Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

映画 硫黄島からの手紙

2006-12-14 23:40:49 | Movie

原題 Letters From Iwojima
制作 アメリカ 2006

はい、硫黄島2部作の2本目、
日本からみた硫黄島の戦いの映画です。

「父親たちの星条旗」を観たときには
日本版観たら泣くなこりゃ・・・と思ったのですが、
泣きませんでした。

ん~・・・正確に言うと
はじめのほうで二宮君が穴掘ってるシーンで
ちょっと鼻のところがジーンとしましたが
それ以降はもう食い入るようにスクリーンを観てました。
栗林中将が硫黄島の地形を把握して
部下たちと対立しながら作戦を練っていくシーンとか、
「父親達~」よりも多かった戦闘シーンとか、
自決シーンとか・・・・

これ、悔しいけど、
制作が日本人じゃないからここまで作れたのかなと思う。
「天皇陛下万歳」のシーンとか、集団自決のシーンとか、
結構リアルで、
日本映画でここまでやったら多かれ少なかれ
問題になったのかな・・・と思う。

よく外国人が作る日本の映画にありがちな
デフォルメ(?)されてるような部分も無かったと思う。
あとは栗林中将が渡辺謙じゃなかったらもっとよかったかも。
なんか彼はもうハリウッドの顔だから、
もっと向こうで知られてない人のほうが
ハリウッドの肩書きなしで
純粋に硫黄島に向き合える映画になったかも。

2つの映画で同じ画像を使ってつながりを持たせたところは
日米2面から捉えているけど
一つの歴史上の出来事なんだという感じになってよかった。

アメリカ版のほうは
実際に硫黄島で戦った兵士やその家族の話に
即したストーリーになってるけど、
日本版のほうは、
栗林中将だってホントはどう死んだか分かってないし、
ある意味作り話なんだろうけど、
かといって安っぽくはない。
でも最後の突撃は本当の話らしいから、
もうちょっと時間を割いてもよかったのかな・・・
やっぱ、夜の戦闘シーンだし長く引っ張ってもクドイだけか。

みなさん、死体がいっぱい出てますけど
見たほうがいい映画です。


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