東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

一人ひとり

2011-01-28 | 私の師匠
街には色々な人が歩いている。豊かな人もいれば、毎日の生活に汲々としている人もいる。しかし、顔の表情からはそれらの背景を窺い知れることはない。みんな、それぞれが楽しそうである。一人ひとりが、自分の範囲内で生活を楽しんでいる。

私の知人に、非常に尊敬している人がいる。彼女は、幼少の頃大病し、難聴になった。それ以降耳が聞こえにくいため苦労する。学校でも、授業内容が聞こえにくいし、走っても体力がなくビリである。したがって、かけっこで上位に食い込むことは考えなかった。ビリでもいいから、少しでもその差を縮めたい。これが大きな夢だったという。

「ビリでもいいから、少しでもその差を縮めたい」というこの考え方が、その後の彼女の生き様になる。知識はさほどないにしても、日々接する人から色々なことを学びたい。こちらが真剣に聞くから、相手様も喜んで、知っていることを全て話してくださる。そのようなことが続くものだから、大学は出ていないが、日々知識量を増やしたという。そのように努力したから、今の知識量においても、自信があるそうだ。

要するに、一人ひとり、自分の持てる範囲内で頑張ればよいと彼女は言う。頑張るのではなく、彼女曰く「精進している」と言う。本当に素晴らしい人だ。


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