東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

ワインとの馴れ初め

2009-12-16 | 私流
私がワインを愛するようになったのは、約10年前。南海放送本町会館にて、ワインのテイスティング教室が開催され、6ヶ月間参加した結果である。西日本最後のワインとか、イギリス皇室調達のワインとか、色々と堪能できた。貴腐ワインを初めて飲んだのも、このときだ。

それまでは、ワインがそれほど好きではなかったが、それ以来、ワインが好物になった。やはり、色々な知識がついて薀蓄が語れるようになると楽しい。

ソムリエからは、ワインのテイスティングの仕方、料理とワインの価格のバランスのとり方など、色々と教えてもらった。それらの内容は、今でも、雑学として私の頭の引き出しに格納されている。酒知識の蓄積は、仕事と違って本当に楽しいなあ。

世のため人のため

2009-12-15 | 経営の気づき
私は、授産施設に内職的な仕事をお世話させていただこうと、色々と画策している。しかし、世のため人のためと、必死に動こうという人、事業所の少ないことに驚かされる。例えば、某○○○○○○○。私が紹介するから、商工会議所に一緒に頼んでもらえませんかと言っても、駄目だ。彼らは、とにかく面倒なことは手をつけたがらない。公務員以上に固い組織になっている。すでに商工会議所の方は内諾を得ているが、肝心要のところが動いてくれない。

したがって、個人的に動くこととした。簡単な内職的な仕事で、納期もあせらないものがあれば、読者の方もご紹介頂けないでしょうか。私の顧問先企業にも手を回しているが、両者の条件がピッタンコ合うのはまだない。

世のため人のため、ご協力お願いします。

お寒い質問力

2009-12-14 | 経営の気づき
統計はないが、質問のない「お寒い教室」は確実に増えているらしい。中学・高校・大学いずれも同様の傾向があると、知人の大学教授から聞かせてもらった。教室で質問する学生は「KY(空気が読めない)」と他の学生から白眼視される傾向もあるとか。本当に、教室は寒くなった。冬だから寒いのではなく、議論しない、熱さのない教室に変容してしまった。残念である。

教える側からすれば、答に窮する質問を待ち構えているのである。特に熱心な指導者ほど、期待感が強い。質問内容によって理解力も判読できるため、自分が話した内容がどれほど聴講者に理解されたか、チェックできるのが質問なのである。

ビジネスの現場も同様である。傾向として、業務遂行に際し、鋭い質問が入ることが少なくなってきた。特に、刺激の少ない生ぬるい職場に、その傾向がある。

史上最低の作戦

2009-12-12 | 私流
愛媛県警察で推進している「アンダー80作戦」は、年間の交通死亡者を80名以下に抑えようというものだ。考え方は色々あるので、私の考えは極端かもしれないが、私は「史上最低の作戦」と評価している。

何故、この作戦を批判しているかと言えば。交通事故の死亡者を80名以下に抑えようというのは、先ず、80名の方に失礼である。一人の命を軽んじている現れ、遺族の悲しさを思いはからない、単なる数字合わせの仕事に徹している感がある。

さらに、最も批判したいことは次のことである。目標自体をマイナス思考の表現で捉えてはまずい。目標であるからには、プラス思考の発想が必要である。いかにも、頭の硬い方たちの発想だ。

問題を創る難しさ

2009-12-11 | 経営の気づき
教員の採用試験で、「問題作成の問題」が出されることがある。もちろん答えは一つだけでないが、問題の作り方で教師としての資質が問われるだけに、回答者は苦しむ。例えば、数学という学問の世界でも、難問の解答を見つけるだけでなく、難問を作ることが数学者の重要な仕事になっている。ここで、学者としての創造性が試されるわけだ。

そう言えば、私も、中学生時代に先生から試されたことがある。私の好きな学科は数学であったため、数学に関しては、教師からの信任も厚かった。現代では到底無理であろうが、当時は、私が授業の最初の10分間、クラスの生徒を指導していたのである。私が数学の問題を作り、事前に先生にチェックしてもらった上で、私が出題して、答を解き明かすのである。そのときの体験から気付いたことは、本当によく理解できていないと、問題作成が出来ないということである。

したがって、日常生活においても、ビジネスにおいても、上の者は下の者に対して、問題を創らせることを行わせるべきだ。即ち、問題提議である。

家族史

2009-12-10 | 私の師匠
父の遺した家族史に、次のページがあった。

敬老の日、まもなく嫁いで我が家を出る孫娘。同居している私と妻に対して、これまで育ててもらった感謝の意を込めて手紙を読み上げてくれた。その内容に感激した我々夫婦だが、特に感激したところは次の部分である。
「・・・・色々と教えていただいてありがとう。これまでの貴重な教えは、必ず私たちの子供にも伝えます。この約束は、夫婦で協力して実行するつもりです。・・・」
この文面を見て、私自身、孫娘が我々家族の一員としてしっかり育っていることが嬉しかった。そして、私の信仰心が孫にも伝わり、嫁ぐ家にも根付こうとしていることが嬉しかった。

このような父の遺した家族史を読み、次のようなことを考えた。

先人の教えを伝えることは、家庭だけでなく企業人においても重要なテーマであり、技術伝承や各種ノウハウの伝承は、智慧と工夫そしてたゆまぬ努力が求められる。そのとき、一番重要なポイントは「後世に伝えなければならないという決意」なのであろう。決意があれば、その気持ちが継続すれば、実行化は約束されたも同然である。

