブラインドだったらアイラっていうよりは海の近くだと思っちゃう、たぶん・・・。
アバフェルディ 1991-2012 ゴードン&マックファイル"コニサーズチョイス" 43%
コニサーズチョイスは「鑑定家の選定」という意味で
GM社のとくに有名なシリーズ。
希少なボトルが多く揃う。
<アバフェルディ>(ハイランド)
「パルドックの河口」の意味。
パースのジョン・デュワーズ&サンズ社が
同社のブレンデッドスコッチ、デュワーズのモルト原酒を確保するために1896年に創業。
テイサイドに残る最後の蒸留所。
蒸留所の裏には美しい森が広がり赤リスが生息し、蒸留所のシンボルにもなっている。
ビジターセンター「デュワーズ・ワールド・オブ・ウイスキー」には
年間4万人(特にアメリカ人)が訪れる。
テイスティング:
香:セメダイン、麦、アルコール、加水で柑橘、リンゴ
味:麦チョコ、ふじリンゴ、梨、根菜、余韻は苦味、フワッとカカオ
リッチでなめらか。
グレンバーギー 1966-2008 GM 50%
GM社の蒸溜所ラベル、ジャパンインポートシステムのためにボトリングされたものです。
<グレンバーギ>(スペイサイド)
1810年創業。
バランタイン魔法の7柱を担い、
他にもアンバサダー、オールド・スマグラーというブレンデッドの原酒となっている。
そのためシングルモルトとしてはめったに出荷されることはなかったモルトウィスキーで、
オフィシャルボトルは現在発売されていない。
ボトラーものはGMからいくつか出ているが他のボトラーものは非常に少ない。
テイスティング:
香:セメダイン、甘いワイン、アメ細工、マンゴー、バナナ、麦わら
味:ねっとり、梨、ギュイッとアルコール、根菜、タンニン、メープルシロップ
ボディ厚い 余韻メープル、ミント、カカオ、苦味
うまい! alc.50%ですが、全然加水いらなかった。
ヤバイです・・・
以上でございました。
今回はオフィシャル半分で、
写真で見たことあるラベルが出てくる安心感、そしてお財布に優しい修行でした。
ボトラーズについても、
本格修行2回目ということもあり、前回よりは冷静に向き合うことができたと思います。
そのせいか、すばらしいモルトに出会うことができました。
ケイデンヘッドのアベラワーと最後のグレンバーギは本当に美味しくて、
出会えて本当によかったと思います。
こうしてだんだんはまっていくのですねー(汗)
さて、テキストに載ってる50蒸溜所のモルト制覇の目標を掲げましたが、
残すは3つ・・・。
これが揃うバーがあるとよいのですけど、
試験前にバーを探す時間あったらもうちょっと本の勉強しなきゃって感じなので、
とりあえず、飲むお勉強は一旦終了。
残りあと4日、歴史と地理と科学の勉強に戻ります。
早いですね
ようやく受験票が届きました。
さて、もう1週間切りましたので、
飲むお勉強は諦めて、字のお勉強に徹するかなーとも思ったんですが、
目標にしていた銘柄でまだ飲んでないのが10以上あるので自分に納得いかず・・・
でも、前回お邪魔したモルトバーにも結構在庫ない銘柄あったからなあ・・・
もう1軒ぐらいマニアックなところないかしら・・・
と、ネット検索していましたところ、
発見しました、よさげなお店。
なんで今まで気が付かなかったのでしょう
ホームページにはモルトウィスキーの詳細なリストがあって、
私がまだ飲んでいないもののほとんどが載っていたので、
よしっ!行くか!
