花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

南イタリアの旅(7)

2010年05月26日 | 海外旅行「西ヨーロッパⅡ」北イタリア・南イタリア
《カプリ島で青の洞窟に》
昼食後、内陸のマテーラから西へ200km走って、ティレニア海に面したナポリに行き、泊まった。
翌朝、ナポリの港から高速船①に乗って「カプリ島」を目指した。目的は「青の洞窟」だ。

 ①

私たちは添乗員から、港に着いたらほとんどの観光客が「青の洞窟」観光を目指すので、着く前に出口に並ぶようにと言われていた。洞窟は1つなのに観光客が多いため、かなりの順番待ちになるからだそうだ。

ところが1時間弱でマリーナ・グランデ港②に着いたら、添乗員から「先ずオプショナルで島巡りのボートに乗るのはどうか。」という提案がなされた。反対者がいなかったので、30数人乗りのボートで港をでた。
島を巡って見ると、カプリ島は石灰岩でできた岩の島だった。③
岩陰にある水面に空いた洞窟の前の水が、光の加減で真っ青に見えるところが2~3箇所あった。④

 ② ③

 ④

1時間ほど島を巡ってから、「青の洞窟」に入れそうだというので向った。
すでに洞窟に入る小型ボートが数艘いた。私たちは揺れる船で30分以上、順番が来るのを待った。
やっと順番が来た。4人ずつ抱えられながら小型ボートに乗り移った。
洞窟の入り口は狭く高さも1m程しかないので、私たちは足を伸ばして狭いボートの底に仰向けに寝せられた。⑤
波が一瞬引く時に船頭も客の上にのけぞるように姿勢を低くしながら船をあやつり、瞬間的に1艘ずつ中に滑り込むのだ。

洞窟の中は真っ暗で、いり口から差し込む太陽光が反射している部分の海面だけが青かった。
上半身を起こして夢中でシャッターを押したが、4~5分しかいなかったし、目が暗さに慣れないので思うような写真は取れなかった。⑥
ガイドブックによると、内部の奥域は54m、天井の高さは15m、水深は14~22mなのだというが、私には何も見えなかった。

出る時もまた同じ体勢になって出、船頭にチップ1ユーロを渡してから前の船に乗り移り、港へ戻った。
「青の洞窟」には、潮が高かったり波が荒かったら入れない。5月の入場確率は、2008年78%、2009年96%だったという。
そんな訳でツアーの人達は入れたことをとても喜んでいたが、何故か私の気持ちはそれ程高揚しなかった。
その後、添乗員に、島巡りの船代15ユーロ(1950円)を請求された。

 ⑤ ⑥ 

ナポリ行きの船も混んでいたが、椅子席で向かい合ったシチリアから来たという夫婦が、イタリア語を解さない私達に15分位熱心に話をしてくれた。表情から、ローマはだめだといっているらしかった。
ナポリに着くと、ローマまでの250kmをバスは3時間で走った。ホテルに着いたら8時近くになっていた。
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4 コメント

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Unknown (あばた)
2010-05-26 18:55:40
sonataさん、こんにちは♪
あれ~。
楽しめなかったのでしょうか?
ちょっと勿体ない気がします。
あまりにも観光名所で人人人に待ち時間。興ざめしてしまったのかも。
青の洞窟は神秘的なイメージがありますから静かにゆっくりと気持ちを静めて入りたい気はします。
今回は移動が長くてお疲れになったのでは(^^ゞ
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Unknown (マサエ。)
2010-05-26 22:07:27
 青の洞窟、有名ですねー。私も名前だけは聞いたことがあります。暗い所の撮影は、難しいですね。フラッシュを焚くと、変に光って、感じが全然違ってしまうし、写真を撮らない人にはすごい迷惑だし。もうちょっと時間が長いと、カメラを気にせず、見たり撮ったりと楽しめるのですが、4,5分では無理でしょうね。
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Unknown (lastsmile)
2010-05-27 09:25:27
青の洞窟。雰囲気が伝わってきますよ。
暗闇の情景ってなかなか撮るのが難しいだけに、それだけ行った人だけの宝物ですね。書かれた記事から充分美しさを感じました。
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Unknown (ソナタさん)
2010-05-28 13:29:19
あばたさん、こんにちは。
石灰成分が溶けていて真っ青に見える場所は、中国の九賽溝で沢山の池を見た事があるけれど、それに比べれば大感激できなかったのだと思います。
一つの入り口の前で沢山待つ船と人。それで有名なのかもね。

マサエさん、こんにちは。
目が慣れない暗い場所で、どうやって写真を撮ったらいいか分らなくて‥。難しかったです。
ただ、どんな場所かは行って分りました。

lastsmileさん、こんにちは。
拙文から雰囲気を受け取って下さったようで有難うございます。
狭いボートに4人も寝させられたし、目の前には船頭の腰があるし、焦るばかりだったです。(~_~;)

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