数日前からヒグラシの声を聞き、暑い日が続いている。
それでも照葉樹林では日差しも少ない。
マヤラン(ラン科)
そんなところを歩いていて、シュンランに似た珍しい花を見かけた。
1897年に神戸の摩耶山で最初に見つかったことから、
マヤランと呼ばれるそうだ。
花弁はランの特徴を示しているが葉は見えない。
マヤランは菌類と共生する「菌根植物」でしかも光合成をしない腐生殖物だ。
葉緑素を持たず菌類から養分をもらうので、緑の葉が必要ない。
イチヤクソウ科のギンリョウソウも仲間だそうで、ときどきブログで見かける。
一本の茎にいくつか花がつき花期が長いとも、
夏と秋と二度咲きとも聞くがどうだろうか。
もう少し観察したい。