日本の経済活動は、国土の特徴と国民性によって、独自の形態で発展してきたが、新自由主義経済に追従し始めたから、おかしくなった。
デフレ経済の脱却には、アメリカでは超金融緩和政策と合わせて、金融業会が活性化し、石油産業と天然ガス産業が牽引した。
さらに、軍事的名緊張も高まって、軍需産業は世界最先端と、最大規模を要する、経済の牽引者である。
このアメリカ流を追いかけての経済再活性化は、日本がいくら後追いしても、国土も大きく違い、天然資源もなく、軍需産業は小規模だ。
アメリカの後追いをするのは、不可能なことは誰でもわかるから、日本流を生み出すしかないのは明白だ。
しかし、安倍政権とその経済ブレーン達は、超金融緩和をしただけで、成長戦略と称した将来の経済の牽引車を、設定できずに過ごした。
日本はエネルギー資源に恵まれるわけでもなく、本来の海洋国のメリットを生かす長期的なエネルギー戦略を描けなかった。
日本は周囲を海洋に囲まれた、世界でも有数の海洋国家である。
しかし、欧州で活発化している、「洋上風力発電」の技術開発を産業化には、二周以上も遅れてしまい、まだ技術的には初期の実験段階だ。
エネルギー自給は再生可能な洋上風力発電を主軸とすべきなのだ。
北東アジアの模範国として、最大の国策として技術革新に注力せよ。