横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

濡れるほど、こうべを垂れる

2005-10-18 14:49:55 | 近所


濡れるほど、こうべを垂れる、セイタカアワダチソウ   字余り。

この雨は、明日もまだ降り続くのか。
元気のよかったセイタカアワダチソウも、たっぷり露をふくんで降参だ。



こう長雨だと、虫たちも休んでいられない。
これはオオセイボウ(大青蜂)と呼ばれる蜂なのだろうか。

セイタカアワダチソウはキク科の中でも、ツワブキやヒメジョオンなどと同様に
舌状花と筒状花の両方をもつタイプだ。
それを写真にして確認しようと試みたが、小さすぎてどうにもならない。
なにしろ一つの株で数千個の花があるのだ。

蜂は、こんなに小さな花の花粉から、うまく蜜を集めるものだ。



蛸の足

2005-10-17 15:26:20 | 近所


朝の林の、こんな光がなつかしい。
このところ、土曜から月曜日にかけて雨が降ることが多い。


このまえ森でガマズミの実を見た後、水辺に行くと見慣れない茎と実が赤くなっていた。


タコノアシ(ユキノシタ科  ベンケイソウ科ともタコノアシ科とも分類される)

タコノアシは初夏から夏にかけて淡黄色の花をつける。
その姿が蛸の足に似て、花や実が吸盤にも見えることから、
タコノアシと呼ばれるようになったらしい。



赤くなると、ゆで蛸か。
右の写真の実は、まだ緑色が残って茹で上がりに時間がかかるが、立派な足だ。

タコノアシは絶滅危惧Ⅱ類に指定されていて、300年後には絶滅するそうだ。
絶滅危惧の分類。
ⅠA類:絶滅の危険性が極めて高い。 ヤマタバコ、カイコバイモ など
ⅠB類:近い将来、絶滅する危険性がある。 コハクラン、オオニガナ など
Ⅱ類 :絶滅の危険性が増大している。 ナツエビネ、フジバカマ など

絶滅への圧迫要因は、ほとんど人間によりもたらされている。


コリウス、佳きかな。

2005-10-16 16:16:20 | あれこれ


一昨日、会社にいたころの先輩のお宅を訪問した。
横浜市金沢区のこのお宅は、毎年11月には家の周りをいっぱいの菊で飾り、
一年一年違うテーマの作品にしてこられた。
TVや新聞でも何度も取り上げられて、みんなその季節を楽しみにしていた。
それ以外の季節のガーデニングにも力を注いでおられて、NHK趣味の園芸Q&A春にも掲載されている。

昨年までの菊御殿の写真や、四季のガーデニングの様子は
こちらのHP 菊御殿ガーデニング を参照。
赤富士、打ち上げ花火、孔雀、丹頂の舞、火の鳥など、
どの年の作品も素晴らしいもので一見の価値がある。




菊の作品は昨年が10年目で、「不死鳥・火の鳥」を集大成として、
ひと区切りをつけることとされた。
そして今年は、あらたにコリウスに取り組まれた。

コリウスはシソ科。多彩な葉に特色があり、それを生かすために花は咲かせないようにするらしい。
この庭には16種類ぐらいのコリウスがあるとのことだ。

この写真のように上から地面近くまで何気なく広がっているが、
その裏側にはさまざまな工夫と細かい作業が隠されている。
永年の菊御殿制作のノウハウの蓄積と、夏の間も続けられた丹精によるもののようだ。




単色もまた華やかなものだ。



庭の中も今はコリウスが中心になっている。
下のほうに広がりを持たせて上をしぼってツリー状にするのも面白い仕立てだ。
この内側にもいろんな工夫がある。



二子山か、ラクダのこぶか。彩り豊かに盛り上がっている。


壁には見事なハンギング。



どこをとっても素晴らしく見頃のコリウスだが、寒さに弱いため11月半ばぐらいまでで終わり、
冬には室内で越冬させるとのことだ。

最初の写真の中央にある高さ3mぐらいの二本の木は、キダチダリアだそうで晩秋の花も楽しみだ。

追記:きょう菊御殿のHPが更新されて、これより上手な写真が掲載された。

ガマズミ

2005-10-15 14:30:13 | 近所


カワセミも、こんなに見つめられたら、ゆっくり食事をしていられないのか、一向に姿を見せない。。


森のほうへ入ると、木の実を食べる鳥に絶好の季節となっている。


ガマズミ(スイカズラ科)