余談になるが、敬老の日の次女のプレゼントは、店舗デザイナーのスキルを活用した「フォトフレーム入りのおじいちゃん・おばあちゃん・愛犬のイラスト」。そして、時間のない私の場合は、家内が買い求めてきた品物であった。残念ながら、子供たちに完敗したと感じた一日は、父の最良の日になったようだ。遺品を見ながらの感想である。


家宝を発見

2009-12-09 | 私の師匠
父が亡くなった後、母が、父の持ち物を整理した。そのときに出てきた箱は、父の手作りの箱である。家族に対しては買い物を奨励しても、自分は節約一筋の人であった。したがって、子孫に伝える手作りの「系図」「家族史」等を入れた箱も、質素な手作りの箱であった。父の人柄全てを物語るこの箱は、今後、東矢家の家宝となるであろう。

その箱の裏には、「東矢家歴代の当主に伝えたいことを記す」と記載されている。私のブログは、皆様方に私の思いをお伝えすると共に、私の子孫に対する教えを記したものでもある。しかし、父の達筆な毛筆の教えには到底及ばない。

降る雨と受ける草木

2009-12-08 | 経営の気づき
降る雨は同じでも、受ける草木によって全て異なる。

例えば、経済環境にしても、その地域に所在する企業であれば、影響度合いはほぼ等しいはずだ。銀行金利の変動にしても、法律規制にしても、誰も等しくその影響を受けるはずだ。しかし、その受け取り方、対処法は、皆が皆ちがうから、面白い。

前向きの経営者は、ある法律規制をチャンスと受け取る場合でも、後ろ向きの経営者はしょげ返って落ち込んでしまう。この差が、業績につながってくる。

奇跡の酒仲間

2009-12-07 | 私の師匠
私の飲み友達は、全員、酒が強い。しかし、酒が飲めない人もいる。彼は、酒を飲めないものの、あの雰囲気が好きらしい。したがって、飲んでなくてもテンションは高い。私からすれば、信じられない世界である。奇跡の酒仲間は、私にとって、人との付き合い方の、良いお師匠さんでもある。



奇跡の出会い

2009-12-06 | 人生の気づき
これまでに経験した不思議な出会いを2件、ご紹介しよう。一つは、あるバーでの出来事。ピアノを取り囲むように並んでいる椅子に座った私だが、他のお客と会話していると、我々がある共通点を持っていることが分かった。5人全てが、丑年なのである。モー、たいへん。

次の事例は、先ほどの紹介とは異なる別のバーでの出来事。二人連れで入った馴染みのバーに、私の知人がいた。三人で話していると、不思議な共通点が見つかった。3人の母が、皆、トランペットの名奏者ニニ・ロッソのファンなのである。

二つの事例ともに、確率的に計算しても、ほぼ奇跡に近い出会いではなかろうか。しかし、ほぼありえないような出会いは、世の中には結構多いはず。確率的には難しいことが、実は、多数起こっているとしたら、この世は、奇跡の連続の世界である。なんと楽しいことか。

奇跡の一瞬

2009-12-05 | 人生の気づき
我々の人生は、長くとも、100年である。一方、地球の歴史は、46億年。さらに、宇宙はと言えば、137億年の歴史がある。

宇宙の悠久の時間から比べれば、我々の人生は、「一瞬」と呼ぶべき時間の長さである。しかも、短い人生の単なる一コマの今日は、瞬きのような一瞬だ。

とは言え、一人の人間が、一人の人間と出会うとき、それは、「一瞬」と「一瞬」が重なる「奇跡の一瞬」である。通常は、1+1は2である。しかし、人間の場合、一人と一人が出会うと、単に二人ではなく、奇跡の力がプラスされるから面白い。

反対意見唯一の価値

2009-12-04 | 経営の気づき
カード・ゲームを通じてリスク・マネジメントを考える手法として、クロスロードなるものがある。これは、想定したリスクについて、どのように対処するか、「イエス」と「ノー」の二通りのカードを選択して、意見を戦わすものだ。

詳しい内容は省くとして、そのポイントの加点法が面白い。多い方の意見を選択した者には、勝ち組として1ポイントがつく。そして、奇抜なのは、「イエス」「ノー」のどちらのカードを選択したにしても、自分のグループに一人しかいない場合は、ゴールドポイントがもらえる。

要するに、誰も賛同者がいない案に対して、1票を投じると言うことは、多くの人が見落としがちな意見をもつ、その価値に対しての評価である。この考え方、私も大賛成だ。

人が見ないこと、考えないことを気付くことは、大いなる価値があると考えたい。

結論をあせるな

2009-12-03 | 経営の気づき
反対論がない場合には結論を出してはならない。勇気と勉強に不足があれば反対論は出ない。これは、経営学者で有名なドラッカーの言葉である。 

尋ねた人たちが、あまり調べてないから、詳しく分からないから、反対論が出ない。あるいは、勇気がないから言えないのだ。したがって、反対論が出て、もっと議論できるまで、結論は出さない方が良い。この考え方、確かにうなずけるけど、私は、反対の行動をしてるなあ。反省・・・

麦のコーヒー

2009-12-02 | 雑談
親戚の方から頂いた「麦のコーヒー」。カフェイン成分は全く入っていない。

私は緑内障なので、カフェインの大量摂取は禁じられている。したがって、このコーヒーなら、飲んでもいいということだ。