Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

三陸の自然を満喫する夏休み ⑩ 鵜住居

2013-07-14 23:57:21 | Travel
三陸の自然を満喫する夏休み、3日目です。

やはり梅雨空、パッとしませんな・・・。


ホテルで朝ごはんを食べて、レンタカーを借りて、
さてお出かけです。

まずはいつも寄らせていただいている仙寿院。



お名前がわからない方がここに安置されていますので
早くご家族が見つかりますように・・・・。



そして釜石市の鵜住居地区へ。
同市で一番津波の被害が大きかった地区です。

ここでもいつも寄らせていただいている地区防災センターへ。

ここに避難した多くの方が亡くなりました。

いつもいろんな方の思い出の品やメッセージがたくさん添えられているのですが、
今回はこれが心に残りました。

このすぐ近くにあったJR鵜住居駅。

津波の前はこの地に来たことが無かった私、
こんなかわいい駅で降り立って、
この町を歩いてみたかったなーとか、
毎日この駅で乗り降りして出かけたり戻ったりする人がいて、
その人が出かけるところや帰る場所や建物があったんだなー
って思ったらなんだか涙が出てきました・・・・。



そして少し周辺を歩きました。




相変わらずの工事風景と瓦礫の山です。

また北上し、お隣の大槌町へ。


つづく。

三陸の自然を満喫する夏休み ⑨ 釜石にて夜の部

2013-07-14 23:55:22 | Travel
大船渡市吉浜をあとにしまして、
バスで国道45号線を北上し釜石に向かいます。



この度の津波を後世に残す石碑も大小各種設置されています。


バスの車窓から眺めるのは、
気になる三鉄の工事進行状況・・・・。



吉浜駅と唐丹駅の間の鉄橋と、
唐丹駅と平田駅の間の鉄橋が、あの津波で崩落したのです。



ここの鉄橋は繋がりましたね。
わーい。うれしい。


唐丹駅の修復も進んでいます。



こっちの鉄橋もつながりましたね!

すごい!三鉄!
全線運行再開は来春です。



釜石到着しましてホテルチェックイン、
五葉山での汗をシャワーで洗い流し、
運動のあとはタンパク質補給だよねー、と
いつも良質のお肉とお魚で満足させてくれるこちらへ。


串焼 和っつ。

前回6月に来たときは入れなかったので
今回はバスの中からお電話してから伺いました


まずはビール。

枝豆がうまい!

それから釜石の地酒、浜千鳥。

ウニと塩辛。
チョー美味い!

お店の方が塩辛ごはんにのせたらこれまた旨いと教えてくださったので、
ずうずうしくもライスまでいただきました

妹、何杯でも食べられそうな勢いです。


わたしは呑兵衛なんでまだまだ日本酒(笑)


そしてホヤ刺し。


そして串焼きも。

この日はせせりもあるというのでいただきました。
これはおすすめの焼酎のお湯割りとともに。

あーうまい。

そしてまだ食うかーと気になるメニュー、イカ納豆磯辺揚げも注文。


すごい斬新。
美味しかった♪


タンパク質補給した―
大満足でした。

またよろしくお願いしますー



もう1軒・・・・。
駅前の鈴子仮設飲食店街へ。

いつもの咲家さん。

焼酎いただきました。

ママさんやいつも顔合わせる常連さんとあれこれお話して
この夜は終了。

登山の疲れとほろ酔いで
ぐっすり眠りました。


つづく。

三陸の自然を満喫する夏休み ⑨ 三陸鉄道南リアス線で吉浜へ

2013-07-14 23:53:36 | Travel
現在、三陸鉄道南リアス線の北の終点は吉浜駅です。

   

