ポーランドは夏時間だったので、1日目は24+7時間=31時間という長さの一日だった。首都「ワルシャワ」のホテルに到着した時刻は、現地時間22時50分だった。
風呂に入って寝たのは24時半頃だったが、催眠薬を飲んでぐっすりと寝た。
≪世界遺産「ザモシチ旧市街地区」≫
2日目、6時のモーニングコールで起こされ、スーツケースに荷物をまとめて朝食のレストランに行った。
EU共同体に入っているためか食材が豊富で、新鮮な果物や果肉100%の各種果物のジャムやジュース、ハム、ソーセージ、ベーコン、トマト、胡瓜、レタスなどが所狭しと並べられていた。どれも私の口に合ってとても美味しかった。翌日からのホテルの食事も似ていて満足だった。
7時半にバスで出発して、「ワルシャワ」の南東253kmの「ザモシチ」を目指し4時間半走った。
濃霧が立ち込めた薄暗い国道の両側に車窓から見る景色は、深まった秋を思わせる広葉樹の黄葉が美しく、まるで絵画を見ているようだった。
途中で見たヤドリギが私には珍しかった。
「ザモシチ」は人口7万人の小都市だが、貴族の「ヤン・ザモイスキ」(乗馬姿の銅像)が自分が見たイタリアの景観を再現するために1580年からイタリアから建築士を招いて造り、1600年に完成したルネッサンス様式の都市なのだそうだ。
今も当時の建物をそのままにした市民の暮らしがあった。
外敵の侵入を防ぐために、北海道の「五稜郭」に似た五角形の星型城壁を築いて都市が囲まれていたらしいが、今も一部がその当時のままに残されていて、「ザモシチ旧市街地区」はユネスコの世界遺産に指定されていた。
1939年、ザモシチにナチス・ドイツが侵攻した際は、その一部が処刑場として使われ、ポーランド人、ユダヤ人、ソ連兵が8000人も殺戮されたという。博物館の入り口にレリーフが1枚飾られていた。
私達はポーランド観光の第1日目から、目を覆う様な歴史的事実を突きつけられたのだった。
「ザモシチ」で昼食を摂り、午後はさらに320km西南の「クラフク」を目指して、バスで5時間走った。
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北海道だいぶ気温が冷え込んできたのでは、お風邪等ひきませんように気をつけてくださいね。
いよいよポーランド始まりましたね、初日から突きつけられた目を覆うような歴史的事実、重たいテーマ抜きでは語れないポーランドなのかな、ゆっくりと拝見させいただきます。
伺うのが遅れました。
ソナタさんは旅行が好きなのですね。
ポーランドは行った事がないので、楽しみに見させて頂いています。
台風が去って一段と寒くなってきました。
お身体に気をつけてお過ごしくださいね~(*^_^*)
観光初日から思いがけないレリーフに胸が詰まりました。でもしっかりと見て、歴史に学ばなければと思いました。
民ちゃんさん、コメント有難うございました。
そうですね。
まだ書いていませんが、1919年頃日本がポーランドの難民を数度に渡って入国させて支援した歴史があります。東北大震災の被災者がポーランドに招かれるなどの交流もあります。
ショパン博物館には個人で行きましたが、薄暗い室内でポーランド語と英語の長い説明文を読み取れず、期待に応えられそうにありません。ご免なさい。
アンジェラさん、コメント有難うございました。
すっかり寒くなりましたね。
今朝7時の外気温は7度でした。今陽が射して来たので、1日暖房を我慢できそうです。
また見に来て下さい。
今回ポーランドに行って見て、山が少なく平地が多いし、北は海にも面しているという地理的環境から、農業、牧畜、水産業、海運業などに適した大地なんです。それで周辺国から執拗に狙われたのではないかと思いました。本当に地理的条件が良い国でした。