中でも、ガマズミはもう真っ赤だ。
実の様子からすると春には、いっぱいの花だったのだろうが見損ねた。
この実、今は酸っぱいけれど、寒さが厳しくなる頃には甘くなるらしい。
実の中には、2~3mmの白っぽい種が1個入っている。


どういうわけか、ここで終わらず、つい変なものを見つけてしまう。

 
種子                      緑の実

それは、上の木から少し離れた、比較的日当りの少ない木にあった。
ガマズミの真っ赤な実に混じって、細かい毛に覆われた緑色の大きい実が、いくつも生っている。
中は果肉ばかりで、種子がない。

これは、どうやら虫こぶ(虫えい)らしい。
ガマズミミケフシタマバエの幼虫が入って、実を刺激し変形させる。
桜の葉
ノブドウ
カラスウリ に続いて4種類目の虫こぶ発見だ。



小石川の花

2005-10-14 18:38:19 | あれこれ
東京大学大学院理学研究科附属植物園は通称を小石川植物園と言い、東京都心の別世界だ。
私のような初心者が植物を勉強するのにいい場所だ。


これは、小石川植物園の中に移築された旧東京医学校の建物で、
今は東京大学総合研究博物館の小石川分館になっている。
今回は時間の都合で、この中とか温室などは見学できなかった。

園内には、植物分類標本園と薬草園保存園があり、季節の花をゆっくり観察できる。
ほとんど全て初めて見た花を、今日も羅列する。

 
アキギリ(シソ科)                  ハマカンゾウ(ユリ科)
 
秋桐、花の咲き方が全体的に桐に似ているということだろうか。
ノカンゾウに似たハマカンゾウは海岸付近で自生しているようだ。
                          
 
イヌサフラン(ユリ科)                イヌショウマ(キンポウゲ科)

名前の頭にイヌがつく草花2種。やっぱり役に立たないと思われたらしい。
サフランやクロッカスはアヤメ科でオシベが3本。
イヌサフランのオシベは6本、そして今は葉がなく春に出てくる。
イヌショウマの丸い蕾から咲いた花弁はすぐ落ちて、オシベが白い柱のようなのが印象的だ。

 
シモバシラ(シソ科)                 オケラ(キク科)

同じ白でもこちらは、花弁もついて柱のようになっている。
寒くなると枯れたシモバシラの茎が地中の水分を吸い上げて見事な霜柱になるという。
昔住んでいた京都では、大晦日の深夜に祇園八坂神社が「おけら詣」で賑わう。
オケラを混ぜた篝火から縄に火をつけてもらって、グルグル回しながら家に持って帰り、
この火をタネ火として雑煮を炊いたりした。

 
クサボタン(キンポウゲ科)              カリガネソウ(クマツズラ科)

クサボタンはセンニンソウの仲間で実が仙人のヒゲのようになるが、花は可愛い釣鐘だ。
カリガネとは雁のことで優雅な名前だが、見た目は別名の帆掛草のほうが合っているように思える。

 
ホソバヒイラギナンテン(メギ科)      キミガヨラン(リュウゼツラン科)と酔芙蓉(アオイ科)

確かに葉はヒイラギのようにトゲがあり硬そうだ。実の付き方はナンテンに似ているらしいが、その色は緑から青になるらしい。
ヒイラギナンテンの花は春だが、このホソバヒイラギナンテンの花は秋に咲く。
わが家の近くの「まるたのしろ」の庭のキミガヨランは6月ごろ咲いていた。花の期間が長いようだ。



オオベンケイソウ(ベンケイソウ科)
                            