釜石行きのバスの時間まで1時間くらいあるので、
駅舎内や駅周辺をゆっくり見ました。


吉浜地区はあの津波で被害が比較的少なかったので
「奇跡の集落」といわれています。



1896年の明治三陸大津波では吉浜の住民約2割が命を落としました。

当時の村長新沼武右衛門は私財を投じて
被災住宅地を買い上げて水田を開拓、山を切り崩して代替地を整備しました。

代替地に住民が移転した結果、1933年の昭和三陸津波の死者は17人(住民約1400人)でした。
被害を最小限にするため、さらに高台移転を促進しました。

周辺集落でも明治・昭和の津波後、高台に復興住宅を建設しましたが、
記憶の風化と共に住居は海側に広がり、今回の津波被害を受けました。

吉浜ではさまざまな場所に津波被害を伝える碑があり、
小学生は毎年被害場所を巡り大人から先人の教訓を学習しているそうです。
「低い場所に住宅を建てないのは当たり前」と自然に意識してきたそうです。




さて、駅をあとにして少し周辺を歩いてみましょう。




ランニングコースがあるんだ・・・


明治の津波の石碑。

犠牲になったからの名前が書いてあると思われます。

この辺りにはいくつか過去の津波の石碑があったのですが、
流されてしまったものもあるし
修復されたものもあるようです。



海の方に下りていってみます。






農地だったとはいえ、
やはり津波の威力はすごいです。
そしていまだにこんな感じで整備は進んでいません



きれいな海です。
はやく海も陸も整備されるといいですね・・・・。



さて、そろそろバスの時間です。
駅に戻って、
まだつながらない線路の先へ向かいます。



つづく。

三陸の自然を満喫する夏休み ⑧ 盛駅周辺・・・・

2013-07-14 23:50:14 | Travel
五葉山から盛に戻り、レンタカーを返して、
三鉄の盛駅待合室でひと休みすることにしました。




七夕飾り。

利用客が短冊書いていいようになっていたので、
願い事を書きました


私が行くときはいつも閉まってる駅待合室内のサンドウィッチバー、SANENさん。
今回も店の人はおらず
でもSANEN手作りお菓子は三鉄窓口で売っていたので、おやつタイム。

パンプキンケーキと桃のクラフティ。
おいしー
いつかぜひお店の人がいる時間帯に来たいなー。


もう少し時間があるので、盛駅前を散歩。




あ、そういえば、もう一軒、
気になっててまだ入ったことないお店があったんだ。
いつも私が行くとイベント出店とかで閉まってるの。


今回は開いてました!
ちっちゃなクレープ屋さん。
こちらも津波の被害に遭われてその後お店を再開されました。



おなかいっぱいだけど
せっかくだから・・・・。
復活した三鉄クレープ食べちゃおう!



美味しかったです!
冬になったら椿クレープを食べたいな。




さて、そろそろ南リアス線に乗って北に向かいますか!








駅のホームでは海産物や手作りのおやつを、
お母さんたちが販売してました。
すごいがんばってますねー。

彼女たち、このあと乗った列車内でも売り子さんやってました。
ドラマあまちゃんさながらです




さて、列車が来ました。


またねー。大船渡。
たぶんまた秋に来ます!



南リアス線は現在、盛ー吉浜間の一部のみ運転を再開しています。


途中の小石浜駅、もとい、恋し浜駅。



そして吉浜へ。

吉浜からはバスに乗り換えて
釜石に行くのですが、
1時間ぐらい乗り換え時間があるのでちょっと散策してみましょう。

つづく。

三陸の自然を満喫する夏休み ⑦ 五葉山に登りました。

2013-07-14 23:47:05 | Travel
昨年から「来年は五葉山登るぞー」って宣言しておりました、わたくし

それでは行きましょう。
五葉山1351m、三陸沿岸の最高峰です。










整備されていてきれいな道ですね。








ダムも見えました。


もこもこの緑。美しいですねー。






賽の河原。


はるか向こうに海!
リアス式海岸とぽっかり浮かぶ小島。

リアス式海岸見ると岩手県って感じがします(笑)




4合目、畳石。
人が集まってます。
どうしたのかしら・・・。


なんと!