で、翌日の火曜日、再びススキノへ・・・。
Malt Bar Kirkwall(カークウォール)さん。
カウンターのみの静かなバーです。
またまた先日同様、検定受験することと、ハーフでいろんなの飲みたいことと伝えて、
「まだ飲んでないものリスト」をお見せしましたところ、
11銘柄中8銘柄在庫がありましたので、
行けるところまで次々いただくことにしました
最終的に8つ全部いっちゃったんですけどね
やはりこちらもいくつかはボトラーズになっちゃうんですが、
オフィシャルもいくつかあってよかったです
<カードゥ12年>(スペイサイド)
カードゥは「黒い岩」の意味。
1811年、ジョン・カミングが農閑期の副業として密造酒を始めたことから。
1824年に政府公認蒸留所となってからは嫁のエリザベスが経営手腕を発揮、
「ウイスキー産業の女王」と称された。
ジョニーウォーカーの重要な原酒。
30%がシングルモルト用、その7割移譲がスペインに出荷される。
テイスティング:
香:梨 樽、紹興酒、チーズ、
味:麦、かるーく塩味、ミルクチョコ、余韻はさほど長くなくややドライフィニッシュ
<ブレアアソール12年>(ハイランド)
夏目漱石も訪れたという有名な保養地ピトロッホリーの町にある蒸留所。
蒸留所名の由来はアソール公爵の居城ブレア城。
昭和天皇が皇太子時代に滞在したこともある。
ラベルにカワウソが描かれているが、
裏山の泉から引くオルトダワー・バーン(「カワウソの小川」の意味)から。
テイスティング:
香:酒精強化ワイン、うっすら醤油、ドライフルーツ
味:麦チョコ、梨、ナッツ、樽タンニン、なめらかにスパイスあがり余韻へ
グレンロセス 1990 サマローリ
イタリア・ボトラー界のカリスマ、シルヴァーノ・S・サマローニ氏が
自らテイスティングして厳選したモルトのみをボトリング。
品質の高さには定評があり、
瓶詰め前の試飲で気に入らないものは樽ごと転売してしまうというというこだわり。
そのためか生産量少なく、さらに最近はニューリリースもめっきり減っていて
ファンが心待ちにしているところ。
<グレンロセス>(スペイサイド)
創業は1878年、ローゼス川の谷にあることから。
ブレンダーの間ではつねにスペイサイドのトップ6にランク付けされる。
95%がカティサークなどのブレンド用。
テイスティング:
香:麦わら、ゴム、オイリー、セメダイン、赤い花、ミント、
味:ポン菓子、ギュイッとスパイス&アルコール、ナッツ、麦チョコ、ゆで豆、根菜、
余韻チョコ
ちょっとおなじグレンロセスのボトラー違いを比較試飲させていただきました。
グレンロセス 32年(1975-2008)オールドモルト カスク ダグラスレイン社
兄弟別れする前のダグラスレイン社のOMCシリーズ。
香:セメダイン、麦、海、梅
味:麦わら、カカオ、塩味、ゆでピーナツ、たい焼きの皮、
加水チョコ
熟成が長くボトラーが違ってもやはり同じ蒸溜所、
オイリーでナッティー共通傾向があります。
<プルトニー17年>(ハイランド)
かつてヨーロッパ最大のニシン港だったブリテン島の北端の町ウイックを見おろす高台の町、
プルトニータウンに1826年に創業。
ボトルには19世紀のニシン漁船が描かれている。
かつてはバランタインの主要モルトでシングルモルトは販売されていなかった。
テイスティング:
香:セメダイン、オイリー、オレンジ、ドライマンゴー、
味:アタックぎゅっと絞まるようなアルコール感、徐々に広がり麦、潮風
樽タンニン、軽くミルク、ナッツ、余韻は大海原を吹き抜ける風
アベラワー 23年 1989-2013 ケイデンヘッド・スモールバッチ 54.9%
ウイリアム・ケイデンヘッドは
1842年にアバディーンで創業したスコッチ最古のボトラーで、
GM社と並ぶボトラーの雄。
現在の本拠地はキャンベルタウン。
豊富な在庫を持ち、カスクストレングスを中心にリリースしている。
<アベラワー>(スペイサイド)
秀峰ベンリネス山からのラワー川沿いに1826年創業。
ゲール語で「ラワー川の落ち合い」。
