ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

風の神様

2017-02-02 14:42:49 | 日記・エッセイ・コラム
ここ1~2週間のトランプ関連の報道である。
主としてテレビでのことだが、
言い過ぎかも知れないが洪水のごとしなのだ。
まずほとんど連日である。
しかもトップニュースが多い。
もとより、すべてをチェックしてる訳ではないのだが。
しかしまあ、
そういう印象である。
・・・・・
確かに、トランプ大統領の登場は劇的である。
米国は衰えたと言えども世界一の大国である。
日本との関わりもすこぶる大きい。
しかも、その公約が実現すれば世界は変わるだろう。
それにしても、過去にはなかったことだ。
これほどまでの報道は。
何と言っても、よその国のことなのだ。
では、日本以外ではどうだろう。
例えばシナでは…。
ほとんど報道していないと思う。
彼の国は自分に関係のないことは無関心だから。
それに知らせるのは、すべて自分の都合だけである。
情報は政府の手の中なのだ。
では、欧米では…。
実のところよく分からない。
でもたぶん我が国と似たり寄ったりだろう。
何しろ日本の報道自体が欧米メディアの借り物なのだ。
内容が同じなのは当然である。
もちろん国によっても事情は異なるだろうし、
実際のところはよく分からない。
しかし同じ手の中で踊らされてるのは間違いない。
私もまた踊らされている。
見る阿呆ではあるが。
・・・・・
マスメディアは明らかに反トランプである。
踊らされてる身にはそのように見える。
ところが昨日のNHKニュースで流れたのだが、
移民・難民の入国禁止措置に対するアメリカの世論調査では、
支持が59%で不支持が41%だとのことだ。
それまでは不支持が多数だと思っていたのに。
戦後のマスメディアは明らかに偏向している。
それは日本だけではなさそうだ。
リベラルという言葉の意味は日本と欧米とでは多少異なると聞いていたが、
実のところは変わらないようだ。
思うに、
リベラルとは1%の中の更に1%が世界を仕切るための方便だ。
その戦略としてグローバリズムがあり、その道具としてリベラルがあるのだ。
今徐々に明らかになっているのは、
リベラルとは偽善であり欺瞞であるということだ。
1.民主主義をうたいながら民主主義を否定する。
多数決で決まったことである。
好き嫌いを表明するのはいい、問題点を指摘するのもいい、
でも否定するのは頂けない、取り敢えずは認めるべし。
1.人権をうたいながら人権を否定する。
日本死ねは流行語大賞で、朝鮮死ねはヘイトだと言う。
自分の価値観だけでレッテルを貼り、人権を否定するのだ。
つまりヘイト狩りというヘイトを行なう。
1・多様性をうたいながら多様性を否定する。
違いを認めることこそ多様性なのだが、
違いを強調すればそれを差別だと言う。
男を強調したり、女を強調すれば差別だと言うのだ。
らしさ、の否定である。
・・・・・
ところが、風が吹いてきた。
トランプという大きな風が。
今のところ心地よい。
はたしてトランプとは風の神様なのか?
日本では、
神様も時に災厄をもたらす、
と言うが。

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