東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

「多分」という言葉が使えない場所

2009-12-28 | 雑談
税務署に教えてもらうために電話をした。内容は、「事業所が労働基準法上支払う休業手当ては、課税対象に含めなくていいでしょうか」というもの。電話に出られた方は、「多分」という回答をされた。こちらは、多分というあいまいな回答に吹き出してしまった。税務署が「多分」といういい加減なことは言えないはずだ。その笑いに気付いたのか、先方も、自分のいい加減さを反省してか、「調べてみます」と対応を変えた。これで安心。

回答は、「課税対象にしなくてもいい」というものであった。事務所スタッフの家族が新型インフルエンザに罹ったため、有給休暇と休業補償を絡ませて、休んでもらったのだが、その分の給与が課税対象になるかどうか。事務所で意見が分かれたための質問であった。

そのあと、税務署から電話が入った。「先ほどの回答は間違ってました。労災上の休業補償と勘違いしていたので、課税対象から除くと回答しましたが、事業所の責めによる休業補償の場合は、課税対象になります」と。

間違いに気付いて電話をしてきたのは、なかなかである。税務署さん、ありがとう。