オオベンケイソウは商売上手なのか、蝶のお客さんをいっぱい集めていた。




こちら 小石川植物園 のHPに園内の今の様子などが出ている。

小石川の木と実

2005-10-13 16:43:53 | あれこれ


東京ドームの隣にある小石川後楽園は水戸家ゆかりで、二代藩主光圀のときに完成した庭園だ。
稲刈りの終わった田圃にも黄門様ご一行がいらっしゃる。



紅葉には少し早いが、静かな時間が流れていた。


後楽園から2kmぐらいのところに、東京大学付属の小石川植物園がある。
植物の勉強のため、初めて訪れた。

今日は樹木と実の一部の写真を羅列する。
植物園だけに、植えてあるものには名札が付いているので助かった。

 
シマサルスベリ(ミソハギ科)            ユリノキ(モクレン科)

都心にこんなに広い林が広がっているとは知らなかった。
そして大木に育っている木が多いことにも驚いた。
大正天皇が皇太子のころ、この木を見てユリノキと命名されたそうで、高さはこの何倍もある。


 
モッコク(ツバキ科)                タラヨウ(モチノキ科)

いろんな木が実りの季節を迎えている。
タラヨウももうすぐ赤くなるはずだ。
モッコクもタラヨウも雌雄異株なので、揃っていないと実がつかない。

 
ロウヤガキ(カキノキ科)              シセントキワガキ(カキノキ科)

どちらも中国原産で日本の柿より小粒、食べられるかどうか知らないが、観賞用が多いのだろう。
やはり、どちらも雌雄異株だそうだ。

 
ヒメグルミ(クルミ科)               シナマンサク(マンサク科)

オニグルミとちがって、ヒメグルミの実の表面は凹凸がない。
ヒメグルミは雄花と雌花が咲き姿が面白いらしい。
シナマンサクもマンサク同様に、黄色い紙テープのような花を咲かせるという。
ヒメグルミの花もシナマンサクの花もまだ見たことがない。

 
シロガネヨシ(イネ科)別名:パンパスグラス     フクロミモクゲンジ(ムクロジ科)

植物園の門の近く、背高のパンパスグラスのさらに上で色づいているのは、フクロミモクゲンジの実だ。
近所でみたモクゲンジより木も実も大きいようだ。
もう少しして茶色くなると、袋が三つにはじけて固い黒い種が出てくる。






空澄めば

2005-10-12 18:38:54 | 歳時記


       空澄めば 
          
鳥待つ木の実
             
みな紅し     (弦四朗)


秋の長雨の後すっかり晴れ渡った空に、ピラカンサもヒヨドリジョウゴも紅さを増した。
ほかの実たちも、どんどん熟して鳥が食べるのを誘うことだろう。




シカク ?

2005-10-11 15:24:01 | 近所

シカクヒマワリ(キク科) 小石川植物園にて

ヒマワリと言っても、葉は大きいが花は小さくキクイモの仲間かと思うほどだ。
シカクヒマワリの名前は、茎の断面が四角いことから名付けられた。
この夏すっかりおなじみになったハナトラノオが、別名カクトラノオと言うのは
茎が四角いからと知って、珍しいものだと思った。
しかしハナトラノオもそうだがシソ科の花の茎は四角いし、
ほかの科の花にも有り珍しくはないらしい。



シカクマメ(マメ科)  上瀬谷の畑にて

この花はシカクマメと呼ばれるが、茎が四角いわけではない。
15cmぐらいの実(莢)の断面が四角いのだ。

 

四角い茎があれば、実が四角いのがあってもおかしくはない。
四角い断面に翼がついて、なかなか面白い形だ。

シカクマメは沖縄で多く栽培されて、ウリズンとも呼ばれる。
もともとウリズンとは新緑の季節のことを言い、この実の色が若葉の緑のようだからそう呼ばれるらしい。
この豆は、莢ごと食べて美味しいとか。





横浜郊外、農地風景

2005-10-10 16:52:59 | 近所


我が家の少し北の上瀬谷には農地が広がっている。
野菜畑のずうっと奥は海軍道路の桜並木、その向こうに
凧揚げなどをやっている通信隊広場が隠れている。
真ん中あたりに黄緑の帯が見えるのは、よく育ったウドだ。



