政権交代によって、日本の中の政治への関心が期待と驚きの面で大きく高まった11月であった。
官僚依存の政策は、権限が縦割りで細分化されている弊害もあって、目的も細分化した効果の少ない助成制度になり、結局は中間搾取的なデスクワークに費用がかかり過ぎる。
思い切った行政の効率化が必要なことが、国民の目にも明らかになってきた。
税金の非効率な使い方に呆れて税金投入をカットする事例は、これからも多数、出されるであろう。
しかし、その一方で、政府の政策的な支援がないと、次世代の主流となる「新産業」は、なかなか生まれないし、育たない。
マスコミはいつも空気を読んで流行を追う傾向が強く、将来の重要な分野の取り上げ方は、いつも弱いし、追従的な姿勢が目についてしまう。
日本のモノマネ体質、欧米追従姿勢が、今の日本の経済の停滞と閉塞感を生みだしている。
日本は「環境先進立国」を目指すと、だいぶ前に宣言した筈である。
その割には、自民党政権は既得権勢力に抵抗された「迎合体質」から一歩も抜けずに、中途半端な政策に終始して、財政の水膨れを招いた。
小泉構造改革路線は、この既得権益構造に切り込んではいたが中途半端であり、その上、経済構造を強者優遇の路線をとったために、地域の疲弊によって支持をうしなった。
旧勢力に対しては、自民党をぶっ壊すとの勢いのよいスローガンのもとに、挑んである程度の実績を上げたが、そのあとの「国の基盤となる新産業」の育成に対するビジョンが全くできなかった。
さて、新政権の方向はどうなるのか。
「コンクリートから人へ」のスローガンは良いとしても、人に投資をして何を育成していくのか、見えてきていない。
新政権に対するハネムーン期間の100日はもうすぐ迫ってくる。
また新たな「ドバイショック」や急激な円高によって、経済に対する短期的な対応に追われることになるが、中長期の経済活動の活性化に対する施策を適切に打たれなければ、小泉政権と同じように、一時的な国民人気の期間がすぐに途切れる。
このブログでは、土建国家日本の停滞を乗り越えるには、緑の新産業、再生可能エネルギー産業に基盤を置いた地域の活性化と地産地消が、将来の方向であることを書いてきた。
11月に書いた中身は、おおむね、下記のように要約できる。
・次世代にとって有益な再生可能エネルギー産業への投資は、現在の経済振興にも貢献する。
・太陽光発電などの発電設備は、発電電力の全量優遇買取り制度で、消費者全員で負担する。
・治山治水はコンクリートダムではなく、森林整備によって降雨の緩和機能で対処できる。
・林業と関連事業への集中的な投資により、地元の活力を再生する「緑の新産業」を育成する。
・中流域の遊休耕作地や遊水地を「藻類」の栽培地として活用し、同時に洪水防止の役割にする。
・造りすぎたという地方空港は、日本の得意な小型機の開発で、地域主権の支援に役立てる。
・地域の自主自立の気概を持つ自治体を育成し、地域の新産業と人材育成を優先する。
・税金の無駄使いをやめて、地域を活性化する新産業への支援にお金を回すのが急務となっている。
新政権がこの方向に動き出してくれること期待して、独り言のように書き続けて行きます。
官僚依存の政策は、権限が縦割りで細分化されている弊害もあって、目的も細分化した効果の少ない助成制度になり、結局は中間搾取的なデスクワークに費用がかかり過ぎる。
思い切った行政の効率化が必要なことが、国民の目にも明らかになってきた。
税金の非効率な使い方に呆れて税金投入をカットする事例は、これからも多数、出されるであろう。
しかし、その一方で、政府の政策的な支援がないと、次世代の主流となる「新産業」は、なかなか生まれないし、育たない。
マスコミはいつも空気を読んで流行を追う傾向が強く、将来の重要な分野の取り上げ方は、いつも弱いし、追従的な姿勢が目についてしまう。
日本のモノマネ体質、欧米追従姿勢が、今の日本の経済の停滞と閉塞感を生みだしている。
日本は「環境先進立国」を目指すと、だいぶ前に宣言した筈である。
その割には、自民党政権は既得権勢力に抵抗された「迎合体質」から一歩も抜けずに、中途半端な政策に終始して、財政の水膨れを招いた。
小泉構造改革路線は、この既得権益構造に切り込んではいたが中途半端であり、その上、経済構造を強者優遇の路線をとったために、地域の疲弊によって支持をうしなった。
旧勢力に対しては、自民党をぶっ壊すとの勢いのよいスローガンのもとに、挑んである程度の実績を上げたが、そのあとの「国の基盤となる新産業」の育成に対するビジョンが全くできなかった。
さて、新政権の方向はどうなるのか。
「コンクリートから人へ」のスローガンは良いとしても、人に投資をして何を育成していくのか、見えてきていない。
新政権に対するハネムーン期間の100日はもうすぐ迫ってくる。
また新たな「ドバイショック」や急激な円高によって、経済に対する短期的な対応に追われることになるが、中長期の経済活動の活性化に対する施策を適切に打たれなければ、小泉政権と同じように、一時的な国民人気の期間がすぐに途切れる。
このブログでは、土建国家日本の停滞を乗り越えるには、緑の新産業、再生可能エネルギー産業に基盤を置いた地域の活性化と地産地消が、将来の方向であることを書いてきた。
11月に書いた中身は、おおむね、下記のように要約できる。
・次世代にとって有益な再生可能エネルギー産業への投資は、現在の経済振興にも貢献する。
・太陽光発電などの発電設備は、発電電力の全量優遇買取り制度で、消費者全員で負担する。
・治山治水はコンクリートダムではなく、森林整備によって降雨の緩和機能で対処できる。
・林業と関連事業への集中的な投資により、地元の活力を再生する「緑の新産業」を育成する。
・中流域の遊休耕作地や遊水地を「藻類」の栽培地として活用し、同時に洪水防止の役割にする。
・造りすぎたという地方空港は、日本の得意な小型機の開発で、地域主権の支援に役立てる。
・地域の自主自立の気概を持つ自治体を育成し、地域の新産業と人材育成を優先する。
・税金の無駄使いをやめて、地域を活性化する新産業への支援にお金を回すのが急務となっている。
新政権がこの方向に動き出してくれること期待して、独り言のように書き続けて行きます。