ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

神の国

2014-07-16 09:16:16 | 日記・エッセイ・コラム

世界を創ったのは創造主である。

聖書はそう言っている。

そもそも、現に世界(宇宙)はある。

それを在らしめている力が当然にある。

その力の主を創造主と言っている。

一般的には神と言う。

・・・・・

モーセは出エジプト記でその神に出会った。

問答の末、神に名を問うた。

神は言った。

「私は在る者である」と。

英語では「I am」である。

動詞は現代形である。

がそれは過去も未来も含んでいる。

場所も同様。

すべての時と場所ということだ。

孫悟空の物語の「仏の手」と同じである。

孫悟空がいくら速く遠くへ飛んでも、

やはりそこは仏の手の中。

仏の手とはすべての時と場所である。

ならば神も仏も同じだ。

つまりは神仏混交なのである。

・・・・・

日本は神国である。

元総理が揚げ足を取られた言葉である。

どういう文脈で言ったか知らないが、

言っていることは間違いではない。

その通りである。

神の成したものは神のものだ。

この世界はすべて神が成した。

ならば世界はそもそも神的なのである。

すべてのものに神が宿る。

日本人はそう思っている。

そう思っている日本人にとって、

この世界は神の世界である。

ゆえにである。

日本は神国である。

・・・・・

日本人は日本だけが神国だとは言ってない。

隣の国も他の国も皆神国である。

ただ隣の国はそう思っていないだけである。

どう思おうとそれは自由だ。

だが、他国がどう思おうと日本は神国である。

しかし不思議である。

日本の神は聖書の神に同じだとは。

ふむふむ…

まあそういうことか。


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