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【日本にとってインフレ(ドル劣化)の損害回避は難しいことではない、が…】ドルのとめどもない劣化に備えた行動を⑦

2022-06-27 21:46:05 | 日本
前回からの続き)

 前記のように、そして最近ではこちらの記事を含めて何度も論じたとおり、アメリカはもうインフレに向かう―――米ドルの価値・信認は劣化の一途をたどる―――しかないでしょう。そうなってしまったのは、根本的には当のアメリカ自身に一番の原因があるわけですが、同国をこのルートに強く追いやっているのは前述したように日本・・・の日銀の現行金融政策(異次元緩和:円安誘導)になるわけです。そしてその所期の目的は達成されつつあるといっていいでしょう。かの国ではとうとう真性インフレ(≒永続的な実質マイナス金利状態)が現出してしまったわけですからね・・・

 わたしたち日本国は、この不可避の事態にどう対処するべきでしょうか・・・っても、理論上はそんなに難しいことではありません。上記、そして本ブログで何度も述べていることですが、為替レートの円高ドル安を容認すること、つまり円安を促している日銀の超緩和的な現行金融政策を引き締め方向・・・っても「ゼロ金利」程度へとちょっぴり利上げすればすむ話です。それによって円の実質金利(=名目金利-インフレ率)はゼロと、同マイナスのアメリカやユーロ圏よりも高くなるために円高となって、いまわたしたちを苦しめている(エネルギーをはじめとする輸入原材料)インフレはたちどころに収束するばかりか、国民の実質所得は回復・上昇し、国際収支も改善し、などなどと日本経済は真のプラス成長軌道に乗っていくでしょう。まあ当然ですよ、強い円こそ日本の最大の国益ですから。

 ちなみに・・・そのあたりについて、上記政策の転換により日銀が債務超過に陥って・・・という議論があります。たしかに、日銀は現行政策開始以降現在まで、国債を超高値で買いまくってきているところ、この価額が金融引き締めで下がったら日銀の純資産が減少し、場合によっては債務超過になってしまうかもしれず、これポジティブなこととはいえません。ですが・・・(かなりキワドイですが)そこはこちらの記事に書いたような帳簿操作?みたいなことをすれば、実質的な損害(金利上昇等)は回避できると考えています。そのあたりは日銀のB/S・・・ではなく日本国全体(中央政府・日銀・民間等)の連結B/Sで見たとき、その純資産が世界一強固である点にフォーカスすれば、その程度のことでわが国は揺らぎようもないことが分かるでしょう。

 にもかかわらず上記のような議論が出てくるのは、(国債価格の低下・金利上昇で日銀のB/Sは劣化してしまいますよ、)だから日銀は現行政策を止められない(金融緩和を続けるしかない)、といいたいからにほかなりません(?)。まあ日銀政策の本当の目的が「アメリカ支援」だと超誤解(?)しているからそう訴えるのでしょう・・・が、その本当に本当の目的は「・・・に見せかけてアメリカを真性インフレ・貧富の格差拡大・分断そして内乱(?)等に導いて自壊を促すこと」だってことなんですけどね・・・(?)

 といったように、日本はインフレ(≒ドルの価値・信認崩壊)を回避しようと思えば容易にできるわけです。が・・・

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