東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

愛し(おし)

2009-12-17 | 経営の気づき
「教え」は「愛し(おし)」が動詞化したものらしい。したがって、教える側は、相手の立場に立つことと、降り注ぐような愛情を欠かせない。

そう言えば、私の中学時代の教師は、授業時間の教えのみでなく、遊び時間や日常生活にまで目を及ばせていた。私の大好きな歴史の先生は、遊び時間には、アコーディオンを奏でて、みなで歌っていた。先生が好きだから、その授業も好きになる。反対に、嫌いな先生に対しては、その科目までも嫌いになっていく。

このことは、ビジネスの場でも通じる話である。愛情ある指導を行っていれば、部下は自然と仕事が好きになり、対応スキルが上達する。上司からすれば、部下の状態を見て、わが振りを正すことが必要なのであろう。