新産業を育成して活性化する効果的な政策として「再生可能エネルギー電力固定価格買取り制度」の法案が、これからマスコミでも採りあげられて、論議を巻き起こすでしょう。
その時に必ず出てくるのは、消費者、国民への負担が過大にならないか?という話である。
経団連は、金貨玉条の様に、「国民の負担が増えるから反対」の一点張りであった。
これからも事あるごとに、マスコミに登場する産業界の代理人が、トクトクとその理由を説明して、だからこの法制度は採用してはいけない。と力説する場面がみられるでしょう。
国民の負担は当然あるから、それのレベルが適切であるかの議論が当然あって良いでしょうが、経済界の論理は、電気料金の値上げは、事業経費の増加になるので(当然のごとく)価格転嫁されるので、国民、消費者の負担が増えると声高に言う。
しかし、これは各企業が全く努力をしない場合であって、前回にもこの様な経営者は、交代すべき人間で、それを前面に出すことは、自分の無能を得々と言っている様な事態である。
そこまで企業人が恥さらしであるとは思えないので、その説明は引っ込めるであろう。
多くの問題はこの先にある。
今までの価格競争激化時代に見られる様に、経費の削減を迫られた企業は、人件費を抑える事に力を入れる。
それも、景気の先行きが不透明の為に、解雇の容易な派遣社員や契約社員に増やして、できるだけ正社員を減らすことに奔走してきた。
これが、最近の各差社会を助長して、さらに国民全体に将来不安を拡大して、結果として、一層の需要減退、景気後退、企業活動の縮小を強いてきたことは、今や明白である。
政権を担う政党の公約には、この非正社員の増加を食い止めて、安定した雇用条件の正社員に出来るだけ移行させる支援政策が検討され、実施されるであろう。
さらに人件費の抑制の歯止めとして、最低賃金の引き上げも、大きな社会的問題としてとり上げられ、賃金の下方柔軟化に対する対策が必須である。
経済学では、「賃金は下方硬直性がある」と言われてきたが、現在は、「グローバル市場化」の潮流で、今の世界経済の中では通用しない原理となってしまった。
これを、ワーキングプアーを増加させない為にも、早急な法制度の見直しが迫られている。
企業にとっては、経費の増加(電力料金に値上げ)と、人権費の削減に限界が来ていることは、収益を圧迫する、大きな問題となっていて、これに立ち向かうことが経営者に苦痛であるから、なりふり構わず反対しているのである。
「国民の負担が増えるから」という説明は、言い訳に使うだけで、ホンネのところは、経営者にとって責任を負いたくない、のである。
そして、最後のステ台詞として言い出すのは、「それほど国内の事業環境を縛るならば、海外に生産拠点を移転するぞ!」、「国内の雇用が減っても良いのか」。
これを政府や行政関係への決め台詞として、影に日にロビー活動をしてきたのが、経団連加盟の旧産業である。
議論を進める必要があるのは、この課題に集中するべきである。(以下、次回に)
その時に必ず出てくるのは、消費者、国民への負担が過大にならないか?という話である。
経団連は、金貨玉条の様に、「国民の負担が増えるから反対」の一点張りであった。
これからも事あるごとに、マスコミに登場する産業界の代理人が、トクトクとその理由を説明して、だからこの法制度は採用してはいけない。と力説する場面がみられるでしょう。
国民の負担は当然あるから、それのレベルが適切であるかの議論が当然あって良いでしょうが、経済界の論理は、電気料金の値上げは、事業経費の増加になるので(当然のごとく)価格転嫁されるので、国民、消費者の負担が増えると声高に言う。
しかし、これは各企業が全く努力をしない場合であって、前回にもこの様な経営者は、交代すべき人間で、それを前面に出すことは、自分の無能を得々と言っている様な事態である。
そこまで企業人が恥さらしであるとは思えないので、その説明は引っ込めるであろう。
多くの問題はこの先にある。
今までの価格競争激化時代に見られる様に、経費の削減を迫られた企業は、人件費を抑える事に力を入れる。
それも、景気の先行きが不透明の為に、解雇の容易な派遣社員や契約社員に増やして、できるだけ正社員を減らすことに奔走してきた。
これが、最近の各差社会を助長して、さらに国民全体に将来不安を拡大して、結果として、一層の需要減退、景気後退、企業活動の縮小を強いてきたことは、今や明白である。
政権を担う政党の公約には、この非正社員の増加を食い止めて、安定した雇用条件の正社員に出来るだけ移行させる支援政策が検討され、実施されるであろう。
さらに人件費の抑制の歯止めとして、最低賃金の引き上げも、大きな社会的問題としてとり上げられ、賃金の下方柔軟化に対する対策が必須である。
経済学では、「賃金は下方硬直性がある」と言われてきたが、現在は、「グローバル市場化」の潮流で、今の世界経済の中では通用しない原理となってしまった。
これを、ワーキングプアーを増加させない為にも、早急な法制度の見直しが迫られている。
企業にとっては、経費の増加(電力料金に値上げ)と、人権費の削減に限界が来ていることは、収益を圧迫する、大きな問題となっていて、これに立ち向かうことが経営者に苦痛であるから、なりふり構わず反対しているのである。
「国民の負担が増えるから」という説明は、言い訳に使うだけで、ホンネのところは、経営者にとって責任を負いたくない、のである。
そして、最後のステ台詞として言い出すのは、「それほど国内の事業環境を縛るならば、海外に生産拠点を移転するぞ!」、「国内の雇用が減っても良いのか」。
これを政府や行政関係への決め台詞として、影に日にロビー活動をしてきたのが、経団連加盟の旧産業である。
議論を進める必要があるのは、この課題に集中するべきである。(以下、次回に)