なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

肺炎・手関節偽痛風

2022年04月19日 | Weblog

 昨日発熱の91歳女性が内科新患を受診していた。

 前日からうなっていたそうだ。(会話はできるが、体調不良を表現できなかったらしい)その日の朝にデイサービスに出かけようとしたが、玄関で動けなくなった。

 救急要請して、救急隊が対応した時に38℃の発熱に気づかれた。発熱による脱力だった。右手関節の痛みを訴えて、同部位の腫脹・熱感があった。

 内科新患を診ていた先生が診察・検査をした。胸部X線で右中下肺野に浸潤影があり、手関節X線で手関節の尺側に石灰化を認めた。胸部CTで右下葉背側の浸潤影が確認された。

 

 数日前から右肺炎が発症して、結晶誘発性関節炎(偽痛風)が誘発されたという経過のようだ。抗菌薬(セフトリアキソン)とNSAIDs(セレコキシブ)の投与が開始された。(内科系の若い先生が担当)

 今日は37℃ちょっとに解熱傾向となっている。病室に行ってみると、ちゃんと自覚症状を伝えてくれた。

 

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