花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

「ポルトガル旅行」(8)

2014年01月27日 | 海外旅行「西ヨーロッパⅠ」ポルトガル・英国

≪城壁に囲まれた小さな町「オドビス」とユーラシア大陸の西端「ロカ岬」≫

ポルトガル4日目は晴天に恵まれた。この日は宿泊した美しい砂浜の海岸がある漁村「ナザレ」のホテルを出て、バスで33km西南、人口僅か800人程だと言う海辺の町「オドビス」に向かった。
この町はローマ時代に海岸線からの適の侵入を防ごうと、全長1.5kmの城壁を築いて町を囲んだのだという。
40分程散策したが、5箇所に城壁に上れる階段があるので、その一つを上って見た。外部にはのどかな田園風景が広がっていた。壁の傍に陽射しを受けて山茶花やアロエの花が咲いていた。

町は狭い小路を挟んで、小さなみやげ物店が沢山並んでいた。その一軒で厚地の壁掛けにする綿織物の柄が気に入り、買った。
サクランボ酒(ジンジャ)が特産品だったが、時間が無くて試飲できなかった。

  

  

「オドビス」から「シントラ」に向かい、そこで「かっての王家の夏の離宮」を見学したが、私には余り興味が持てなかったので割愛したい。
再びバスに乗り、「リスボン」近郊の「ロカ岬」に向かった。
その途中で、大きな水車が立ち並ぶ光景が見えた。海からの風力を利用して発電しているのだろう。
「リスボン」に近づいたためか、郊外にも関わらず住宅地が次々と続きだした。
(次の写真は走るバスの中から撮ったので、一部にガラスの光が反射している)

  

  

岬に近づくに連れて大きな岩がごろごろとする大地が続いた。現地ガイドに聞くと、このあたりは岩石でできているという返事だった。
岬はユーラシア大陸の最西端の場所で、灯台と記念碑があるが、記念碑には詩人カモンイスの詩の一節「ここに地が果て、海がはじまる」と刻んである。この先の海の向こうを夢見て、勇者達は航海に出たのだと思った。

  
以前来た時も1月だったが、風が強くてゆっくりと散策などできなかったのだが、今回は風もなく20分間ほど眺望を楽しめた。ただし残念なことに西日が射していて良い写真が撮れなかった。


 

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ポルトガル旅行」(7) | トップ | 除雪で運動解消 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Pione)
2014-01-27 14:15:47
頑丈でしっかりとした城壁ですね。写真1枚目の青空と最後の寒々とした写真は対照的ですが、全体的に緑が多く広々として明るい感じがしました。
Unknown (サマンサどら猫)
2014-01-27 21:12:59
この岬の雰囲気、何となくわかりますw-。海の彼方を見て、地球が丸いと実感できるし、気分が高揚して大航海時代をつくり出したのでしょうね。
Unknown (民ちゃん)
2014-01-27 22:47:34
ソナタさんへ ポルトガル旅行記拝見しました。古い寺院も立派でしたし、街もとても素敵な建物があって哀愁を感じますね。ご苦労様でした。
Unknown (ソナタ)
2014-01-28 07:31:08
Pioneさん、こんにちは♪
南に行くに連れて耕地、植林が多くなって行きましたが、ロカ岬に近づくと岩石が多くなりました。
この城壁、多分北アフリカやトルコ方面のイスラム勢力(ムーア人)の襲撃に備えてローマ帝国が築いたのだと思いますが、結局は侵攻を許してしまったのです。


サマンサどら猫さん、こんにちは♪
海岸がある国なら誰もが地平線を見て「あれっ、丸いのでは?」と感じると思うんですが、実際に行ってみたのが凄い勇気だったと思います~。アフリカ大陸に沿って航海できた地理的な条件も功を奏したと思いますが。


民ちゃんさん、こんにちは♪
国名からして郷愁を感じますが、日本との関係は深い国です。ぱん、カステラ、眼鏡などを伝えてくれた国ですから。
石造りの建造物は、長年残るので、日本の木造とは違う重みを感じますね。

コメントを投稿

海外旅行「西ヨーロッパⅠ」ポルトガル・英国」カテゴリの最新記事