ラリー二日目は朝6時30分に一号車がスタート、我々は7時19分。
ひたすら牧草地の中をきょうも走る、走る。
そこでふと気がついたのが、直角コーナーの内側の舗装に、
ホイールによる引っ掻き傷がたくさんついていることだ。
ショートカットして、ダートに足を落として内輪を引っ掛けるように走らせると、
ホイールがガリっとアスファルトに傷をつける(当然ホイールにもダメージが)。
これはこの道がラリーのSSなどで使われている証拠だ。
しかも古傷がいっぱい。
いつもならこの季節(地域)に雪が降る事はあまり無いらしいが、
今年は直前に降った雪がまだ道路脇にある。
走行路面は概ね乾いているのでドライタイヤでの走行に不安は無いが、
あと一日か二日ずれていたらスノータイヤが必要だったかもしれない。
エントラントの三分の一程がスタッドレスを履いている事からもそのことが伺えるし、
一部雪のためコース変更もあった。
そんな心配もあったが我々の車は走るほどにミスコースを重ねていって、
走行順がどんどん後ろに下がり、ついにラストゼッケンの車を見るまでになった。
無論大量減点だ。
減点は減らないからその先はミスを少なくして、なんとかゴールを目指すことにした。
こうなるとステージ後半のチェックポイントでは、オフィシャルが帰り支度!の最中で
一応通過のサインをもらえたが、チェック通過の意味があるのかないのかわからない!といった、
散々な成績に終わった。
それでも強がりを言ってしまえば、ほとんど最後のゴールだったので、ゴールのゲート前に車を止めて、
学生達とユックリと記念撮影ができた事が良かったのが、せめてもの慰め。
オフィシャルも気を回して片付けるのを待ってくれた。
その日の夜の表彰パーティでは、海外からのエントラントと言う事で特別賞がいただけた。
学生達全員が前に立ち、副リーダーがマイクを持って挨拶。
流暢な英語でチームの活動状況を紹介。
エントラントからは大きな手が発する、音圧の高い炸裂音に近いパンパンパンの、とても暖かい拍手が。
皆大人だ。
一番印象に残ったのはこのパーティで我々の席にオフィシャルが訪ねて来て、
にこにことした笑顔で全員に声をかけてくれた事。
これはラリーの事を全く知らない状況から、何度も大会主催者と連絡を取り合った学生達への、
お前たちよく頑張ったじゃないかの意味合いが大きい。
皆一区切り着いたことを実感し、少しだけホッとできた瞬間だったと思う。
パーティがお開きになって、部屋に戻ったのが1時過ぎ。
朝の飛行機の時間を考えると4時50分には支度を始めなくては。
かくして、短いような長いような、でも中身の濃いラリーが終わった。
この話の続きはそのうち。
*POPPY RALLYの完走賞
ひたすら牧草地の中をきょうも走る、走る。
そこでふと気がついたのが、直角コーナーの内側の舗装に、
ホイールによる引っ掻き傷がたくさんついていることだ。
ショートカットして、ダートに足を落として内輪を引っ掛けるように走らせると、
ホイールがガリっとアスファルトに傷をつける(当然ホイールにもダメージが)。
これはこの道がラリーのSSなどで使われている証拠だ。
しかも古傷がいっぱい。
いつもならこの季節(地域)に雪が降る事はあまり無いらしいが、
今年は直前に降った雪がまだ道路脇にある。
走行路面は概ね乾いているのでドライタイヤでの走行に不安は無いが、
あと一日か二日ずれていたらスノータイヤが必要だったかもしれない。
エントラントの三分の一程がスタッドレスを履いている事からもそのことが伺えるし、
一部雪のためコース変更もあった。
そんな心配もあったが我々の車は走るほどにミスコースを重ねていって、
走行順がどんどん後ろに下がり、ついにラストゼッケンの車を見るまでになった。
無論大量減点だ。
減点は減らないからその先はミスを少なくして、なんとかゴールを目指すことにした。
こうなるとステージ後半のチェックポイントでは、オフィシャルが帰り支度!の最中で
一応通過のサインをもらえたが、チェック通過の意味があるのかないのかわからない!といった、
散々な成績に終わった。
それでも強がりを言ってしまえば、ほとんど最後のゴールだったので、ゴールのゲート前に車を止めて、
学生達とユックリと記念撮影ができた事が良かったのが、せめてもの慰め。
オフィシャルも気を回して片付けるのを待ってくれた。
その日の夜の表彰パーティでは、海外からのエントラントと言う事で特別賞がいただけた。
学生達全員が前に立ち、副リーダーがマイクを持って挨拶。
流暢な英語でチームの活動状況を紹介。
エントラントからは大きな手が発する、音圧の高い炸裂音に近いパンパンパンの、とても暖かい拍手が。
皆大人だ。
一番印象に残ったのはこのパーティで我々の席にオフィシャルが訪ねて来て、
にこにことした笑顔で全員に声をかけてくれた事。
これはラリーの事を全く知らない状況から、何度も大会主催者と連絡を取り合った学生達への、
お前たちよく頑張ったじゃないかの意味合いが大きい。
皆一区切り着いたことを実感し、少しだけホッとできた瞬間だったと思う。
パーティがお開きになって、部屋に戻ったのが1時過ぎ。
朝の飛行機の時間を考えると4時50分には支度を始めなくては。
かくして、短いような長いような、でも中身の濃いラリーが終わった。
この話の続きはそのうち。
*POPPY RALLYの完走賞