なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

けっこう詳しい看護科教科書

2015年05月04日 | Weblog

 昨日救急搬入された脳出血の患者さんは今日の午前4時前に亡くなった。脳溝の状態から見て、脳圧は相当亢進していたと思われる。グリセオールも効果がなかった。一昨日の就寝前に発症して、昨日の午後に救急搬入され、約30時間ぐらいの経過だった。日直が終わった後、そのまま病院にいて看取った。

 外科では、土曜日の当直帯で入院した腸閉塞の40歳代女性が緊急手術となった。整形外科も金曜日に入院した脛骨の開放骨折の手術がある。今月は高校看護科(専修科)の講義があるので、新版になった成人看護学「血液・骨髄疾患」の内容を確認していた。内容がけっこう新しくなっている。難治性ITPの治療がサードラインとしてまとめられていて、トロンボポエチン受容体作動薬などが記載されている。そこまで覚える必要があるだろうか。昼まで病院にいて帰宅した。

 例年2回の講義で血液疾患をざっと教える。過去に出された看護師国家試験問題から、プリントにして10ページくらいの必須項目を記載して、それだけを覚えてもらうことにしている。教科書には白血病などに使用される抗腫瘍薬も詳しく記載されているが、それはさすがにこれまで試験に出されたことはないようだ。

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