シカがこんな近くに!

しかも親子連れがぞろぞろ出てきた!

すごいひと慣れしてますねー。
夏は撃たれないってわかってるんでしょうね。
この辺りはホンシュウジカ生息の北限なのだそうです。


さて、シカに気を取られてばかりはいられません。
出発しましょう。



さて、半分来ました。


この辺りから景色が少し変わります。






適度な間隔の樹木とその下の背の低い笹原。
笹はまるでだれかが芝刈り機でそろえたかのようにきれいに高さが揃ってます。
きれいに手入れされた庭園みたい。



古い祠も趣があります。



各合目サインに短いメッセージが書いてあるのも楽しい



すごーい。なんでこんなにきれいに高さがそろってるんだ?


次に現れたのはシロバナシャクナゲの群生!











もう見ごろ過ぎていたのですが、
これが満開だったらすごくきれいなんだろうなあ・・・・。


シャクナゲのトンネルを抜けると9合目。






眼下にはリアス式海岸も見えます。


山小屋到着。



ガスがかかってきました。

先を急ぎましょう!






神社が見えました。
ここが頂上!?


いやここは日枝神社。


親切な登山者さんが、
こっち行ったら三角点、まだ先に行ったら一番高い頂上、と教えてくださいました。



それでは行きましょう。




お!
ここが三角点!

真っ白で何も見えない

頂上はまだ先・・・・


ミストの粒が大きくなり、しっかりした雨粒となってきました。
うわー。
頂上はまだか?

岩場が出てきました。


え?こっち?


え?これ?

祠はあるけど
ここが頂上だと分かる標みたいなのがなくて
よくわからん!

真っ白で当たりが全く見えないし、
風邪も雨も強いし、
なんかよくわかんないけどこれ以上行きようがないので
撤収!


小屋まで戻ってきて、
雨がひどかったので小屋の中でお昼ごはん。
そして外に出てみると雨も霧も晴れていました。
なんだかなあ・・・・。



リアス式海岸も見えます。
頂上で見たかったなあ・・・・


名残惜しいですが、
また来ます!ってことで下山。


4合目ではまたまた鹿がたくさん。




親切なおじさまが写真を撮ってくれました

ややピンボケですが

鹿に見送られて下山。



登山口にある神社で無事に下山できたことを感謝して終了。



赤坂峠といい五葉山といい、
本当に美しくて心が安らぐ空間でした。

紅葉もきれいなんだろうなあ・・・。

また来ます!
いろんな季節に・・・


つづく。

三陸の自然を満喫する夏休み ⑥ 赤坂峠へ

2013-07-14 23:25:54 | Travel
お天気崩れる予報でしたが、
何とか晴れました



3連休の中日はこの近くにある五葉山に登ることにしていたので
お天気よくなってウレシイ!


まずは旅館で朝ご飯。



そして最寄りのBRT大船渡駅から盛駅へ。

たかたのゆめちゃんのラッピング


盛駅近くでレンタカー。
そしていざ五葉山へ!



五葉山の登山口はいくつかありますが、
一番ポピュラーな赤坂峠から登ることにしました。

妹が五葉山の登山口からこの峠について検索してる時に、
峠マニアさんのブログを発見して、
それによるとこの赤坂峠がとても良い峠であると評されていたとのこと。
峠の良し悪しって何で決まるんだろうねー
などと話しながらドライビングです





鉱山があったりダムがあったりして
徐々に緑が増えてきました。


突如、シカが道路わきに!

シカのお尻発見!

ズーム!

この時はこれで「シカだシカだ」と興奮していたのですが、
このあともっとたくさん見ることになります(笑)














峠マニアさんがこの峠を褒める気持ちがなんとなく分かりました。
とても美しい峠道でした。
緑と木洩れ日、水や苔、とても癒されました。


峠のてっぺんに到着。
そこは大船渡市と釜石市の境目です。





登山口もありました。
さて、準備にかかりましょう


つづく。