クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

通り過ぎたもの 行き過ぎたもの

2011-06-21 12:48:22 | 試乗レポート

今だ納得できないものの一つにドアミラーがある。
現行の車では当たり前に付いていて、疑いを持つ事すら忘れてしまっているかもしれないが、
ず~っと以前はフェンダーミラーだった。
いつの日にかドアミラーに変わってしまったが、その理由が釈然としない。
バックミラーはドライバーにとって、自動車にとって、大切な機能部品。
取り付け場所を大きく変更するなら、何らかの理由があって然るべきなのにこれが解らない。
顔を動かさなくても視界の中にフェンダーミラーが常時入っている事で
右も左もミラーの中に何かの動きが映れば、直接目で捉えられる。
このメリットは大きい。

バックで入れる車庫入れの時では、ボデーラインを前のほうから見ているのと同じなので
壁との平行をカンタンに合わせられるが、ドアミラーはこれができない。
右ハンドルの場合で言えば、左側ドアミラーは、明らかに首を振って顔を横向きにしなければ
確認できないし、この瞬間、前方視界はゼロになる。
不便だし、バックミラーとしての機能レベルも低い。
今でも一部のタクシーorハイヤーなどには、フェンダーミラーを見かける。

TE27もフェンダーミラーだ。
試乗を終えて、何人かの口から「やっぱりこれですよね~。」と、
その使い易さを印象としてあげていた。
これってもしかして通り過ぎてしまったものの一つ?