なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

感染性胃腸炎だった

2014年02月05日 | Weblog

 70歳男性が一昨日の夜に嘔吐が続いて救急外来を受診した。消化器科に逆流性食道炎などで通院している。頭部MRIを見ると、脳萎縮が、特に前頭葉で目立つ。脳室の拡張もあった。ラクナ梗塞も多発している。ふだんは、よくめまいを訴えるというが、確かに脳循環は悪そうだ。腹痛はなく、下痢はしていなかった。当直の外科医が感染性胃腸炎疑いとして内科入院にした。

 昨日も嘔吐は続いていて、吐物は茶色で血性になっていた。何度も嘔吐を繰り返して、食道炎からの出血と推定された。貧血はなかった。まだ、便が出ないので、胃腸炎かどうか確定できなかった。今日になって、当院の検査技師をしている娘さんが嘔吐・下痢で内科新患を受診した。患者さんも今日から水様便が出現した。感染性胃腸炎で間違いないようだ。ノロウイルス迅速試験が陽性で診断が確定した。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 高齢者のインフルエンザ | トップ | 間質性肺炎ー交換条件 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事