安倍政権のやってきたことは、新型コロナウイルスの感染拡大抑制策は、すべて後手になってしまい、基本的な政策の転換を怠ってきた、
まず第一段階のクルーズ船の感染者隔離では、2週間も港に停泊させるだけで、船内の感染を抑制することに失敗してしまった。
それに恐れをなして、東京都に集団感染の発生が起きると、それに恐れを持ってしまい、イベントの制限や、感染の恐れのある業種に、営業の休止を持ち出す始末であった。
安倍首相に至っては、2月末の時点では、全国に向けての一斉休校言い出して、日本の国民を不安に陥れるだけで、行動を制限する下地を作っていた。
その守りの姿勢しか持てない状況で、本来ならば、感染者の拡大率や検査体制の抜本的改革をするべき大事な期間を浪費して、不安を高めてしまった。
世界中から日本の施策での、PCR検査数が異常に少ないことを批判されると、安倍首相は、検査数を1日で2万件を実施可能すると言い出していた。
しかし、実態の検査数は、3000~6000程度に終始して、とにかく検査数の増強には失敗続きであり、どこかで目詰まりをしている、と他人事であった。
そしてついには、非常事態宣言の追い込まれてしまい、その期限もなす術がなく延長の憂き目に置かれてしまった。
ようやく、世論に押されて非常事態宣言を解除したが、経済の停滞と、その後の悲惨な見通しでは、とにかく、お金をばら撒くしかない状況である。
しかも、治療薬の出現も願望ばかりであり、キーポイントのワクチンの完成は、アメリカの製薬会社の実現を願望しているだけである。
それでも安倍首相は、日本的な感染抑制は成功したと、空いばりをしているが、第2波の到来に向けての適切な拡大抑制策は、空欄のままである。
信頼のおけない施策を願望で実現するだけでは、国民不安が募るばかりだ。