Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

GW 岩手沿岸縦断の旅 ⑫釜石、夜の部

2014-05-04 23:19:01 | Travel
釜石中心部に到着しました。

宿にチェックインし、ふらりと町へ。



甲子(かっし)川。

ずっと感じていましたが、
この時期の山って、
冬枯れと、広葉樹の新緑の黄緑と、針葉樹の深緑がまだらで、
面白いですよねー




さて、夜の部、
この日はここでスタート。



鈴子の仮設飲食店街にある咲家さん。
馴染みの店ですが半年ぶりです

ママさんお元気そうで。


おいしい白ワインを1杯いただいて、
この日は軽めに終了。

またゆっくり来ます



そして繁華街、大町に移動。

新しいホテルは7月オープン予定らしいです



ずーっと被災したままだった建物が
3月に来たとき工事の囲いしてあると思ったら、
今回もうこんなにきれいになってました。


内陸のほうの仮店舗で営業されていたお店が戻ってきます。
ウレシイですね!



そして、
いつもの和っつさん。




ビールスタートで


前回はホロホロ鳥オンパレードでしたが、
今回は黒板メニューからあれこれと・・・・。



大船渡産の生シラス。



初鰹のお刺身。



ここから焼酎に切り替え
全部マスターにおまかせです。



さつま おはら。
芋の風味がしっかりしている。



ホロホロ鳥のモツ刺し。



鶏ささみチーズチーズフライ。
行者にんにくのフライも。



大好きな「克」。
久々に飲んだ―。おいしい。



ホロホロ鳥ささみ刺し。




香ばしい麦焼酎「おこげ」とともに・・・。





〆は自家製おしんこ。
和っつさんは、黒板メニューも気になるけど
こうして定番グランドメニューもちょっとずついただいて全制覇したい(笑)

宮崎の芋焼酎「風の番人」は黒麹だけど割と軽く飲める感じで、ロックで美味し。



最後に甘いの飲みたくなってマスターおすすめのこちらを。



生姜とラズベリーと赤唐辛子のリキュール。
おもしろーい
おいしいし


またまたたくさんいただきました
いつもありがとうございます


大満足で夜の部終了です。



つづく。

GW 岩手沿岸縦断の旅 ⑪ 片岸・鵜住居・根浜海岸

2014-05-04 12:59:25 | Travel
大槌からバスに乗って、
お隣の釜石市、片岸で降りました。





バス停すぐ近くにある神社に寄ってみました。





去年も寄ったんですが、
途中で道が荒れていたんで上まで行かなかったんです・・・・

今回も道は荒れたまんまですが・・・・





なぜか今回は上まで行く気満々



お参りしました。

津波の避難場所になってますが、
結構急だし、こんなに道が荒れたままではなかなか上がりにくいですよね・・・




さて、
壊れてしまったJR山田線の線路を超えて、
海のほうに行ってみましょう







前にこの辺りを歩いたときは、
瓦礫の山がいくつもあって、全体の見通しが悪く、
どの辺まで入っていけるのかわかりにくかったのですが、
今回は瓦礫も無くなり道もわかりやすくなっていたので
「ここ行けそう・・・」みたいな感じが分かりやすくなってて、
あちこち足を延ばしちゃいました


