車体の軽さで選んだハスクバーナは、気には入っているのだがここまでずい分手こずった。
まず、キックスタートのエンジンの掛かりが悪かったこと。
どうやらこれが原因で、このバイクを手離す人が多いらしいと言う情報を最近耳にした。
私のバイクだけではなく、SM570に共通しているようだ。
私が手を入れたバイクの前オーナーも、同じ理由で乗っていなかったのかもしれない。
私の手許に来た時、走行距離100km未満、タイヤもパッドも新品同様。
このエンジンの掛かり悪さに、約1年ほどの時間を費やしてやっと解決した(理由も解決策もバッチリ)
今日の朝・・・。外気温が高いのもあってキック一発。
トットットットッと、昨年までの不機嫌なエンジンとは思えないほど、簡単に始動する様になった。
それともう一つはハンドリングだ。
始めは久々のライディングだったから、ギクシャクは自分のせいだとばかり思っていた。
そのうち慣れるだろうと・・・。しかしそれにしても・・・と言うのがず~っと気持ちの中にあった。
ライントレースがうまくいかない。
コーナーが来るたびに初心者のようにギクシャク走らせていた。
何せ倒し込みのタイミングがうまく取れないのだからどうしようもない。
ところが、数日前の“暑い日”にバイクで帰宅したその時に「アレッ?」があったのだ。
ある日、目覚めたら一流ライダーになっていたかのように、コーナーへの倒し込みも
ライントレースもスロットルを開けてコーナーを抜け出るタイミングも、リズミカルにでき
急速にバイクとの距離感が縮まった印象になったのだ。
えっ?これは何だ・・・?
そうなると思いつく答えは「アレ」しかない。
次の日早速手を入れた。
直進性も良くなったし、信号停止もフラツキが減って、バイクがゼロスピードになってから
足を出しても良くなった。
片手運転でヘルメットに手を入れて鼻を掻くこともできる。
当然ライントレース性の精度も、比較にならないほど良くなった。
“初心忘れるべからず” (ライディングの話ではありません)と、自分に言い聞かせた。