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【空母「赤城」「加賀」の幻が米を追い詰める?】「空母」で沈む?英国と中国⑤

2018-01-11 00:01:57 | アメリカ

前回からの続き)

 太平洋戦争を戦った「赤城」「加賀」「翔鶴」「瑞鶴」といった旧日本海軍の空母は当時の世界最強でした。激闘の末にこれらを沈め、勝者となったアメリカは、基本的にいまもそのときの陶酔感を引きずっていると考えています。その表れが、前回書いた同国の超~過剰&高コスト低パフォーマンスな空母打撃群です。この瞬間も各群は世界中に展開し、ミッドウェー海戦前夜よろしく、永遠に現れることのない(?)敵空母機動部隊の来襲に備えているのではないでしょうか・・・

 いっぽう「大日本帝国」は敗れました・・・が、じつは・・・長い年月をかけてようやく帝国所期の目的を達成しつつあるのではないか。どういうことかというと、当時の敵国「アメリカ」が、恐竜が自らのデカ過ぎる図体を支えられずに滅んだように、対日戦勝ユーフォリアにまかせて作り上げてしまった自身の巨大過ぎる軍事力(≒財政負担)の重みにいま、押しつぶされようとしている、ということです。こうなってしまった最大の敗因(?)は、水平線のはるか彼方からやってきた日本の「赤城」や「加賀」・・・の幻影。そんな意味で、聯合艦隊は物理的には消滅したけれど、目に見えない次元では、米艦隊をいよいよ追い詰めつつある―――自壊へと導きつつある―――のではなかろうか、なんて気さえするわけです。

 もちろんいまの「日本国」にそんな意図があるはずはありません。何だかんだ言っても、いまのわたしたちにとってアメリカが第一の友邦であることに変わりはありませんからね。それでも・・・空母の歴史には、これを使いこなすことのできた、世界でたった2か国―――日本とアメリカ―――の不思議な因縁を感じずにはいられないのです・・・

日本は空母をとっくに卒業しました。アメリカ(や英国や中国等)は空母にいまもこだわり続けています。70年あまり前の、その選択の違いがもたらす結果の差が、新しい時代の「旗艦」役が誰なのかを世界に知らしめるときが近づいている―――そんな予感がしてなりません。

(続く)

(上記海戦で亡くなられたすべての日米両軍の戦士に謹んで哀悼の意を表します)

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