水曜日に隣町の病院(ほとんどが療養型病床)から83歳男性が肺炎で紹介されてきた。別の内科の先生が対応していたが、後で地域の基幹病院呼吸器内科に間質性肺炎として紹介(搬送)したと聞いた。
もともと慢性肺気腫があるが、すりガラス様陰影が両側肺にびまん性に広がっていた。これは間質性肺炎でいいですよね、搬送ですよね、同意した。
白血球14500・CRP4.3と炎症反応の上昇がある。LDH311といかにもそれらしいと思った。BNP226と上昇していて(普段は80くらい)、放射線科の読影レポートは肺水腫疑いとあった。どちらかというと胸膜測有意に見えるがどうなのだろうか。(もし心不全なら循環器内科に回してもらえばいいかなというのは、安易な考えだが)
その後、聞いた話だが、基幹病院では新型コロナウイルス感染用のフルPPEで対応したということだった。PCRも提出したが、SARS- CoV2は陰性だったという。そんな大変なことになっていたとは。
県内の発生は限りなく少ないのと、濃厚接触歴もない田舎町のおじいさんでも考慮する必要があるのだろうか。
新型コロナウイルスの医学書が4月初めから続々出版されるので、一応amazonで申し込んでいる。