庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

経済問題。交通問題。健康問題。そして、日本の国創り問題。快適社会問題。

理解の大元は透明性のある議論の経過を公開すること。

2020-09-02 | 国創り政治問題

安倍政権の7年8ヶ月の政治では、近代国家の基本である説明責任の姿勢が全く軽視されていたことが大きな罪である。

森友、加計、桜の会の不明朗な経過は、国会での重要な審議時間を浪費して、国政の遅滞を招いた損失は大きい。

それと同時に、官僚の品位を傷つけて、志のある若者が国の行政に生きがいを見つけようとの意思を、大きく損なってしまった。

もっと大きな懸案の課題でも、官僚たちはこれによって、できるだけ議論の経緯を隠したおこうと、透明性の向上の逆を始めてしまうだろう。

安倍晋三の大きな罪は、この様な都合の悪い事はできるだけ避けてしまったり、説明をはぐらかす習性が、横行した政治姿勢にある。

議会における論戦は隠しようもないので、いつも議論を曖昧にしてはぐらかして、国民の政治に対する信頼を損なっている。

これでは、重要で大きな決断をする課題が、常に先送りされたりして、誰も責任を負わない課題ばかりに時間を浪費する。

議事録をきちんと整理して公開する事は、説明責任を果たす、基本である。

議論の過程や対立点を明確にして、その上での結論に到達していく経過を、若い人たちに公開する事で、日本の政治参加が活性化するだろう。

長老支配の密室調整型政治論議では、既に近代国家から遅れるのは確実で、日本の政治的な活性化は、将来とも不可能となる。