甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

小原の一秒差の惜敗。でも彼女は強かった。

2016-03-13 12:55:45 | 陸上競技のこと
 名古屋ウイメンズマラソンで、キヌア(バーレーン)田中(第一生命)に続き天満屋の小原が3位に。2位田中とは終盤5kmを並走というマッチレースの末、1秒差で敗れました。天国と地獄の1秒でしょうか?2時間23分19秒という好タイムで日本人1位、これでリオオリンピックの代表は間違いなく決まりますね。昨年の世界選手権7位で内定している伊藤(大塚製薬)大阪女子を日本歴代7位の好タイムで制した福士(ワコール)そして田中の3人。それでも小は強かったですね。最初にTVを付けた時が6kmあたり、走りを観て非常に状態が良さそうだったから彼女の高校時代の恩師森政(現TOTO監督)に電話「良さそうだね」というと、「先日、武富総監督と会ったとき、状態が良いというのは聞いていたが、良さそうじゃね、でもマラソンは30km以降何があるか分からんから、TVで応援するわ」集中したレース振りに行けるかなと思いながらも、余裕のある選手はまだほかにもいっぱいいた。30km手前あたりから小原の口が少し空いたりして30km以降持つかなという不安が。30kmを過ぎてキヌアが1Km3分10秒近くまでペースアップ。付いて行けたのは田中だけ、小原も追うのだが徐々に差は開いていく。田中もキヌアから遅れ始めるものの状態は良い。小原は口を大きく空け、厳しい状況に、ここで勝負あったかなと思って少しの間TVを消し本を読んでいたのだが、やはり気になってまたTVを付けると小原は田中とマッチレースの様相。残り2km、どっちが勝ってもおかしくない。それにしても、あの状況から追い付くなんてビックリポン!田中の表情もさっきほどは余裕はない。だから期待も持てる、天満屋の5大会連続出場なるか?勝負は名古屋ドームに入っての100㎡、田中に1秒差で軍配が上がりました。勝負の世界は厳しいですね。たぶん小原は補欠という形で選出されるのではないかと思いますが、過去、故障や、調整の失敗でスタートラインに立てなかった選手もいます。その時、補欠の選手は次のマラソンに向けて練習をしていたため補欠が本番に出場したという例はありませんが、もしもの時でも補欠の選手をスタートラインに立たせるくらいの考えで、陸連はそのあたりも考えてオリンピックのマラソンに取り組んでほしいですね。
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