Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

日本酒  いづみ橋 秋とんぼ 山廃・山田錦 

2010-08-22 23:50:21 | Sake


いづみ橋 秋とんぼ
山廃 山田錦
泉橋酒造株式会社 神奈川県


いづみ橋では「酒造りは米つくりから」の信念もと、
酒米作りから取り組んでいます。
まさにブルゴーニュの「ドメーヌ」のよう。

このとんぼのマークにも意味があります。
田んぼで育つ赤とんぼの数が増えるよう
米の栽培時の農薬の使用量を減らすことで、
安心できる原料米をつくり、
それを使用しての醸造をしています。
秋の空にたくさんの赤とんぼが飛び交う、
そんなまちを作りたいといづみ橋では
赤とんぼをシンボルマークにしているのだそうです。


使用米:海老名産山田錦
精米歩合:麹米70% 掛米80%
日本酒度:+16
酸度:1.9
alc.15~16%


<テイスティング>
外観  清澄度、透明性高く健全。
    輝きのあるレモンイエロー、粘性中等度~高め
香り  炊いた米、クリーム、ナッツ、古いご飯、ユリの花
味わい アタックはシャープ、
    とろりとしたテクスチャーだが舌に軽くぴりぴりとした刺激。
    塩味を感じる。甘みは微かに感じる程度。刺激的な酸と塩味。
    キレのよい苦味、やや舌に張り付く渋みもある。
    旨みははじめほとんど感じないが
    余韻の中に米の旨みを微かに感じる。
    濃厚な穀物や香ばしいロースト香、木材のフレーバー。
    余韻は中~長めで、香ばしさ、米の風味と渋みが残る。
サンプルの特徴
    かなり辛口。
    甘味や旨味は少なく、
    塩味、酸味、苦味、渋味と口内をドライにする要素が強い。
    かなり男性的なお酒。
    旨味が少なくドライな飲み口で、コクがあるとはいえないが、
    米を思わせる要素が強く、
    香りや味わいが複雑である事から醇酒と位置づけたい。
適した飲用シーン
    日本酒が好きな人向き。
    特に中年以降、どちらかというと男性向き。~25
    冬に燗酒にして温かい食べ物を囲みながら、
    セミフォーマルな和食店での仕事仲間との語らいの場で。
    しっかり食事を取りながらというよりは、
    食後に酒肴を頂きながらといったシーンで。
飲用温度 40~45℃
     酸味、苦味、渋味強めなので温めることでそれらを和らげ、
     同時に甘味や旨味を引き出して味わいたい。
     温めることで複雑な香りを広げて楽しむ事も出来る。
適した酒器 温めて米の風味や香ばしさを楽しみたいので
      ぬくもりのある和風の陶器を選びたい。
      備前、信楽、伊賀のような
      厚みのある焼締陶器がよい。
相性の良い料理のイメージ
    クリームやナッツの香りから、
    クリーム系の料理や香ばしさのある料理とともに楽しみたい。
    ドライな飲み口なので、
    脂の乗った魚や肉料理、珍味などといただくことで、
    口内をさっぱりさせる効果もあると思われる。  
    和食:秋刀魚の塩焼き 珍味系 焼き鳥 ぶり大根、
    洋食:牡蠣のクリームグラタン、チーズ、レバーパテ
       スモークサーモン、
    中華:トンポウロウ、魚介と野菜のXO醤炒め


つぶやき
日本酒度や酸度などの情報は
テイスティングが終わったあとに見るようにしているのですが、
このお酒は山廃のくせに旨みとかまろみとかなくて
ビリビリのスーパードライなので、
日本酒度+16というのを知ってナットク・・・っていうか、
+16ってどんだけ~って感じでした

神奈川県には他に
相模灘
蓬莱
丹沢山
などの日本酒があります。


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