庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

経済問題。交通問題。健康問題。そして、日本の国創り問題。快適社会問題。

行政の効率向上にはデジタル化の品質向上が不可欠。

2020-09-11 | 経済問題

日本は先進国家の中でも行政の生産性が低いとされている。

日本流のハンコ行政が、いまだに幅を利かしているので、行政が絡むと、必要な書類と、横の連携不十分による手間が上乗せされている。

新型コロナウイルスの拡大に伴って、経済政策による活性化を打ち出して検討されたが、デジタル化の遅れが実行の段階でブレーキとなってしまった。

今度の自民党の総裁選での論戦には、この政策性向上の議論が抽象的に言われるだけであったが、菅官房長官がデジタル庁の設置を打ち上げている。

日本は、国民の大半がいまだにデジタル化の便利さには疑問を持っている。

それは、デジタル化した場合の、利用サービスの満足度が低くて、利用者の立場に立ったシステムになっていない場合が多い。

その上に、不正防止策を講じないと、どこかで間違いや、不正行為が起きた場合の予防システムが不十分な場合が多発して、不信感を増大させる。

かと言って、従来のアナログ、手書き、ハンコに必要な証明書など、従来の偽造防止が優れているとは言えないのが現状だ。

日本は工業製品の品質向上では、国としての経済成長時代を通過するときに、世界の最先端の機能と、品質水準を磨いてきた。

しかし、行政が主導する規制分野では、品質向上よりも、役所の前例主義に邪魔されてしまい、デジタル化の潮流にも後ろ向であた。

この際に、この様なブレーキを徹底的に改革する制度を作り、人出に頼ることなく、生産性の向上と安心なシステムの移行することが優先すべきだ。