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【日銀緩和の真の狙い:「平和の世紀」に導くこと…とも解されるか】「21世紀の人」ハルヒコ・クロダ⑨

2023-05-07 18:30:25 | 日本
前回からの続き)

 アメリカは確実に分断から内乱・内戦さらに・・・に向けた不可逆のプロセスにあり、その通貨ドルもまた信認と価値を失って・・・と、黒田東彦前総裁らによって進められてきた日銀の現行金融政策「異次元緩和」(長短金利操作付き量的質的金融緩和)の「本当に本当の目的」が企図したとおりになってきたわけですが、それは前述のとおり、わが国として真の安全保障を確保すること―――アメリカを同策で上記のように自壊に導くことで、日本の(アメリカをしのぐほどの)経済大国化を最大の国家的脅威とみなす、かの国が何らかの(日本をつぶす意図を持った?)対日作戦等を発動させないようにすること―――とでも言い換えられるのでしょう・・・(?)

 ところで、現在の世界にとって「アメリカ」とは何でしょうか。「世界の警察官」(Global policeman)?たしかに同国はそう呼ばれる(た)ことがありますね。しかし・・・それは遅くとも前世紀末までのこと。実際、かの国が「警察官」としての振る舞い、すなわち巨大な軍事力を行使、あるいはそれをほのめかして反世界的な(?)国々や勢力に立ち向かうようなこと・・・を現在、まったくしていない(できていない)のは、以下からも明らかです。

 そのあたりいちばん大きな理由は、やはり1990年台の冷戦構造の崩壊・・・と、これにともなう中国やロシアといった旧共産圏諸国のグローバル市場への参入等でしょう。そしてアメリカは(もちろん日本や欧州諸国も)何だかんだでそのメリットを大いに享受しているわけです。であれば・・・核戦力とか空母機動部隊といった、かの国々らとの全面対決を前提とした巨大な軍事力を同国が抱え続ける(ために財政赤字を膨張させ続ける)合理性はとっくに失われているはずです。え?それでもアメリカは中国を本気で倒す気だって?じゃあ・・・メイド・イン・チャイナの輸入を全停止して、かの国からの借金をやめるとともに同国に対する債務不履行を宣言してくださいな・・・って(脱中国が可能な日本と違って)できっこないでしょうアメリカに・・・ってことです。

 「戦争の世紀」―――20世紀のことをこう表現することがあります。第一次・第二次世界大戦、広島・長崎への原爆の投下、その後の東西両陣営の対立と両者間の代理戦争としての朝鮮戦争やベトナム戦争、さらにイラク戦争などなど・・・と振り返ると、本当にそのとおり、という気がします。そしてその主役として、これらのすべてに関与してきたのがアメリカであり、欧州をはじめとする多くの国々が(好むと好まざるとによらず)かの国と軍事作戦等をともにしてきました・・・って人的にも、そして財政的にも。ですが、そうした枠組みは上記のとおり、すでに過去のものとなっているうえ、こちらの記事等でも指摘したように、かの国はもう「戦争ができない」つまり「世界の警察官」を担うべき大義名分も国力もなくしつつあるわけです・・・

 となれば今世紀は・・・その逆の「平和の世紀」となるべき、いや「にするべき」でしょう。上記のとおり、もはや戦争は・・・人道的にはもちろん、グローバル経済の観点からも不要となっているからです。そのためには、「戦争の世紀」当時の主役には降板いただく必要があります・・・が、遅くとも第二次大戦以降いままでその地位が「アメリカ」(世界の警察官)そのものといえるくらいに頑強だから、これ容易ではありません。もちろん他者が無理やり引きずりおろす―――戦争で打ち負かすとか―――なんてことも・・・宇宙人以外に絶対に不可能。よって唯一の手は・・・自ら降りるように、すなわち前世紀以来の上記構造を自身が支えきれないように促すこと、となるでしょう・・・

 日銀の現行金融政策の「本当に本当の目的」とは、上記のように、かの国をインフレで自壊に導くこと・・・で日本の安全保障を確保することであるほか、こうして世界に「平和の世紀」をもたらすこと・・・でもある、と解釈できそうです(?)・・・

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