花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

定期検査のため病院に行く

2007年07月10日 | 医療・健康・食生活・衣生活
 今日は、3ヶ月に一度の検診日だった。
 8時前のJRに乗り、いつもの様に病院に最も近い駅で降りてから25分歩いた。まだ登山の足腰のだるさを感じた。

 予約表を受付に出してから、待合室の椅子に掛けた。
 実は友人から、国の「がん対策基本法」に合わせて、北海道独自の条例制定を求める署名用紙が数枚送られて来ていたのを今日は持参したのだ。
 「腫瘍内科医を養成、配置して欲しい」「患者代表も参加するがん対策推進会議の様な組織を作って欲しい」「何処に住んでいても、適切な治療を受けられるようにして欲しい」などを請願するその友人の会の活動は、最近、TVや新聞にも取り上げられたので、私は勇気を振り絞って、待合室にいた方達に小声で署名を訴えた。
 すぐに署名してくれた人もいたが、見ず知らずの私の突然の話しを不審に思われたのか、二人の方に断られた。
 その内の一人の方は、もう80歳になろうとしている方だったが、20年前に胃ガン、間もなく大腸がんになったが、手術後、人工肛門を拒否し、今まで自分は気力で生きて来た。病気に勝つのは気力だよ、と話していた。

 ある40歳の女性は、TVで知っていたと言って、直ぐに家族の名前も書いてくれた。
 そして、自分は9年前に乳癌になり手術したが、その後の検査で腫瘍マーカーの数値が上がって行ったが、どこが悪いのかなかなか判らない状態が続いた。この病院に来て、肺に転移している事がわかった。しかし、手術ができないので抗癌剤を投与した。その後、胸骨にも転移し、放射線を掛けた。今も新たな転移がんを探しているが、見つかったらその都度、治療する事を繰り返して行くだろうと話してくれた。そして、寿命がある間は死なないから、治療の合間にはパートの仕事もしているのだと笑って言っていた。私には考えられない強さを感じた。

 病院の中央ホールの一角にある図書コーナーでボランティアをしていた70歳位の男性は、3年前に前立腺がんが判り、手術をしたが、後遺症で、時々、尿漏れがするのだと笑っていた。また、その方の奥様は去年、脳梗塞で倒れ、半身不随の生活なのだといって、写真を見せてくれた。そんな奥様を抱えながら、週に1度、ボランティアで病院に来ているというのには驚いた。多分、今日私と話したように、色々ながん患者さんと話すことで、病気と家族のストレスを解消しているのかも知れないと私は思った。

 私自身の検査結果は、触診では異常なし、採血後の血液検査の結果は、後日、郵送される。次回は又3ヶ月後。その際は1年振りにマンモグラフィー検査もする事になった。
 
 今日は、署名のお願いを通して少しだけれど、数人の患者さんの話しが聞けたことは良かったし、同じ病院の中に病気と闘っている色々な人がいることを改めて実感させられた。久し振りに何人かの人と話をしたので、帰りのJRでは疲れて眠ってしまった。

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