なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

違うカルテが出た

2014年02月02日 | Weblog

 昨夜は当直だった。48歳女性がめまいで受診した。お店の前で倒れてしまい、夫に連絡が行った。夫が当院に連れてきたというより、運び込んだというものだった。回転性めまいと嘔吐で動けないという。症状が落ち着いてから聞いたところでは、以前から同じようなめまいはあり、メニエールと言われているという。耳鳴りから始まって、回転性めまいも出現するそうで、メニエールでいいかどうかはわからないが、内耳性めまいは間違いなく、BPPVではない。めまいの前に頭痛もしたというので、頭部CTを行ったが、異常はなかった。

 点滴して経過を見ているうちに、症状が軽快して帰宅できそうということになった。そこで看護師が、出されていたカルテが別人のものと気づいた。この患者さんは最近結婚して姓が変わっていた。今の名前と同じ名前の別人のカルテが出された、その別人のカルテで検査・治療のオーダーが入力されてしまった。ふだんは別のクリニックに通院していて、薬手帳の名前が読み方は同じだが、別の漢字だった。それにしても、診察券を持っていない時は、名前と生年月日で確認するはずだが、どうしたことだろうか。あわてて、本来のこの患者さんのカルテを出して再入力となった。別人のカルテで入力された情報は、後日サーバー室のSEが消去するしかない。受診時間も実際の時間とは違う時間で入力されてしまった。同じ日だからまだいいが、日を跨いだら、どうなったことか。

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