東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

ある経営者の迷い

2009-11-16 | 経営の気づき
友人の経営者がリタイアを決断した。生まれ故郷に帰って、好きな農業に専念したいとのこと。そこで、現在経営している会社をどのようにするか、思い悩んでいる。

並みの経営者なら、会社を整理して、残った資金を老後資金の蓄えとして残すのであろう。彼は、社員が事業の存続を望んでいるので、彼らに譲ってやりたいとも考えている。しかも、売却代金をもらうのでなく、そっくりそのまま与えても良いという選択肢を用意している。

しかし、受け継ぐ社員が迷っているのだ。事業は存続して欲しいが、自ら経営責任は取りたくない。しかも、時代の流れとして、この業種は厳しくなっている。その環境変化を見たとき、経営者になる自信がないのであろう。私は、今後の会社の行く末を見守るナビゲーターだ。

今日、その話がどのように展開するか、友人が一番心配している。本当に、経営者は悩み多き人種であることに間違いない。


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