この前すぐ近所でウドを見つけて記事にしたが、
なんと気がつけば上瀬谷ではウド栽培がたけなわだった。
ウド栽培の詳しいことは知らないが、どうやらここで成長させたウドを
11月に根から掘り起こし、地下の室で軟化処理して出荷するらしい。

 

戦後、米軍通信隊の関係で耕作も制限され、ウド栽培が盛んになった。
この通路の両側、畑の下に広い室が作られている。
時期になるまで扉が閉じられ、通る人影も無い。
一度見学したいものだ。



このあたりは稲や麦は栽培されないが、季節ごとの野菜類は多彩だ。
今も、ウドだけでなくキャベツ、サツマイモ、ナス、ネギその他さまざまな野菜が栽培されている。

 

中にはウコンを植えてみるというような工夫をされている農家もある。
薄緑色から頂部で白くなる花弁のように見えるのは苞葉で、本当の花は黄色い部分だ。

 

ここらでは珍しいハヤトウリの棚があったりもする。
漬物にするとシャキシャキして美味しいらしい。



そのほか植木栽培をしている所も多いが、一部には雑草の生えるに任せているような場所もある。
そんな所では、コスモスをバックにしたセイタカアワダチソウの黄色が生き生きしている。




表示不調の対症療法

2005-10-10 11:45:40 | Weblog
今また表示がおかしくなった。
私のトップページ(http://blog.goo.ne.jp/since2600/)へ行こうとすると下記のページが表示されてしまう。
この場合、トップページでなく各月のページを指定すると大丈夫のようだ。
すなわち、http://blog.goo.ne.jp/since2600の後に、10月なら m/200510 を付加して http://blog.goo.ne.jp/since2600/m/200510 とすれば良い。
多分、11月なら m/200511 を付加すれば良いのだと思う。