まずは壊れた堤防を越えて浜に出てみました。



わー キレイ
震災前はさぞかし美しい浜だったのでしょうね・・・。

この浜は何ていう名前?と地図をみてみると、
「根浜海岸」と。
あれ・・・根浜って宝来館とかレストハウスがある辺りだと思ってました・・・



地図をみると、
あっちの山のほうからずっと
この片岸まで砂浜がつながっていたことになってます。

知らなかったー

今は途中で砂浜が途切れていて、
震災前にここに来たことが無かったので、
別々の浜だと思ってました・・・・


ほら、この辺りとか・・・





堤防も壊れて砂浜も狭くなってますけど、
前は広くてきれいな砂浜だったんだ・・・


ここも・・・



向うの山がある方が、さっきまでいた片岸。
砂浜は沈んじゃったんですね・・・・

これはもう元には戻らなのかな・・・・。







このあたり、瓦礫置き場だったんですけど、





すっかりなくなりました。


かさ上げされた上に、
なんかプラントみたいなのが建ってます。








片岸から鵜住居まで、バス停2つ分、歩いて来ました。

もう少し先まで歩いてみます。






「釜石の軌跡」と言われた子どもたちの母校があった場所。


その先は、
新しい堤防を作るために、まずは浸水域の排水が行われていました。









美しい鵜住居川の河口はどのように変わっていくのでしょうね・・・。



さて水辺をはなれて、
鵜住居に来たときは必ず寄る場所に行きましょう。



多くの方が命を奪われた鵜住居地区防災センター。
その建物はもう無くなってしまいました。






慰霊施設でお線香をあげました。






たくさん歩いて疲れたので、
プレハブのラグビーカフェでひと休み。





ラグビーワールドカップの釜石誘致と鵜住居の復興を応援するNPOがやっている
お休みどころです。





さて、釜石市街に向かうバスの時間です。



また来ます、鵜住居。



つづく。

GW 岩手沿岸縦断の旅 ⑩ 大槌町市街地

2014-05-04 12:55:22 | Travel
赤浜からバスに乗って大槌市街あたりに戻りました。

この辺りでは道路を一部迂回させたりして
かさ上げ工事が始まっています。

3月に来たときにも見て歩いたのですが、
大雪が降ったあとだったんで
あたり真っ白でイマイチ工事の様子が分かりませんでした



結構盛られてますよね・・・。



盛り土が進むってことは、
もともと自分の家が建っていた地面がおおわれてしまうってことですよね。



復興が進むことは何かを覆って見えなくしてしまうことに
極めて近いのかもしれません。



そうならないために残さなければならないものもあると思うんですが、
残すこともそう簡単なことではありません・・・。




この旧大槌町役場もその一つ。




震災遺構として残す案もありましたが、
解体工事が始まっていました・・・・。

一部のみ保存という話もあります。




またひとつ、
消えてしまうのですね・・・。

ゆっくりと手を合わせました。




旧役場の周辺には新しいプレハブ店舗ができていました。







さて、もう少し歩いてみましょう。









どんな大槌町になっていくんでしょうね。
今は寂しい気持ちのほうが大きいです



大槌町役場仮庁舎。


震災前は大槌小学校の校舎でした。
震災時に火災で大半焼失して、残ったところもススで真っ黒でしたが、
修復されて役場の仮庁舎として使われています。

何回もここ通っているのに、
右側にある小山、初めて気が付きました・・・。
何でしょう、これ。




大槌城跡と大槌代官所跡でした。
へえーお城があったんだ・・・・。
ああ、だからこの辺りの地区は城山っていうのか・・・。

歩くといろんな新たな発見がありますね



近くの小槌神社。





あるのは知っていましたがはじめて寄ってお参りしました。


なんかお祭りかイベントの練習みたいなのやってました。





ふと見ると、
電柱に計画盛土の高さが記されていました・・・・。



仮庁舎もいずれ解体されて、
ここもこれだけかさ上げされるってことですよね・・・・。




ほんとうに前の町は跡形もなくなってしまいそうですね。
寂しけど、
その変わり行く光景を見届けていきたいです。



さて次は、お隣の釜石市に向かいます。


つづく。


GW 岩手沿岸縦断の旅 ⑨ 大槌町赤浜

2014-05-04 12:54:04 | Travel
山田町からバスに乗って大槌町へ。

大槌橋のバス停で下車しました。




今回は同町の赤浜という地区まで歩いてみようと思っていました。
赤浜は、ひょっこりひょうたん島こと蓬莱島がある地域です。

