内科専門医の専攻医を派遣してもらっている医療センターから、日本専門医機構認定「専門医共通講習」の受講申込書が来ていた。
案内には、「専門医共通講習とは専門医資格更新のために必要となる講習です。専門医の資格更新のために、すべての専門医が、医療倫理・医療安全・感染対策の受講を必須とされており、5年間で各1単位以上の取得が必要となります」、とあった。
専攻医である若い先生に訊いたところ、急に決まったようですが専攻医にはマストなので僕たちも出ます、ということだった。内科学会ホームページにもなさそうだし、専門医機構というところが(独自に)始めたもののようだ。
とりあえず出ることにして、先々週の火曜日夕方午後4時に病院を出て行ってみた。十分余裕があるはずが、道路が混んでいて午後6時開始に何とか間に合った。他の病院の先生方も来ていて、見知った顔もあった。1施設10名までとなっていたが、3名来ていた病院がひとつで、あとは1病院1名すつで全部で10名くらいが参加した。医療センターからは専攻医以外にも多数参加していた。例のヘルシンキ宣言など医療倫理の話を1時間聴いて、受講証をいただいて帰ってきた。10月の医療安全、11月の感染対策も行く予定。
当地域の基幹病院でも、専門医共通講習の話が出ていた。今後は基幹病院クラスでそれぞれに開催するのかもしれない。でも全部の専門医の必須とするとかなり大変なことになりそうだ。
将来どうかるかわからないが、とりあえず始まった専門医研修に関連したこと、なのだろう。1時間話を聴いても実質的には役に立たないので、やりましたという形だけのものになる。院内の感染管理委員会と倫理委員会の委員長になっているが、これも形だけ仰せつかっているだけで(医師数が極端に少ないので、いろいろ兼任している)、特に詳しくはない。