横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

梅雨の中の、小さな花

2006-07-05 17:14:20 | 近所

ヤブコウジ(ヤブコウジ科)
梅雨らしく今日は朝から雨。
そんな中で我が家にも、そっと咲く花がある。


庭のセンリョウやマンリョウの蔭の低いところで咲いているのは、
ヤブコウジの花で十両とも呼ばれる。


マンリョウ(ヤブコウジ科)
万両の蕾は、なかなか開花しない。
多分ヤブコウジに似た花だろう。


画像をクリックすると千両にとまる虫の写真(コマダラカミキリ)
センリョウ(センリョウ科)

秋になると万両と同じように実が鑑賞される。
しかしヤブコウジとマンリョウはヤブコウジ科で同じ仲間なのに対し、
センリョウはセンリョウ科であって花を見ると違うことが納得できる。
センリョウは原始的な被子植物と考えられ、
花は花弁もなく単純な形をしている。


白っぽい雄シベは、緑の雌シベの横に寄生した形になっている。
雌シベの天辺には柱頭の跡が見える。
これは実になったときも小さく黒いくぼみとして残る。
実には雄シベがついていた痕跡も極く小さく残るらしい。
このあたりのことは、このページ が参考になる。


ヒトリシズカ(センリョウ科)
これは3月末に撮ったヒトリシズカの花。
花序についた一つずつの花は、
花弁がなく雌シベに3本の雄シベが付いているように見える。
なるほどセンリョウに近い特徴だ