[変なページ]
1">スポニチ Sponichi Annex ニュース 野球(7) ブログを見る ト風味 (2005年4月15日) ],[blog_url=http://fanaticrisis.blog23.fc2.com/,title= ☆偽すき焼き (2005年4月2日) ],[blog_url=http://fanaticrisis.blog23.fc2.com/,title= ☆簡単リンゴお菓子 (2005年4月1日) ] [2005-09-12 10:09:37] in saveEntry :[http://fanaticrisis.blog23.fc2.com/][http://fanaticrisis.blog23.fc2.com/?xml] get valid 1 entries. [2005-09-12 10:09:37] in saveEntry : - QUERY - [http://fanaticrisis.blog23.fc2.com/] INSERT INTO portal_fresh_entry (fentry_url, fentry_blog_url, fentry_blog_name, fentry_title, fentry_description, fentry_subject, fentry_creator, fentry_date, fentry_created_time, fentry_hidden, fentry_provider) VALUES ('http://fanaticrisis.blog23.fc2.com/blog-entry-27.html', 'http://fanaticrisis.blog23.fc2.com/', 'ファナの省略レシピ', ' ◆私の常備品◆ その4 ', ' コーレーグースとモンゴル岩塩辛いものが苦手な私は、カレーなどの辛い料理の味見ができません。そんな時にコーレーグースがとても役に立ちます。大体どんな料理にも合うっていうのがとても魅力。辛党がいる食卓には必ずこれを出しておけば大丈夫。探すのが大変なので切らさないように少なくなってきたら「沖縄物産展」などをチェックしてます^^。モンゴル岩塩も物産展などで入手。 ', 'レシピ関連雑記', 'ファナ', '2005-09-11T21:50:02+09:00', '2005-09-12 10:09:37', '0', '0') [2005-09-12 10:09:37] in saveEntry :[http://fanaticrisis.blog23.fc2.com/][http://fanaticrisis.blog23.fc2.com/?xml] done saveEntry. [2005-09-12 10:09:51] [url]:blogname > [http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo/]:ひみつきち [2005-09-12 10:09:51] waiting 2 Sec : blog_url > http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo/ [2005-09-12 10:09:53] [url]:blogname > [http://banking-1.com/blog/]:banking-1.com [2005-09-12 10:09:53] in saveEntry : blog_url > http://banking-1.com/blog/ [2005-09-12 10:09:53] in saveEntry : blog_url > http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo/ [2005-09-12 10:09:53] in saveEntry :[http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo/]rss_url > http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo/index.rdf [2005-09-12 10:09:53] [url]:blogname > [http://mytennisworld.blogspot.com/]:tennis [2005-09-12 10:09:53] in saveEntry : blog_url > http://mytennisworld.blogspot.com/ [2005-09-12 10:09:53] in saveEntry :[http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo/][http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo/index.rdf] get 10 entries. [2005-09-12 10:09:53] in saveEntry : - EntryData - [blog_url=http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo,title=初・ジンギ],[blog_url=http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo,title=確かに受け取りました~~],[blog_url=http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo,title=只今、リバウンド中・・],[blog_url=http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo,title=お気に入り],[blog_url=http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo,title=選挙始まる。ウム・・・],[blog_url=http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo,title=逮捕],[blog_url=http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo,title=どうして犠牲になるのは子供なの?],[blog_url=http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo,title=子供の宿題],[blog_url=http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo,title=友達に言われたこと・・],[blog_url=http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo,title=会いたい人] [2005-09-12 10:09:53] in saveEntry :[http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo/][http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo/index.rdf] get valid 1 entries. [2005-09-12 10:09:53] in saveEntry : - QUERY - [http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo] INSERT INTO portal_fresh_entry (fentry_url, fentry_blog_url, fentry_blog_name, fentry_title, fentry_description, fentry_subject, fentry_creator, fentry_date, fentry_created_time, fentry_hidden, fentry_provider) VALUES ('http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo/e/b982124a9f2409a5e816318e60d8857b', 'http://blog.goo.ne.jp/mocomocoboo', 'ひみつきち', '初・ジンギ', 'とうとう、この日がやってきました。「今日の夕飯何?」娘に聞かれて「ジンギスカンよ~」って言うと娘:「ジンギスカンって何?」私:「いや、お母さんもあまりわからへんねん」娘:「肉?魚?」私:「それくらいは知ってる', 'ひとりごと', 'mocomocoboo', '2005-09-10T15:05:05+09:00', '2005-09-12 10:09:53', '0', '1') [2005-09-12 10:09:53] in saveEntry :[

私らも、アオイ科の花

2005-10-09 16:32:32 | 近所


「こうして待っていると、冬までにワタに包まれて、    
           ゆっくり冬眠できるかなあ」 
  
アマガエルの入ったこの花は、ワタの花。

 
ワタ(アオイ科、一年草)

いずれ実になりはじけると、ふわふわのワタが出てくる。
ワタの花も一日花で翌朝しぼんだときには赤くなっている。同じアオイ科の酔芙蓉と似ている。
実験した人がいて、室内に置いておくと翌朝までに赤くならず白いまましぼんだ。
そして戸外へ置くと、また赤くしぼんだそうだ。
結論として赤くなるためには紫外線が欠かせないのではないかと推測されていたが、酔芙蓉にもあてはまることかもしれない。


この場所は、大和市の小学校が栽培の勉強をする畑で、ワタの花も小学生たちが植えたものだ。
いろんな植物の中、こんな花も栽培されていた。


ケナフ(アオイ科、一年草)



ケナフは成長が早い、茎が繊維やパルプの代替材料になる、炭酸ガスを多く吸収するなどの特性で注目されている。
自然観察だけでなく環境教育の一環としても小学校で取り上げられているようだ。
しかし、その成長力を警戒する人たちもいる。
ケナフはアフリカ原産でキューバケナフやタイケナフという外来植物だが、これが帰化してヨシやオギが絶滅するのではないかというような心配である。
きちんと管理して栽培すればいいのだろうが、植物の種子の管理は完璧にできるものか心配でもある。

