このところ、総選挙の話題でもちきりであった。
政治が暮らしに直結する民主主義社会では、各人が参加意識を持って、政治的な選択にかかわることは必須である。
その意味で、各党がマニフェストを作成し、それを目安に政権党を選択している過程が定着することは大事な基本である。
政権交代は壁をこえた。
しかし、その中身についてみると、将来の姿は一向に見えないし、重要な項目も、眼先の対策もごっちゃ混ぜの感があって、目指すべき方向は少しも見えていない。
ここ1年位をかけて、その将来像への議論が発展して、本当の政策の選択、その実現への具体策の競争と協創の段階に入ることを期待したい。
KY〈変えるのはヤダ〉から、KM『変えることを目指せ』へ。
ここで、このブログで書いてきたことの要約をしておきたい。
国民、市民の「暮らしと健康を向上させる」ことが、共同体(国家、地域自治体)の役割である。
その基本には、「雇用の確保・安定」と「労働環境・条件の向上を目指す労働分配率の増加」が最重要でなければならない。
産業の発展、GDPの増加は、この雇用と労働分配率を向上させるために発展させるのであって、資本主義社会で「株主価値」の向上などは、その結果の配当程度のものである。
この20年はGDPの意味も取り違え、産業発展を金額で評価することを最大の目的にして株主価値、つまり、お金を持っている人に最高の報酬を出すことに邁進してきた。
現在の大不況は狂信的な一部の亡者の言い分を、世界の共通目標と勘違いをしてきたことにある。
バブルが崩壊したときには、健全な経営理念を持っていた企業、産業も巻き込み、資本主義社会の欠点をもろに露呈している。
一方、産業と金融業の巨大化の傾向は、それをコントロールする行政への影響を強め、政治家を抱き込んで、ますます政官業の癒着構造を増大させている。
特に行政においては中央集権の弊害により、地域社会の疲弊が目立って、全体の活力は損なわれるばかりである。
そこで、機能的な行政、活力ある地域社会を育てるには、「地域主権社会」を創ることが根本的な課題であり、この目的意識を持った的確な規模の地域主権を作り出せるところが、活力を取り戻し発展していける。
活力ある社会においては、人間の創造性を遺憾なく発揮できるようになる。
そして、時代の流れにおいていかれるようなことがなく、地域独自の産業、特に「新産業を興す」ことが地域での総意になって、日々を意欲的に暮らせる社会を目指すべきである。
すべての政策、政治的判断は、この方向において熟慮して選択し、優先度を評価していく必要がある。
このブログでいろいろと書いてきた半年分の内容を、次の様に集約しておきます。
・暮らしの健康的な豊かさの基本は雇用である。
・雇用の安定と向上は、産業の育成、特に「新産業」の創出の重点をおく。
・意欲のある賢い行政を持つために「地域主権」を実現する。
・地域主権は、国家並の将来目標を設定して、長期的な人材育成と産業創出に邁進する。
・地球環境問題は、あらゆる産業の基盤を転換する好機で、「再生可能エネルギー」を主軸にする。
・ひとの能力が活かされ、豊かな産業を作り出せる力が、国際社会の中での地位を安定させる。
言うのはたやすいかも知れない。しかし、方向もはっきりしない運転は無謀である。
政治が暮らしに直結する民主主義社会では、各人が参加意識を持って、政治的な選択にかかわることは必須である。
その意味で、各党がマニフェストを作成し、それを目安に政権党を選択している過程が定着することは大事な基本である。
政権交代は壁をこえた。
しかし、その中身についてみると、将来の姿は一向に見えないし、重要な項目も、眼先の対策もごっちゃ混ぜの感があって、目指すべき方向は少しも見えていない。
ここ1年位をかけて、その将来像への議論が発展して、本当の政策の選択、その実現への具体策の競争と協創の段階に入ることを期待したい。
KY〈変えるのはヤダ〉から、KM『変えることを目指せ』へ。
ここで、このブログで書いてきたことの要約をしておきたい。
国民、市民の「暮らしと健康を向上させる」ことが、共同体(国家、地域自治体)の役割である。
その基本には、「雇用の確保・安定」と「労働環境・条件の向上を目指す労働分配率の増加」が最重要でなければならない。
産業の発展、GDPの増加は、この雇用と労働分配率を向上させるために発展させるのであって、資本主義社会で「株主価値」の向上などは、その結果の配当程度のものである。
この20年はGDPの意味も取り違え、産業発展を金額で評価することを最大の目的にして株主価値、つまり、お金を持っている人に最高の報酬を出すことに邁進してきた。
現在の大不況は狂信的な一部の亡者の言い分を、世界の共通目標と勘違いをしてきたことにある。
バブルが崩壊したときには、健全な経営理念を持っていた企業、産業も巻き込み、資本主義社会の欠点をもろに露呈している。
一方、産業と金融業の巨大化の傾向は、それをコントロールする行政への影響を強め、政治家を抱き込んで、ますます政官業の癒着構造を増大させている。
特に行政においては中央集権の弊害により、地域社会の疲弊が目立って、全体の活力は損なわれるばかりである。
そこで、機能的な行政、活力ある地域社会を育てるには、「地域主権社会」を創ることが根本的な課題であり、この目的意識を持った的確な規模の地域主権を作り出せるところが、活力を取り戻し発展していける。
活力ある社会においては、人間の創造性を遺憾なく発揮できるようになる。
そして、時代の流れにおいていかれるようなことがなく、地域独自の産業、特に「新産業を興す」ことが地域での総意になって、日々を意欲的に暮らせる社会を目指すべきである。
すべての政策、政治的判断は、この方向において熟慮して選択し、優先度を評価していく必要がある。
このブログでいろいろと書いてきた半年分の内容を、次の様に集約しておきます。
・暮らしの健康的な豊かさの基本は雇用である。
・雇用の安定と向上は、産業の育成、特に「新産業」の創出の重点をおく。
・意欲のある賢い行政を持つために「地域主権」を実現する。
・地域主権は、国家並の将来目標を設定して、長期的な人材育成と産業創出に邁進する。
・地球環境問題は、あらゆる産業の基盤を転換する好機で、「再生可能エネルギー」を主軸にする。
・ひとの能力が活かされ、豊かな産業を作り出せる力が、国際社会の中での地位を安定させる。
言うのはたやすいかも知れない。しかし、方向もはっきりしない運転は無謀である。