現在の建物は1879年の火災後に
チャールズ・ドイグ(蒸留所設計の第一人者)が設計した美しいヴィクトリア調。
シングルモルトとしてトップ10に入る売り上げで、
とくにフランスで人気が高い。
テイスティング:
香:南伊のアルコール高い赤ワイン、
加水こがし麦、オレンジ、リンゴの皮、かるく乳製品
味:麦、アルコール鼻に甘み、舌にピリー、
加水ポン菓子、根菜、はちみつ、チョコ、リンゴの皮、酸味、スパイス、
余韻酸味と鼻に抜ける甘いアルコール、渋み
ワインっぽい香りがしたのでシェリー樽かと思ったらバーボンのボグスヘッドでした・・・。
わたしが感じるワインのような香りっていうのが
何から来てるのか、今後要研究です
それにしてもすごくたくさんの風味があっておいしかったです、これ。
<ブナハーブン12年>(アイラ)
アイラ島の玄関口、ポートアスケイグ港の北に1881年創業。
ブナハーブンは「河口」の意味。
アイラモルトのなかで最も軽いと言われているが、
最近ではスモーキーなモルトを2割ほど生産。
アイラ島のすべてのモルトウイスキーをブレンドしたブラックボトルのホーム蒸留所でもある。
テイスティング:
香:紹興酒、スモーク 漬け物樽、加水ヨード
味:カラメル、塩味、麦の甘み、
余韻、塩味酸味、カカオ、渋み
ブラインドだったらアイラっていうよりは海の近くだと思っちゃう、たぶん・・・。
アバフェルディ 1991-2012 ゴードン&マックファイル"コニサーズチョイス" 43%
コニサーズチョイスは「鑑定家の選定」という意味で
GM社のとくに有名なシリーズ。
希少なボトルが多く揃う。
<アバフェルディ>(ハイランド)
「パルドックの河口」の意味。
パースのジョン・デュワーズ&サンズ社が
同社のブレンデッドスコッチ、デュワーズのモルト原酒を確保するために1896年に創業。
テイサイドに残る最後の蒸留所。
蒸留所の裏には美しい森が広がり赤リスが生息し、蒸留所のシンボルにもなっている。
ビジターセンター「デュワーズ・ワールド・オブ・ウイスキー」には
年間4万人(特にアメリカ人)が訪れる。
テイスティング:
香:セメダイン、麦、アルコール、加水で柑橘、リンゴ
味:麦チョコ、ふじリンゴ、梨、根菜、余韻は苦味、フワッとカカオ
リッチでなめらか。
グレンバーギー 1966-2008 GM 50%
GM社の蒸溜所ラベル、ジャパンインポートシステムのためにボトリングされたものです。
<グレンバーギ>(スペイサイド)
1810年創業。
バランタイン魔法の7柱を担い、
他にもアンバサダー、オールド・スマグラーというブレンデッドの原酒となっている。
そのためシングルモルトとしてはめったに出荷されることはなかったモルトウィスキーで、
オフィシャルボトルは現在発売されていない。
ボトラーものはGMからいくつか出ているが他のボトラーものは非常に少ない。
テイスティング:
香:セメダイン、甘いワイン、アメ細工、マンゴー、バナナ、麦わら
味:ねっとり、梨、ギュイッとアルコール、根菜、タンニン、メープルシロップ
ボディ厚い 余韻メープル、ミント、カカオ、苦味
うまい! alc.50%ですが、全然加水いらなかった。
ヤバイです・・・
以上でございました。
今回はオフィシャル半分で、
写真で見たことあるラベルが出てくる安心感、そしてお財布に優しい修行でした。
ボトラーズについても、
本格修行2回目ということもあり、前回よりは冷静に向き合うことができたと思います。
そのせいか、すばらしいモルトに出会うことができました。
ケイデンヘッドのアベラワーと最後のグレンバーギは本当に美味しくて、
出会えて本当によかったと思います。
こうしてだんだんはまっていくのですねー(汗)
さて、テキストに載ってる50蒸溜所のモルト制覇の目標を掲げましたが、
残すは3つ・・・。
これが揃うバーがあるとよいのですけど、
試験前にバーを探す時間あったらもうちょっと本の勉強しなきゃって感じなので、
とりあえず、飲むお勉強は一旦終了。
残りあと4日、歴史と地理と科学の勉強に戻ります。