なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

非結核性抗酸菌症疑い

2022年04月18日 | Weblog

 肝膿瘍あるいは肝嚢胞感染の86歳女性は、肺にも病変があった。

 右中葉に小結節影と網状影があった。前回の2回目になる、2月の入院時にはなかった陰影だった。左舌区にも同様の陰影があるが、こちらは殆ど不変だった。

 左舌区の小結節影は1回目の1月の入院時より少し軽減していた。右中葉と左舌の陰影が増えたり、減少したりしていると言う経過だった。

 放射線科の読影レポートは、「非結核性抗酸菌症(NTM)疑い」となっていた。確かに病変部位と経過からはNTMとすると合う。

 

 肝臓の感染症を繰り返しているだけでも困った状況だが、肺感染症もあると複雑になる。喀痰があまりとれそうにないが、何とか抗酸菌塗抹・培養を提出したい。

 

 COVID-19の入院は先々週4名になっていたが、次々に退院して先週末は2名になった。今日1名が退院して1名だけになった。保健所依頼のPCR検査は毎日のようにあるが、陽性率は減少している。

 

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