車で何度か行ったことありますけど、
お天気も良いし歩いてみたいなーと


海沿いの道をてくてくと・・・。



壊れた堤防から海側に入ってみましょう。




ぐるりと山に囲まれた海。

リアス式海岸の入り江が深くて、
どこで外海とつながっているのが分からないです
     



護岸工事が少しずつ進んでいますね。
あたらしい埠頭が気持ちいいです



3キロぐらい歩いて、赤浜地区に到着。


小学校だった建物がみえます。



まずはもう少し先の蓬莱島まで行ってみましょう。


東大の研究所があるんですけど、
2階まで津波で壊れて、そのまんまなんですよね・・・・。




でも近くの海には東大所属の船があったんで、
研究所は機能しているんでしょうね・・・・。









津波はこんなに高い堤防を越えて来たんだ・・・と思いつつ・・・、
もう少し堤防沿いを歩いて・・・。



蓬莱島。



新しい桟橋が島まで延びています。
昨年秋に来たときはまだ工事中でしたね。

先まで行ってみましょう。




上陸はできないみたい





ここからは半島の先、外洋がみえますね。




さて、小学校付近まで戻ります。


ここには小さな仮設商店があります。


岡本商店で日本酒の小瓶を購入しました



そしてレストランも。


イタリアンのお店、バールリートさん。



お昼どきだったんで、
パスタでもいただきましょうか!


ボロネーゼをいただきました。

サラダとドリンクとプチドルチェのランチセットを頼んだつもりだったんですが、
結局スパゲッティしか出てこなくて、
時間もあまりなかったんで、ま、いっか、と。



お店を出て、すぐそばの赤浜小学校へ。



左側に並ぶ桜の木は、樹齢100年を超すものもあるとか・・・。

残された校舎には、計画盛り土の高さが示されています。

そんなに高く!?

工事は来年度から始まる予定で、
そのまえにこの桜の木は伐採されてしまうそうです
 



満開は連休前だったようですが、
まだ少しだけ花が残っていてくれました





立派な木ですよね・・・。
切っちゃうのもったいない




根元からは新しい枝も出てきてるのに・・・。




ここにも昭和大津波の碑がありました。





この光景ももうすぐ見られなくなっちゃうのかな・・・。

忘れません。



さて、帰りはさすがに歩くの疲れたのでバスに乗ります

バス待ちの間、
前日に山田町の洋菓子かわさいさんで買ったお菓子で
賞味期限この日までのものがあったので食べちゃいました


サルガッソシフォン。

山田町特産のアカモクという海藻を練り込んだシフォンケーキ。
甘みはあんまり感じず、ほんのり磯の香りがするシフォン。
おいしかったー。
できればお茶と一緒にちゃんといただきたかった



さて、バスにて大槌橋付近までもどります。


つづく。

GW 岩手沿岸縦断の旅 ⑧ 朝ジョグ in 山田町

2014-05-04 09:52:24 | Travel
2日目の朝


ホテルの朝ご飯の前にジョギング行きました。





まずは昨日バスで通り過ぎたとき気になった織笠橋付近へ。













ここはすっかり基礎が取り除かれて、
もうかさ上げが始まってますね。

少しずつ進んでいるようです。


下ってきた道をもういちどトコトコと走って上り、
今度は、かつて瓦礫置き場だった船越半島に行ってみましょう。







あ、ここも整地されてますね・・・。


そして・・・・





わー!

あんなに山盛りだった瓦礫がない!
すごーい!

奥まで行けるのかな・・・・。



入れた


鯨と海の科学館。




再開に向けて準備しているとのこと。
楽しみですね。




瓦礫置き場になっていたここ一帯は、
震災前には船越家族旅行村といって、
いろんなアウトドア・レクリエーションを楽しめる場所でした。



またそんな風に人が自然に触れ合って楽しめる場所になるといいですね。


ここは、山田湾と船越湾にはさまれた船越半島の付け根にあたるところ。
瓦礫が無くなって、向う側には船越湾の海や島々が見えるようになりました。


向うの海まで走っていけるかな・・・。

行っちゃえ!




1キロ半くらい。
すぐ着きました



かつて旅館だった建物・・・・。







向う側の道路はかさ上げ、補強されてますね・・・・。

まだ通行止めになってましたけど、
ここ行くのが国道に戻る最短だと知っているので行っちゃいます





船越湾。


これからどんどん変わりますね・・・・。






さて、ホテルに戻って朝ごはん。





これからバスに乗って南隣の大槌町に向かいます。



つづく。