東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

並べ方・見せ方の演出

2010-02-26 | 経営の気づき
青果を例に挙げて、陳列テクニックについて、ご紹介する。基本中の基本の話だが、先ずは基本を固めなければならない。と、なぜ私が言うかといえば、基本の出来ていない店舗が如何に多いかなのである。

青果店の陳列は、主力商品を売っていく場合と、鮮度で売っていく場合と、演出で売っていく場合の、三つに分けて考えなければならない。

売上上位のアイテム70%を占める商品が主力商品だが、一般的には、量を捌くために粗利を下げて、店頭とか店入り口に大量陳列する。これが、青果における、主力商品の販売法である。

次は鮮度を高める陳列の説明だ。ほうれん草・ニラ・春菊・タカナなどは、自然性陳列を行う。即ち、畑に生えているときの状態で立てて陳列すると良い。しかも、30度くらいの角度をつけて。根の部分は、小型のトレーを置き、水を張っておく。この方法だと、物理的に良いだけでなく、視覚的にも訴求出来る。

次は演出陳列の問題である。如何に、お客様にイメージを膨らませてもらうかを狙って、様々な小道具を用いよう。これも、実行している店が少ない。例えば、しいたけだと原木、イチゴだと簾、スイカだと家庭用の子供プール、鍋物の材料だと土鍋と言った具合だ。

消費者の皆様も、上に説明した基本力の備わった店舗がどのくらいあるか、チェックして下さい。とは言っても、青果専門店が消えていった今、そのチェックも難しくなった・・・


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