現在の世界での大きな元凶は、国際金融資本家のいいなりで「既得権益を最優先」する政策に固執している政治家たちである。
1980年ころから、技術革新の停滞が始まって、国際的にお金の流れを自由化することで「資本家の利益を優先する」傾向が強まった。
お金の移動の自由化と貿易自由化の流れで、製造拠点の海外移転が加速して、世界的に人件費の低下が潮流となり、格差が拡大した。
新自由主義経済の理論は、お金の最適な投資先を自由競争によって、効率化すれば、世界の経済成長は増強されると主張してきた。
しかし実際には、世界中を巻き込んだマネーゲームの加速だけで、イノベーションへの投資は起きず、人件費ダウン依存になっている。
これを批判する勢力が生まれても、粗探し的な批判ばかりをして、経済を活性化するイノベーションの役には立たない空論に終始している。
金融業界を批判して大統領になったトランプ氏も、ツイッターでの不満ばかりで、具体的な政策の実行は全くできずに迷走ばかりだ。