東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

坂本竜馬の感覚

2010-08-17 | 私の師匠
坂本竜馬の人間的スケールの大きさは、どこにあるのだろうか。私の考えでは、「自分と一体化して考えられる範囲の大きさ」にあると思われる。凡人だと、せいぜい、自分のみか、もしくは家族の範囲までである。

少し、人格のある人だと、住んでいる地域全体を一体化して考える人もいる。しかし、政治家の場合だと、郷土のことしか考えない人は、スケールが小さいと言える。国全体のことを考えて行動しなければ、本来の政治家とはいえない。一方、投票する市民は、郷土のことに見向きもしない政治家を落選させる。本物の政治家を育てようとしないのである。困ったものだ。

そして、竜馬は、まだ日本国という意識が無かった頃に、国全体のことを考えていた。このとてつもないスケールに、我々凡人は魅了されてしまう。