ケナフの存在も知らず、こんな論争も知らなかったが、これから注目してみたい。


秋のちいさな三題

2005-10-08 16:18:35 | あれこれ
きょうは脈絡のない三題話。
しいて言うなら、普段着でも十分な楽しみ。



コスモスが風に揺られている様は、秋を感じさせる。
花の上の方だけをちょっと切り取って、テーブルなどに邪魔にならないように、そっと飾るのも別の楽しみ。

小さいコップにカバーをかけてやると、いっそう落ち着くようだ。
パッチワークと言っていいんだろうか、リバーシブルになっている。

 

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最近、このアブチロンを見つけた。
橙色の花弁に少し脈も見える。
この夏の間ずっと浮釣木(チロリアンランプ)が咲いていて今もまだ衰えない。
アブチロンが浮釣木だけでなく、アオイ科らしい幅広の花もあると教えられたのはもう何ヶ月も前だが、下の黄色い方を見つけたのが先月末で、橙色の方は数日前のことだ。
もっと別の色もあるらしいが、今年はこれで十分に楽しめた。

 

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きょうの昼過ぎ、中屋敷地区センターの「秋のフロアーコンサート」に行った。
日大の学生を中心にして、バンドネオン、ギター、ウッドベース、タブラ(インドの打楽器)のカルテットが、タンゴ、フォルクローレ、ジャズなど9曲を演奏し100人ぐらいの聴衆を楽しませてくれた。
聴衆の年代に合わせたと思われるムーンリバーや枯葉はやはり懐かしい音楽だった。


金と銀、ピンクと白

2005-10-07 17:39:37 | 近所


公園の金木犀が、花の時期を前にしてすっかり刈り込まれてしまった。
今年は駄目かと諦めていたが、ここ2,3日近所のあちこちで、いい香りが漂い始めた。
この金木犀は地面すれすれのところから樹いっぱいに花をつけている。

 

心配した公園の金木犀もさっぱりした姿で咲いた。

ブログで教えてもらった銀木犀もご近所にあることを知った。
大きすぎて全体像を撮りきれないぐらいだ。

 

金木犀、銀木犀は短い花期に強い香りで、人をひきつける。
ブッドレア(フジフサウツギ)は夏から長い間、蝶を誘い続けている。
ここのお宅はピンクと白を揃えて、道行く人の目も楽しませてくれている。

蝶の名前はよく知らない。アカタテハでいいのかな。


おまけ:仲間のトウフジウツギ、ちょっとピンボケ。




ホトトギスの花

2005-10-06 17:46:26 | 近所
萩のお寺(徳善寺)にホトトギスが咲いた。


ホトトギス(ユリ科) 杜鵑(杜鵑草)

この近所はウグイスが7月末ぐらいまで鳴いてくれる。
そんな中、ときどきホトトギスのテッペンカケタカ(特許許可局とも)の声も聴かれる。
ホトトギスはウグイスなどの巣に托卵するのだ。鳥のホトトギスは不如帰とも書く。

声を聴いても、その姿を見たことはない。
花の模様が、この鳥の胸毛の模様に似ているから、ホトトギスと命名されたという。
検索しても、よく分かる写真が少ないが、ようやくここ(鳥のホトトギスの写真)を見つけた。

 

花弁からシベまで模様が入り、構造も独特。花弁かガクかもよく知らない。
こんな面白い形の花が縦にいくつも並ぶ様は目を引く。
(右はフラッシュのため色合いが少し違ってしまった)

 
常泉寺のホトトギス  2005.8.31

 
調布野草園のホトトギス  2005.8.28

この2ヶ所で見たやや小型のホトトギスは、徳善寺のホトトギスとは花弁の模様もシベの様子も違う。
また花は茎に縦に並ぶのでなく、茎が枝分かれした頂部にひとつづつ咲く。

ご近所の庭でも見かけるこのホトトギスは、タイワンホトトギスという品種らしい。


 

最後は、シロバナホトトギス。
これはソバの花を愛でる会でお世話になったお宅の茶室のそばに咲いていた。
お茶に招かれた人の心を清らかにしてくれそうだ。